フランス次期大統領候補ルペン氏はトランプ大統領よりも危険な人物?
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2月17日の為替相場は、フランス大統領選をめぐる懸念が意識され、ユーロが売られる展開となりました。
フランス大統領選の左派系候補2人が共闘の可能性を模索しているとの報道が新たな波乱要因として意識される形となりました。
焦点の2候補は、与党・社会党など左派陣営のブノワ・アモン氏と共産主義の支持を集める急進左派のジャン・ルク・メランション氏で両氏の政策は異なる為、共闘の可能性は小さいのではないかと言われています。
フランス政治研究センター(CEVIPOF)の世論調査によるとこの2人の候補は、4月23日の第1回投票でアモン氏の得票率は14─14.5%、メランション氏は11.5─12%となる見通しで、2人合わせるとルペン氏とこの2候補のいずれかの決選投票となる可能性が高く、そうなった場合、一部では『トランプ氏よりも危険』と言われるルペン氏が勝つ可能性が高まる事から、ユーロの波乱要因となっています。
今年は欧州は選挙イヤーなので、この話題はいずれまとめて記事にしてみたいと思っていますが、欧州のリーダーが様変わりする事で、欧州の政策転換が起これば、ギリシャ問題の再燃や新たにEUを離脱する国が出るかも知れず、場合によっては大きな波乱要因となる事も考えられます。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:113.230
高値:113.494
安値:112.611
終値:112.900
-33.0pips(高値から安値:88.3pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
111.699
チャート画像青い点線
中期下落トレンドの安値。
111.746~112.487
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
113.105~113.454
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
114.851
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの高値。
2月17日のドル円相場は、欧州時間以降下落する流れとなりました。
中期トレンド(オレンジ色の波)はトレンドレスの状況にあり、『111.699』~『114.851』の方波の中での値動きとなっています。
『111.746~112.487の支持帯』と『113.105~113.454』の抵抗帯に挟まれたレベルに入ってきていますが、これをどちらに抜けて行くかを見て行くという事で良いかと思います。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:120.853
高値:121.086
安値:119.691
終値:119.765
-108.8pips(高値から安値:139.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
119.381
チャート画像青い点線
中期下落トレンドの直近安値。
120.161~120.654
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、2月9日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
120.751~121.217
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
121.227~122.429
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
2月17日のユーロ円相場は、欧州時間から大きく下落する流れとなりました。
中期トレンド(オレンジ色の波)は下落トレンドの形状にあり、俯瞰すれば『121.227~122.429の抵抗帯』の下辺に当たって落ちてきた格好になっています。
次の焦点は『119.381』を破って、中期下落トレンドが継続してくかどうか?という事になってこようかと思われます。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.06725
高値:1.06759
安値:1.06047
終値:1.06093
-63.2pips(高値から安値:71.2pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.05334
チャート画像青い点線
中期下落トレンドの直近安値。
1.06425~1.06545
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.06718~1.07012
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.07120~1.07498
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.08166
チャート画像ピンク色の点線
中期下落トレンドの直近高値。
2月17日のユーロドル相場は、下落の流れでの推移となりました。
中期トレンド(オレンジ色の波)は、トレンドレスの状態にありますが、高値切り下げの状態になっていて、『1.05334』を下抜く事で中期トレンドが下落トレンドの形状となる事から、注目されてくるプライスになって来ると思われます。
俯瞰すれば、『1.06718~1.07012』の抵抗帯の下辺から戻り売りが入った形になっています。当面は2月15日~2月16日の上げに対する押し目買い勢力と『1.06718~1.07012』の抵抗帯の下辺から戻り売り勢力のどちらが強いかを見極めていくという事になろうかと思われます。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
06:45 【ニュージーランド】 10-12月期四半期卸売物価指数(PPI)(前期比)
08:50 【日本】 1月貿易統計(通関ベース)
22:30 【カナダ】 12月卸売売上高(前月比)
24:00 【ユーロ】 2月消費者信頼感(速報値)
本日は注目度の高い経済指標の発表はありません。また、アメリカ勢が休場となります。