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非農業部門雇用者数鈍化で乱高下。週明け介入は無さそうな雰囲気~ドル・円・ユーロ相場~2016年05月06日振り返り

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上の画像はユーロ/円日足チャートです。2016年05月06日のドル・円・ユーロ相場をユーロ/円を中心に振り返って行きたいと思います。

ユーロ/円の日足の形状は下ヒゲの非常に長い陰線となりました。

先週末金曜日は一時、年初来安値を取ってくるような値動きとなりましたが、年初来安値圏のサポートライン(チャート画像赤いライン)で反発する形で引けています。4月中旬から3度目のトライとなりますが、121代中盤では買いたい参加者が多いという事かと思います。

明日からGW明けとなりますが、今週は反発してダブルボトムのような形となって行くのかに注目したいと思います。

ドル円日足

上の画像はドル/円日足チャートです。

ドル/円の日足の形状は下ヒゲの非常に長い陰線となりました。

環境認識として、先月の安値ライン(チャート画像赤いライン)近辺での値動きとなりましたが、ローソク足の形状としては押し目買いに失敗した事を示唆する形状となっています。

同ラインがレジスタンスラインとして機能し、もう一度安値を試しに行く展開となるかに注目したい所です。

ユーロドル日足

上の画像はユーロ/ドル日足チャートです。

ユーロ/ドルの日足の形状は上ヒゲの非常に長い陰線となりました。

形状としては、戻り売りが入った形になっていますが、直近のダブルボトムのネックラインがサポートライン(チャート画像赤のライン)となったかのような形となっています。

辛くも陰線で引けましたが、今週は同ラインからの反発があるのかに注目したいと思います。

非農業部門雇用者数鈍化で乱高下。週明け介入は無さそうな雰囲気

先週末金曜日は、雇用統計が発表されました。発表結果は以下のようになっています。

失業率・・・前回:5.0% 予想:4.9% 結果:5.0%

非農業部門雇用者数・・・前回:21.5万人増 予想:20.0万人増 結果:16.0万人増

非農業部門雇用者数が16万人増となりましたが、この数字は実に7カ月ぶりの低い数字で、予想の20万2000人増並びに第1四半期の月間平均20万人増を大きく下回る結果となりました。

ドル円1時間足

上の画像はドル円1時間足チャートです。赤の縦のラインの右側以降が雇用統計発表後の値動きとなります。発表直後は、ドル/円はズドンと下げる形になりましたが、そこからは大きく戻す展開となり、結果的には発表前の水準よりも高い水準で引ける形になりました。

雇用統計が悪かったので、下がりっぱなしで引けて来れば週明け介入の可能性が高まるところでしたが、切り返して引けてきたので、週明けの寄り付きでよっぽど大きな上窓あけて始まりでもしない限り、週明け介入の可能性は低くなったように思います。

個人的には、6月利上げの可能性もゼロとまでは言わずともかなり低くなったように思います。

毎月、雇用統計の度に言っている事ではありますが、私は大きめのイベントがある日はトレードをしないと決めているので、ノートレードの一日となりました。

大きなイベントの日にトレードをするかどうかには、色々な考え方があると思いますが、今回のように『パッと見、結果悪かったのにスゴイ勢いで戻ってきた』と言うような日は、非常に難しいトレードになってしまうのではないかと思います。

今回のような値動きの場合、最悪、発表前にロングしていて損切りに掛かり、慌てて売ったらスゴイ勢いで戻ってきて再度損切りと言う最悪のパターン、いわゆる往復ビンタを喰らって轟沈と言う事もあったかと思いますし、実際にその憂き目にあった方もいらっしゃるのではないかと思います。

イベント時のトレードに特化したトレードをしていて、結果が出ている方はそれを続ければ良いと思うのですが、イベント時に大きくやられて結果的に月間のトレード成績で足を引っ張っているような人は、イベント時はトレードしない方が良いと思います。チャートを見ているとトレードしてしまうという人は、いっそのこと出かけてしまうというのも一つの手かと思います。

それでは、今週も頑張りましょう!