3通貨ペア共に同方向への値動きではないという事のプレッシャー~ドル・円・ユーロ相場~2016年04月22日振り返り
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上の画像はユーロ/円日足チャートです。2016年04月22日のドル・円・ユーロ相場をユーロ/円を中心に振り返って行きたいと思います。
先週末のユーロ円の日足は大陽線となりました。
この所、レジスタンスラインとして機能していたチャート画像赤のラインを大きく上抜け、サポレジ転換が警戒されるラインであった3月のダブルトップのネックラインである青いラインも上抜けて引けており、非常に強い動きをしたという事が見て取れます。
上の画像はドル円日足チャートです。
先週末のドル円の日足の形状は大陽線となりました。
日足レベルで見たダブルボトムのネックライン(チャート画像赤いライン)を大きく上抜け、更にサポレジ転換が警戒されるラインであった2月から3月頭にかけて続いたレンジの下限のライン(チャート画像青のライン)を上抜けて引けています。
今後下がってきた時にこれらのラインがサポートとして機能するかが注目されるところかと思います。
上の画像はユーロドル日足チャートです。
先週末のユーロドルの日足の形状は大陰線となりました。
日足レベルで見ますと高値を切り下げ、更に前回の押し安値を微妙にではありますが下抜けて引けています。俯瞰すれば弱い動きをしていると言えますが、現在いる価格帯は買いが入りやすいレベルではありますので、買いが入ってダブルボトムのような形になって行くという事も考えられますし、買い支えられずにもう一段の下落へと繋がって行くという事も考えられるという分岐点のような局面を迎えていると言えます。
ユーロドルでスイング気味のトレードをしている人は。1日様子見をしても良いような感じがします。
チャート画像『A』の部分
上の画像はユーロ円1時間足チャートです。
本邦時間11:00の寄り付きにおいて、21日の安値近辺で反発、ダブルボトムのような形状を形成しつつあります。この値動きからユーロ円のロングのエントリーを検討しました。この時点でのロングが妥当であるか否かの確認として、ドル円・ユーロドルを併せ見て行きます。
上の画像はドル円1時間足チャートです。
チャート画像赤丸の部分が11:00の寄り付きになります。ドル円においても、ダブルボトムのような形状を形成しつつあります。この値動きから、円売りの動きがユーロ円の方向性と合致している事が見て取れます。
上の画像はユーロドル1時間足チャートです。
チャートの赤丸の部分が11:00の寄り付きになります。ユーロドルにおいても、ダブルボトムのような形状を形成しつつあります。この値動きから、ユーロ買いの動きがユーロ円の方向性と合致している事が見て取れます。
ちなみにこの後、ユーロドルは逆にダブルトップのような形を形成して反落して行くのですが、この事が利食いに響く形になりました。それについては後述します。
以上の事から、11:00の寄り付き123.63でロングのエントリーを行いました。その後結果的には終日大きく上昇して行ったのですが、17:00の寄り付き124.75で利食っています。結果的に112pips程の利益が出たトレードとなりましたが、私が利食った後も押し目買いが入って125.48迄上昇しています。
このブログで何度か書いている事ではありますが、クロス円が爆益になる時と言うのはドル円・ユーロドルが同じ方向に動く時で、私のトレードは簡単に言えばこの動きを狙ったトレードです。
先週末の場合は、結果論から言うと円安主体の値動きでユーロ円も上昇して行きました。エントリーを敢行した時点においては、ドル円・ユーロドル共にサポートラインからの反発をしている状態でしたが、エントリー後においてはユーロドルはドル円と逆相関の値動きになって値下がりして行ってしまいました。ユーロ円において大きな含み益を抱えている状態ではあっても、メンタル的には『3通貨ペア共に同方向への値動きではない』という事に気圧されているという状態にあったと思います。
普段はもう少し粘れると思うのですが、この事に気圧されて利食いを入れた形になりました。このように時として思惑通りの値動きではなくても意外と儲かってしまう時という事はあります。勝ちに不思議の勝ちありとはよく言ったもので、このような事がある度にトレードの理論なんていい加減なものなんだという事を思い知るわけですが、それも含めてトレードというモノなのかなと言う風に考えるようにしています。
それでは、本日も頑張りましょう!