FXで何やっても勝てなくて、やったコト

過去のサポレジから抵抗帯の強さを測る~2016年08月22日エントリーポイントの解説~

更新日時:

ドル/円の解説

ドル/円1時間足20160823-01

上の画像は、2016年08月22日のドル/円1時間足チャートを大きめに表示したものです。チャート画像オレンジの波形を長期波形、青い波形を短期波形としてお話を進めて行きます。

エントリーポイントについて

昨日は大きく窓を開けて寄り付き、東京時間~欧州時間OPにかけて上昇しましたが、その後は一転して下落してクローズしています。

昨日は、いくつかエントリーポイントがありました。

まず、EP1についてですが、ここでのエントリーは正に逆張りをして行くエントリーとなります。画像の尺の問題で、切れてしまっていますが、EP1の近辺にあるピンク色の点線のラインはそれぞれ以下のようなラインです。

■一番下のピンク色のラインは、8月16日に100円を割りこむ下落の起点となったレンジの下限のライン(100.904)となります。

■真ん中のピンク色のラインはオレンジ色の線で示している長期波形の直近高値(100.944)となります。

■1番上のピンク色のラインは、8月10日~8月11にかけて形成していたレンジの下限のライン(100.996)となります。

この3本のラインが100.904~100.996という抵抗帯を形成しています。

この抵抗帯を破ると高値を切り下げる流れに変調が生じるポイントでもあり、8月16日~の値動きをもっとざっくり考えて99.713アラウンド~100.944アラウンドのレンジと考えた場合のレンジの上限と考える事も出来ます。

『本日について』の部分で後述しますが、高値・安値共に切り下げていると言っても微妙に切り下げている状態ですので、レンジと捉えた方が分かりやすいと思います。

お話が脇道に逸れましたが、同じようなプライスが3度もサポートラインあるいはレジスタンスラインとなるという事は、相当意識されているポイントと考える事が出来ます。EP1はこれら3本のレジスタンスラインで形成された100.904~100.996の抵抗帯を背に売って行く形となります。

私は逆張りを否定するという考えを持っていませんので、こういったポイントでの逆張りは悪いエントリーとは思いません。上記で挙げた状況を理解した上で、101の少し上にストップロスを置いて逆張りをするという事であれば、良いエントリーポイントになったのではないかと思います。

次にEP2についてですが、青で描いた波形(短期波形)は高値・安値を切り上げる形で推移してきましたが、『BP1』の時点で『高値・安値共に切り上げる』流れを崩して(ブレイク)います。プルバックが入って直近安値のラインの裏側に当たった辺りで売りを仕掛けていくという形になりますが、ここでの売りを仕掛ける場合には、意識しておかなければならない事があります。

先週末金曜日の値動きの中でチャート画像『R1』のレンジを形成しています。このレンジの上辺に引いたラインが『RL1』、下限に引いたラインが『SL1』となります。

寄り付きから東京時間OPにかけての窓埋めを試す値動きの中で、『RL1』がサポートラインの役目を果たしています。この事から、EP2で売った場合、『RL1』での買いが強く、思ったように下がって行かないという事もあり得ます(この記事を書いている今現在、『RL1』の下側には潜り込んできたものの『SL1』は下抜けていない状態です)。

EP2のエントリーは、ダウ理論的には完全に下目線になったという状態でのエントリーではなく、『戻りが入るかも知れないが、下目線になってくだろう』と言うような感じの位置でのエントリーになりますので、『RL1』辺りから戻しが入ってくる可能性も有るという事を想定しておく事が重要です。

本日について

ドル円1時間足20160823-02

上の画像はドル/円1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

オレンジ色の波形を見ると厳密には高値・安値共に切り下げる流れが継続していると言えますが、切り下げ方が非常に微妙なので、『99.713』~『100.944』のレンジと見た方が良いかと思います。

レンジ上限・下限に近い位置で短期波形が反転すれば追従して行くという事で良いように思われます。レンジ下限での逆張りもアリですが、長期的な流れとして下向きの流れではあるので、逆張りをする場合には損切りをタイト目にする必要性があります。

99.713円を割りこんできた場合には98.977というブレグジットショックの安値が視野に入ってきます。どちらも破れば、それなりのストップロスがあると思われますが、欧州時間以降に破った場合、翌日の東京時間には口先介入等が入ってくる公算が高いと思われますので、ショートでうまい具合に含み益がのった場合には、翌日の東京時間までには利食うようにした方が良いように思われます。

ユーロ/円の解説

ユーロ円1時間足20160823-01

上の画像は、2016年08月22日のユーロ/円1時間足チャートを大きめに表示したものです。チャート画像オレンジの波形を長期波形、青い波形を短期波形として、お話を進めて行きます。

エントリーポイントについて

昨日は、大きく窓を開けて寄り付いた後、東京OPにかけてヒゲの先ではありますが、ほぼ窓を埋めて上昇、その後はもみ合いながら下げてくるという値動きで、非常に難しい相場であったように思います。基本的にはやりようのない相場であったかと思います。

本日について

ユーロ円1時間足20160823-02

上の画像はユーロ/円1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

俯瞰すれば、『112.422』~『113.909』のレンジ内での値動きになっています。一応、高値・安値共に切り上がる流れになっていますが、切り上げ方が微妙でもありレンジを上抜けたわけでもないので、引き続き様子見と言う事で良いように思われます。

ユーロ/ドルの解説

ユーロドル1時間足20160823-01

上の画像は、2016年08月22日のユーロ/ドル1時間足チャートを大きめに表示したものです。チャート画像オレンジの波形を長期波形、青い波形を短期波形として、お話を進めて行きます。

エントリーポイントについて

長期的な流れが上向きの中で、青い短期波形のような流れで下落して行きました。サポートラインの候補だった『1.12935』を一旦下抜けたものの切り返して再度上抜けしています。

エントリーポイントとしては、『EP1』・『EP2』の2か所が考えられました。

『EP1』については、サポートラインの候補だった『1.12935』を一旦下抜けたものの切り返して再度上抜け、コマ足のような陰線が2本続けて出現して『1.12935でサポートされたっぽいぞ』と言うタイミングでのエントリーとなります。

余談ですが、『1.12935』と言うプライスは逆張りのポイントにもなり得ます。ただ、ここで逆張りをする場合、根拠となるラインが1本しかない為、強度としてはそれほど強くないとも言えます。逆張りをする場合には、過去のサポートライン・レジスタンスラインが複数本重なっているようなラインや、長期間破られていないような強そうなラインを狙うように心がけると成功率が高まると思います。

次に『EP2』についてですが、青い短期波形に対して引いたトレンドラインを上抜けしたタイミングでのエントリーとなります。主要トレンド(長期波形)に逆行する短期トレンド(短期波形)のトレンドラインをブレイクしたタイミングでのエントリーは比較的エントリーし易いタイミングとなりますので、しっかりとした長期トレンドが認識出来ている場合には、分かりやすいエントリータイミングとなります。

本日について

ユーロドル1時間足20160823-02

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

引き続き上昇の流れが継続しています。この流れが継続する限り、押し目買いをして行くという事で良いかと思います。