米税制改革法案、上院審議難航予想でリスクオフ。年内成立は怪しいか?
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先週末金曜日は米国株が下げ幅を拡大し、米長期金利が低下幅を広げる中、ドル/円やクロス円に円高圧力がかかる展開となりました。
税制改革法案は下院を通過したものの、上院の審議が難航するとの見方が強く、年内の成立への不透明感が米国株や長期金利の重しとなったと考えられます。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:112.995
高値:113.134
安値:111.937
終値:112.131
-86.4pips(高値から安値:119.7pips)
ドル/円のレジスタンスライン
114.119
ピンクの極太のライン
114.029
ピンクの点線のライン
113.858
ピンクの点線のライン
113.468
ピンクの点線のライン
113.300
赤の点線のライン
113.235
ピンクの点線のライン
113.156
赤の極太のライン
113.105
ピンクの点線のライン
112.754
赤の点線のライン
112.643
赤の点線のライン
112.613
ピンクの点線のライン
112.415
赤の点線のライン
112.398
赤の点線のライン
112.181
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
111.978
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円は右側の山が少し高い感じのダブルトップを形成、ネックラインであった『113.156』のラインを下方にブレイク、『112.833』のラインと『113.156』のラインに挟まれたエリアに入り込んでいる状態にありましたが、『112.833』のラインを下方にブレイクしています。
売りたい人にとって『112.833』のラインは邪魔なラインでしたが、白い楕円のダブルトップのネックラインを下方にブレイクして、次は赤い楕円の押し安値がターゲットという事になってこようかと思います。
【1時間足】
日足レベルのレジスタンスライン『113.156』(赤い極太の水平線)、日足レベルのサポートライン『112.833』(緑の極太の水平線)に挟まれたアエリアをどちらへ抜けるのかを観察するという状況にありました。
『112.833』・『113.156』は共に日足レベルのサポレジである故に1時間足レベルで見ると抜けたと思ってもヒゲになってしまう事もあり、そういう類の難しさはあったと言えようかと思います。
この2つのラインの近辺での1時間足の波形の変化を見て行く事が基本になります。
弊ブログでは何度か、『日足のトレンド≒1時間足の中期トレンド』と言った趣旨の事を言ってきたわけですが、極論すれば『中期』・『短期』と言った呼び方はどうでも良かったりもします。大事な事は、日足のトレンドと1時間足の波形の形状を高値・安値がピッタリ同じでなくとも似たような形状として捉え、その中身を見て行かないと大局を見失うという事であり、その基本を押さえた上で1時間足で見ると細かい波を描けるという事にあります。
その観点で、ここ最近の1時間足の値動きを追ってみると緑のラインの波と青のラインの波が引けると思います。
緑の波はやや大雑把に値動きを捉えた波、青の波は細かく値動きを捉えた波になります。
青の波は、白い楕円の部分において三尊天井を形成、ネックラインを下抜けています。それと同時に緑の波の直近安値(赤い楕円の安値)を下抜けており、青・緑2つの波形において波形が下向きになっています。
1時間足レベルで確認できる2つの波が共に下向きになった事で確認できたという事で、プルバックが入った緑の楕円辺りでのショートが考えられましたが、三尊のネックラインの方まで待つという事だと戻って来ずにエントリーチャンスを逃すという事になった可能性もあろうかと思います。こういった状態に至った時に初めて短期足の出番というものが訪れますので、どっちでプルバックを待てばいいのか分からないと言う時には短期足を使ってタイミングを計ってみても良いかと思います。
重複になりますが、波というのは何種類か描ける事の方が多く、何種類か描けてしまうからこそ難しいという事も言えるわけですが、そういった状況に陥った時にどちらの波が正しいか?という事を考えることにあまり意味はなく、何種類かの波が描けるのであればその分だけ波を描いてみて、どの波としてみていたとしても買い目線・売り目線になるポイントは何処かという事を考える事が非常に重要です。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:132.967
高値:133.146
安値:132.039
終値:132.182
-78.5pips(高値から安値:110.7pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
133.857
ピンクの点線のライン
133.821
ピンクの極太のライン
133.569
ピンクの点線のライン
133.440
赤の点線のライン
133.398
ピンクの点線のライン
133.133
ピンクの点線のライン
132.841
ピンクの点線のライン
132.680
赤の点線のライン
132.564
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
131.980
青の極太のライン
131.951
青の点線のライン
131.818
青の極太のライン
131.745
青の点線のライン
131.624
青の点線のライン
131.442
青の点線のライン
131.292
青の極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円はダブルボトムを形成、ネックライン(『132.964』)を上方にブレイクしましたが、本日ここまでの値動きも入れれば行ってこい以上に下落してきています。
結果的にはネックラインであった『132.964』はサポートラインとしての力を発揮せず、鎧袖一触と言った感じで同ラインを破っています。
【1時間足】
結果論から言うと『133.821』のラインから天井圏を作らずに下落トレンドを形成してストンと落ちてきたという格好になっています。
『132.964』(緑の極太のライン)近辺で波が折り返すような事があれば押し目買いを狙って行くという方針で構えていましたが、どういうように波を描いても波が折り返す局面というものがありませんでしたので、必然的に買いを仕掛けるタイミングもなく、損する事も無かったという事になるわけですが、『132.964』のラインでバチンと逆張りをしてしまうとやられてしまったという事になろうかと思います。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.17690
高値:1.18210
安値:1.17645
終値:1.17882
+19.2pips(高値から安値:56.5pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.18655
ピンクの点線のライン
1.18617
赤の極太のライン
1.18568
ピンクの極太のライン
1.18517
ピンクの極太のライン
1.18457
ピンクの点線のライン
1.18115
ピンクの極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.17991
緑の点線のライン
1.17600
青の点線のライン
1.16560
緑の極太のライン
1.16387
青の点線のライン
1.16322
青の点線のライン
1.16036
青の点線のライン
1.15934
青の点線のライン
1.15838
青の極太のライン
1.15617
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
ユーロドルは本日ここまでの値動きを見れば、『1.18115』から上のレジスタンスライン群で頭を抑えられて反落してきた格好になっています。
白い楕円で囲ったラス戻り高値兼ダブルトップの頭のラインを上抜かないと日足レベルでは目線が切り替わらないので、引き続き注目していく必要性があります。
【1時間足】
11月15日の高値を頂点として波形を書いていく場合、緑の波形と青の波形を描くことが出来るかと思います。
現在進行形波形なので、先週末金曜日の時点という事でお話を進めて行きたいと思いますが、青の波形は白い楕円の部分でダブルボトムを形成して反発、更に赤の楕円で囲ったラス戻り高値を上抜いています。
これを見て、緑の楕円の辺りで買ってしまうと上がらずにやられてしまうという事になるわけですが、結果論から言えば、緑のラインで描いた波に対する戻り売り勢力の力が上回ったという事になります。緑のラインで描いた波が見えていれば、緑の波は崩れておらず、青の波は崩れたという2つの相反する現象が起こっているという事でエントリーを見送るという判断が出来るわけですが、青の波しか見えていないと買ってしまって損切りになってしまうという事になります。
波の描き方は沢山あり、その中の正解がどれかを考えるよりも描けるだけ描いて、全ての波で売り目線・全ての波で買い目線になったタイミングを狙う方が勝ち易く、労力も少ないと言えますので、自分の波の描き方に固執せずに自分とは違う波を描き得るか?その場合、そういう波を見ている人は自分と同じ判断をするか?という視点を持つようにしましょう。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50 【日本】 10月貿易統計(通関ベース)
23:00 【ユーロ】 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
24:00 【米国】 10月景気先行指標総合指数(前月比)