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日銀会合サプライズで何もしないという事はあるのか?~2016年07月28日為替相場振り返り~

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ユーロ/円のエントリーポイントの解説・考え方

ユーロ円1時間足20160728

上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。昨日のユーロ/円は以下のような値動きとなりました。

始値:116.507

終値:116.564

高値:116.832

安値:115.807

+5.7pips(高値から安値:102.5pips)

2016年07月28日のユーロ/円は、115.802~116.543をコアレンジ(チャート画像青いボックス)とするレンジ相場となりました。上から下まで70pips程あるレンジですので、レンジの上限・下限がしっかりとゾーニング出来ているのであれば、参加しても良かったかと思いますが、本日に日銀の金融政策決定会合を控えてもおりましたので、無理に参加しなくても良かった相場かと思います。

ドル/円のエントリーポイントの解説・考え方

ドル円1時間足H120160728

上の画像は、ドル/円1時間足チャートです。昨日のドル/円は以下のような値動きとなりました。

始値:105.377

終値:105.237

高値:105.491

安値:104.468

-14pips(高値から安値:102.3pips)

2016年07月28日のドル/円は、寄り付きから東京OPにかけて前日のレンジを下方にブレイクしたものの東京OP以降は104.635~105.147をコアレンジとするレンジ相場となりました。チャート画像『A』の部分において、一昨日から形成していた105.276~105.966のレンジを下方にブレイクしています。

この部分におけるエントリーのタイミングの取り方を15分足を用いて以下に解説します。

ドル円15分足

上の画像は、ドル/円15分足チャートです。『A2』の部分が1時間足の『A』の部分にあたります。

『A2』の部分でプルバックが入り、一旦、元のレンジの中へ戻されていますが、戻り売りが入って、レンジを再度ブレイクしてきています。エントリータイミングとしてはチャート画像赤い丸の辺りが比較的入りやすいかと思います。

ブレイクアウトは、いくつかのやり方があるのですが、プルバックを待ってから入るパターンは、元いたレンジの上限・下限付近、あるいは上限下限の少し内側くらいまでプルバックが入った方が、タイミングが取り易いので、昨日の場合はやり易かったかと思います。

余談になりますが、プルバックが浅いパターンというモノもあり、このパターンは結構タイミングが計り難かったりもします。その場合は、15分足ではなく5分足を使った方がタイミングが計り易かったりする場合もあるのですが、時間足は短くなればなるほどダマシも増えますので、どちらを使うかは臨機応変な判断が求められます。慣れと修練を積めば自然とベストな方をチョイスできるようになってきますが、最初の内は15分足でタイミングを計る方が良いかと思います。

ユーロ/ドルのエントリーポイントの解説・考え方

ユーロドル1時間足

上の画像は、ユーロ/ドル1時間足チャートです。昨日のユーロ/ドルは以下のような値動きとなりました。

始値:1.10569

終値:1.10739

高値:1.11186

安値:1.10515

+17pips(高値から安値:67.1pips)

一昨日の深夜にFOMCがあり、これを受けて急騰しています。チャート画像白い楕円の部分がFOMC発表時の値動きとなりますが、非常に長い下ヒゲが出ている事でも分かるように大きく上下に振らされています。発表前には、チャート画像青いボックスのレンジでの推移だったのですが、発表直後にレンジを大きく下抜けした後、日足のサポートラインの少し下で反発、レンジの上限をブレイクして急騰して行くという値動きとなりました。

結局、終値で見るとレンジを上方にブレイクした形になります。これも一種のブレイクアウトと言えるのかも知れませんが、ここで買って行くのは割と度胸が必要だったのではないかと思います。

本日について

このブログを書いている最中にドル/円・クロス円の誤発注騒ぎがあり、ドル/円で2円くらい下げたりするという騒ぎもありましたが、今日は日銀の金融政策決定会合があります。緩和必至かと言う見方が大半なような情勢ですが、万一、緩和しないという事であったりしますとサプライズとなって非常に大きく円高に振れてしまう可能性が考えられます。また、仮に緩和して来たとしても内容が大したことない内容であった場合、失望から円高という事もあり得、注意が必要です。

私は今日はノートレードの予定でいますが、トレードをする方は気を付けましょう。