夏枯れになりつつも何らかのショック的な値動きには注意~2016年08月08日エントリーポイントの解説~
更新日時:
上の画像は、2016年08月08日のユーロ/円、ドル/円、ユーロ/ドルの1時間足チャートを横に並べたものです。左から、ユーロ/円、ドル/円、ユーロ/ドルになります。
昨日に関しては、チャート画像『A』の部分において、ユーロ/円・ドル/円のロングのエントリーが考えられました。
以下に3通貨ペアそれぞれのエントリーポイントについて、解説して行きたいと思います。
ユーロ/円のエントリーポイントの解説
上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。2016年08月08日のユーロ/円は以下のような値動きとなりました。
始値:112.943
終値:113.569
高値:113.741
安値:112.888
+62.6pips(高値から安値:85.3pips)
2016年08月08日のユーロ/円は、下窓を開けて始まり、窓を埋める事なく上昇、一時『113.741』を付けました。チャート画像『A』の楕円は、このページ最上部の3通貨ペアのチャートを並べた画像の『A』の部分にあたります。
チャート画像『A』の楕円の内部、赤い丸の部分がエントリー候補地点となります。ユーロ/円のみに絞って見た場合、直近のレンジの上限であった『113.053』~『113.081』のラインでサポートされた部分であり、同時にドル/円もサポートラインで反発したタイミングでもあります。
チャート画像の赤い丸は、日本時間のAM10:00の寄り付きとなるのですが、この時点のプライスは『113.143』となります。支持帯が『113.053』~『113.081』となるわけですが、『113.053』の10pips下に損切りを置いたとすると112.953近辺に損切りを置く事になります。損切りになった場合、約20pipsの損切りとなります。理由は後述しますが、利食い目標は『113.529』なので、約40pips程の利益を狙うトレードであり、リスクリワードとしてのバランスは取れています。
何故、こんな事を書いたのかと言うと支持帯からそれほど離れていないプライスであれば、短期足を見ずに1時間足の始値でエントリーしても構わないという事を書きたかった為です。基本的に1時間足でサポートライン・レジスタンスラインを引いて、分析をしているなら、15分足や5分足と言った短期足はタイミングを計るだけの意味しかありません。
サポートライン・レジスタンスライン付近でのエントリー判断をする時と言うのは、出来るだけサポートライン・レジスタンスラインに引き付けて売買を行いたいわけで、短期足を用いて分析をする場合には、数pips有利な所で入れると言ったレベルでの違いでしかなく、根拠として『通貨ペアの相関性』・『1時間足レベルでのサポートラインでの反発』と言う根拠を持ってエントリーするのであれば、必ずしも短期足の分析を経て、エントリーをしなければならないという事ではありませんので、この点、はき違えないようにしましょう。
話が少し逸れましたが、利食いの目標としては、『113.529』と言うプライスが考えられます。チャートの尺の問題でチャート画像に入っていないのですが、このプライスは直近の戻り高値で、この高値を超えてしまうとダウ理論的に言う下降トレンドが崩れるラインでもあります。そういう意味を持ったプライスですので、売りが入ってくる可能性の高いラインでもあり、利食いのポイントとしては良いポイントかと思います。
ドル/円のエントリーポイントの解説
上の画像は、ドル/円1時間足チャートです。2016年08月08日のドル/円は以下のような値動きとなりました。
始値:101.960
終値:102.429
高値:102.642
安値:101.848
+46.9pips(高値から安値:79.4pips)
2016年08月08日のドル/円は、下窓を開けて寄り付き、一時102.642まで上昇しました。俯瞰すれば、『102.597』が昨日の所は、レジスタンスラインとして機能したと言えるかと思います。
チャート画像『A』の楕円は、このページ最上部の3通貨ペアのチャートを並べた画像の『A』の部分に当たり、楕円の中の赤い丸はエントリーポイントの候補となります。
このポイントは、サポートラインの候補であった『101.999』でサポートされた部分であり、同時にユーロ円もサポートラインで反発したタイミングでもあります。ちなみにこの部分でエントリーした場合、すぐには反発せず、含み損を抱える時間帯があったタイミングでもあります。『少しサポートラインから離れているな』と思うような場合には、5分足や15分足を使ってより良いタイミングを計るという手もあります。
ユーロ/円の所で少し書いたのですが、必ずしも分足でタイミングを計らなくてもエントリーは出来ますし、十分に勝ちを積み重ねて行けますが、自分自身が許容できる損切りの幅と相談しながら、根拠としたラインから離れてしまっているような場合には、短期足を用いて臨機応変にタイミングを計って行っても良いと思います。
ただ、これは時と場合で、タイミングを計っている内に伸びて行ってしまい、指をくわえて見ている事になる場合もありますので、短期足を見てタイミングを計る事が正解ではないという事もあり得ます。ちなみに私は、根拠するラインから10pips程度しか離れていないのであれば、分足でタイミングを計らずに入る事が多いです。10pips程度しか離れていない場合では分足でタイミングを計っても同じような位置でのエントリーになりがちで、多少有利な位置でのエントリーに出来たとしてもほんの数pips程度と言う場合が多い為です。
逆に根拠とするラインから20pips以上も離れてしまったような場合には、分足でより有利なタイミングを探すようにしています。この辺りは、自分なりに基準を決めて臨むと良いように思えます。
なお、これは、あくまでも1時間足や4時間足レベルで『複数の通貨ペア』が『同時』にサポートライン・レジスタンスラインで反発したあるいはブレイクしたという強力な根拠がある場合に限っての事で、そういった根拠のない場合は、より丁寧に分析をして入る事が重要です。
話が脇道に逸れましたが、利食いの候補地点としては、『102.597』が考えられました。このプライスは直近の戻り高値のプライスであり、ここを上抜いてしまうとダウ理論的に言うとトレンドが崩れてしまうラインになりますので、売りが入りやすいポイントという事で、利食いをし易いポイントになろうかと思います。
ユーロ/ドルのエントリーポイントの解説
上の画像は、ユーロ/ドル1時間足チャートです。2016年08月08日のユーロ/ドルは以下のような値動きとなりました。
始値:1.10753
終値:1.10869
高値:1.11040
安値:1.10712
+11.6pips(高値から安値:32.8pips)
2016年08月08日のユーロ/ドルは、『1.10705』~『1.11035』の30pips程度のレンジでの値動きとなりました。値幅が無さすぎでやりようのなかった相場であったかと思います。
本日について
夏枯れに入ってくる相場にもなってきていますので、小動きの時に入ってしまって、細かくやられるような事が無いように気を付ける必要性があろうかと思います。また、去年のチャイナショックのような何かしらの突発的な値動きにも注意して、レンジで売買しているような場合であってもしっかり損切りを入れて行く事が重要になってきます。