FXで何やっても勝てなくて、やったコト

ダウ大幅反発、当面は米長期金利と米株の推移に注目

更新日時:

2月6日の為替相場は、各国の株式市場を意識しながらの値動きとなりました。

前日の米ダウ平均が1600ドル近く下落し、日中の下げ幅としては過去最大の下げ幅を記録したことを受け、日経平均は下げ幅を拡大、一時1600円を超える下げ幅を記録しました。これを受けて円買いの動きが強まりましたが、米ダウ平均がプラス圏へ切り返し、最終的には安値から1000ドル超の反発を見せました。これを受けて、円買いの流れは収まり円売りの流れとなって引けています。

当面は米長期金利と米株の推移に注目しつつ、パウエルFRB議長がどういう金融政策をとってくるのか?に注目していくという事になりそうです。

ドル/円

ドル円日足チャート2018年02月07日
ドル円1時間足チャート2018年02月07日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ドル/円の値動き

始値:109.035

高値:109.646

安値:108.447

終値:109.543

+50.8pips(高値から安値:119.9pips)

ドル/円のレジスタンスライン

110.521

赤の点線のライン

110.431

赤の極太のライン

110.410

ピンクの点線のライン

110.262

ピンクの点線のライン

110.176

ピンクの点線のライン

110.171

ピンクの極太のライン

109.749

赤の点線のライン

109.696

ピンクの点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ドル/円のサポートライン

109.119

青の点線のライン

108.985

青の点線のライン

108.627

青の極太のライン

108.606

青の点線のライン

108.533

青の点線のライン

108.327

青の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ドル/円の解説

【日足】

ドル円の日足の形状は、下ヒゲと実体の長さが同程度~気持ち下ヒゲのほうが長い感じの陽線となりました。

日足の波形は下落トレンドの形状にあり、昨日は長めの下ヒゲが出たとは言え、下落トレンドを崩すという所にまでは至っておりません。

日足の波形がダブルボトムになる可能性が出てきていますが、その場合のネックラインは『110.171』という事になりますので、レジスタンスラインとして注目しておくようにしましょう。

直近のドル円の値動きは、白の網掛けの中での値動きとなっています。この網掛けの部分は緑の楕円で囲った片波=ラス戻り高値『111.283』~直近安値『108.627』であり、下落トレンドを崩すためには『111.283』のレジスタンスラインを上抜く必要があります。

従って、日足の波がダブルボトムを形成するような事があった場合、ダブルボトムを根拠として買ってくる勢力と下落トレンドを維持するために『111.283』から売ってくる勢力との戦いが勃発する可能性があり、ネックラインブレイク=即買いとしてしまうとやられてしまう可能性もあります。

そうなった時の状況次第という部分もあるのですが、自分が買う場合は売りたい人の心理を考えてからポジションを取るようにしていきましょう。

【1時間足】

昨日のドル円相場は、何度か押しをつけながら上昇していく展開となりました。

波の描き方としては、白いラインのような描き方が出来ますが、直近の下落の片波(赤い楕円で囲った波)からすると紫のラインで書いたように『1本の波で良くね?』と考えるトレーダーさんもいるのではないかと思います。毎日のように同じ事を言っていますが、どちらが正解かを考える必要はなく、『そういう見方もあるよね』という感じで他の見方もある事を知っておく事が大切なので、その事を頭に入れておきましょう。

日足がダブルボトムになる可能性が出てきている状況にあり、その場合のネックラインは『110.171』であるという事を日足のパートで書きました。

その前提で1時間足をもう少し細かく見ていくと、直近の値動きはピンクの楕円で囲った緑の片波(『108.327』~『110.410』)の中での値動きであり、日足のネックライン『110.171』を破ってもその上に1時間足・日足のレジスタンスラインが存在しており、『ネックラインブレイクで安心してはいけないぜ(`・ω・´)』という示唆を与えてくれています。

『110.171』から上には守りたいレジスタンスラインがいくつもあるという事で、『防衛軍』が沢山いる所を攻める事になりそうという予測を立てることは出来ます。逆に言えば、破れば損切がついて勢いが出る可能性もあるという事ですが、激戦地に飛び込むか?そうじゃない所で入るかを考えてポジションを取るようにしていきましょう。

ユーロ/円

ユーロ円日足チャート2018年02月07日
ユーロ円1時間足チャート2018年02月07日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ユーロ/円の値動き

始値:134.868

高値:135.782

安値:133.964

終値:135.561

+69.3pips(高値から安値:181.8pips)

ユーロ/円のレジスタンスライン

137.401

ピンクの点線のライン

137.176

ピンクの極太のライン

137.036

ピンクの点線のライン

136.917

ピンクの点線のライン

136.189

赤の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ユーロ/円のサポートライン

134.861

青の極太のライン

134.839

青の点線のライン

134.243

青の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ユーロ/円の解説

【日足】

ユーロ円の日足の形状は、見た感じ下ヒゲ5、実体4、上ヒゲ1くらいの感じの陽線(かなり適当)となりました。

『134.861』の近辺で寄り付き、『134.861』を割り込む場面もありましたが、終わってみれば『134.861』をサポートして引けています。

『134.861』はピンクの楕円で囲った上昇トレンドのラス押し安値ラインであり、『136.861』を破るという事はこの上昇トレンドが終わるという意味を持つラインで、いわば買い方の最終防衛ラインともいえるラインでしたので、『やらせんよ(`・ω・´)』という感じで買った層の人達の買いパワーによって『136.861』を防衛出来たという事かと思います。

【1時間足】

昨日のユーロ円は、東京時間で底を打ち、それ以降は上昇傾向の値動きとなりました。

ユーロ円の直近の値動きは、日足のサポートライン『134.861』(青の極太のライン)とレジスタンスライン『137.176』に挟まれたエリアでの値動きと見る事が出来、1時間足レベルに落としてもう少し細かく見ていくと、緑の上昇の片波(ピンクの楕円で囲った片波・白い網掛けの部分)の中(『134.353』~『137.401』)での値動きとなっていました。

赤楕円の部分で下辺(『134.353』)を実体ベースで微妙に下方にブレイクしたものの、『134.353』がサポレジ転換せずに白い網掛けの部分の内側へ戻されてきています。

抜け方が微妙かつ下ヒゲが長いと『抜けた』と判断していいものかどうか迷いが生じるものですが、こういった時こそ短期足を使ってプルバックの波を見て抜けたかどうかの判断を下していくと無駄にやられてしょんぼり(´・ω・`)的な事が減ると思います。

ユーロ/ドル

ユーロドル日足チャート2018年02月07日
ユーロドル1時間足チャート2018年02月07日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。

ユーロ/ドルの値動き

始値:1.23643

高値:1.24338

安値:1.23131

終値:1.23757

+11.4pips(高値から安値:120.7pips)

ユーロ/ドルのレジスタンスライン

1.25139

ピンクの点線のライン

1.25090

ピンクの点線のライン

1.25070

ピンクの極太のライン

1.24919

赤の点線のライン

1.24686

ピンクの点線のライン

1.24616

ピンクの点線のライン

1.24390

赤の点線のライン

1.24304

赤の点線のライン

1.24279

ピンクの点線のライン

1.24167

ピンクの点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ユーロ/ドルのサポートライン

1.23353

青の点線のライン

1.23237

緑の点線のライン

1.23085

青の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ユーロ/ドルの解説

【日足】

ユーロドルの日足の形状は、上下共に同じくらいの長さのヒゲがあり、実体は小さめの陽線となりました。

日足の波形はオレンジ色の波形・オレンジ色の波形の集合体であるピンクの波形共に上向きの状態にあります。

黄色の水平線は1月18日~2月1日にかけての上昇(『1.21830』~『1.25070』)に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。昨日の値動きの中で、ヒゲで61.8%戻しラインの少し上まで到達しています。

【1時間足】

今日はいつもよりも長めの期間が映っているチャート画像を持ってきました。尺の問題で主に緑の波形が切れちゃうのが理由です(;^ω^)

オレンジの波は日足の波を1時間足に書き込んだもの、青の波は1時間足の短期の波、緑の波は青の波の集合体です。

オレンジの波は安値・高値切り上げの状態が継続しており、天井圏の形状になったりはしていない事が分かります。

緑の波はダブルトップになりかけており、昨日の値動きの中で微妙にネックラインを下抜ける場面がありましたが、辛うじてネックラインの上側へ押し戻しており、明確にネックラインを下抜けたとは言えない状況にあります。

日足レベルのトレンドが転換するためには、赤の楕円で囲った安値『121.830』を下抜く必要性があり、『121.830』を下抜いた時に日足レベルでの目線の切り替えの必要が生じてきます。それが起こるまでは、多少下がる事があっても『上昇トレンド中の押し局面』と考え、押し目買いをしていく事が基本方針となります。

そういう前提の中で、緑色の波がダブルトップになりかけています。

これをどう考えればいいのかというと・・・

1. 日足レベルのトレンド転換の兆候と考える

2. 日足レベルのトレンドの押し局面の兆候と考える

ざっくりと分ければ、上記二つの見方のどちらかになるという事になるのではないかと思います。

この二つの見方は似ているような気もしますが、1はトレンド転換=下目線、2はトレンド継続=上目線という事なので、実は正反対の見方になります。

いつもと同じ言い回しで大変恐縮ですが、今の時点でどちらの見方が正解かは分かりません。ですが、そういう見方があるという事を知っておく事は非常に重要です。

二つの見方のどちらかに立つのではなく、どちらかが間違っている事が判明した時に間違った側に立っている人が損切りしてくるタイミングで参戦する事が勝ちへの近道ですので、どちらが正しいのか?ではなく両者がどうなったら負けを認めるか?に思考のリソースを割くようにしましょう。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

--:--【英国】英中銀金融政策委員会(MPC)1日目

06:45【ニュージーランド】10-12月期四半期失業率

08:50【日本】1月外貨準備高

09:00【日本】12月毎月勤労統計調査-現金給与総額(前年同月比)

14:00【日本】12月景気先行指数(CI)・速報値

14:00【日本】12月景気一致指数(CI)・速報値

21:00【米国】MBA住宅ローン申請指数(前週比)

22:30【カナダ】12月住宅建設許可件数(前月比)