FXで何やっても勝てなくて、やったコト

優位性というモノを考え違いしてはいけない~2016年09月30日エントリーポイントの解説~

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ドル円の解説

ドル円1時間足20161003-01

ドル円のエントリーポイントについて

先週末金曜日のドル円相場は全体的には小動きでした。週末という事もあり、週マタギのポジションを持たないという事であれば、参加しなくて良い相場であったと思われますが、週マタギになっても入れる所では入るという事であれば、入るチャンスもありました。

チャート画像白い楕円の上昇に対する押し目買いをして行くという方針で構えているという前提の中で、ロングをして行くと考えた場合、『EP1』・『EP2』の2つのエントリーポイントが考えられました。

まず、『EP1』についてですが、ダブルボトムを狙うエントリ-となりますが、チャート画像青の太いラインで引いた『100.944』のサポートラインを一旦割り込んだものの戻ってきて、再度試しに言った所を逆張り気味に入る感じのエントリーとなります。

次に『EP2』についてですが、『高値A』から始まった高値・安値共に切り下げる流れに対して引いたトレンドライン(チャート画像緑色のライン)を上抜いて、トレンドラインの裏側に当たったタイミングでのエントリーとなります。

一見、どちらもソコソコ良さそうなエントリーポイントに見えますが、私の中では『EP1』でのエントリーはOKですが、『EP2』についてはNGのタイミングです。

高値Aから始まった下落の波形をカウントすると画像のカウントのようになります。

『4or1』の所は『EP1』・『EP2』の時点では未確定ですが、これが1波であれば『EP2』でエントリーしても勝つわけですが、4波であった場合、5波が出て負けてしまうという事になります。仮に5波が出た場合、『EP1』の方は微小な損切りで済みますし、下押しが限定的でトリプルボトムのような形になった場合にも、対応出来る合理的なエントリーポイントと言えますが、『EP2』の方は1波が出れば勝ち、4波なら負けと言う五分五分のポイントと言え、優位性というものが無いポイントと言えます。

また、青いラインで引いた短期波形は、波形の上でも上向きに切り替わってるわけではないので、この時点では打診買いをするかどうかと言う段階であり、切り下げラインを使ってエントリータイミングを測るのは時期尚早とも言えます。

5波迄使って下落エネルギーを使い切るかも知れないと言う可能性を考慮した時、EP2での買いに合理性があるかと言うと微妙なように思われます。

もちろん、EP2で買っても勝つ可能性はそれなりにありますが、先週末金曜日の場合は、波形が切り替わっていない段階で打診買いをするという事であれば『EP1』で逆張り気味に入って損切り浅目とするか、完全に波形が切り替わってから入るのであれば何もしないという選択肢となるわけであって、『EP2』はどちらとも言えない中途半端なポイントと言えます。

結果論ではなく、エネルギーを使い切るにはもう1波あるかどうか?どこで入れば、もう1波あった時・無かった時、両方に対応出来るのかを考えながら、エントリーポイントを模索して行く事が重要です。

ドル円の本日の戦略

ドル円1時間足20161003-02

上の画像はドル/円1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

俯瞰すれば、白い楕円の上昇に対する押し目買いが入りつつあるような状態となっています。基本的には、短期波形の方向性が上昇の形になって行く事があれば、タイミングを見て買いつつ、高値『L1』を上抜ける事が出来るかどうかに注目して行くという事で良いかと思います。

『高値L1』を上抜け出来ないという事であれば、『高値L1』付近からのショートもアリかと思います。

ユーロ/円の解説

ユーロ円1時間足20161003-01

ユーロ円のエントリーポイントについて

先週末金曜日のユーロ円相場は、非常に難しい相場であったかと思います。基本的には、白い楕円の上昇に対して、押し目買いをして行くという事で良かったかと思うのですが、非常に値動きが荒っぽかった為にタイミングが取りにくかった値動きとなりました。

特にチャート画像白い四角で囲った部分の値動きは非常に荒っぽい感じでした。上下にヒゲの長いロウソク足が出たのを見て、売買して行くという事も考えられますが、さすがにそれは乱暴な感じがしますので、現実的にはエントリーして行く事は難しかったのではないかと思います。

ユーロ円の本日の戦略

ユーロ円1時間足20161003-02

上の画像はユーロ/円1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

『安値A』から始まった上昇の波形をカウントしてみるとチャート画像のようなカウントになります。現在5波進行中と言ったような格好ですが、5波がダブルトップのような形になる可能性があり、高値掴みに注意が必要です。

また、俯瞰すると白い楕円の下落に対する50%戻し近辺のレベルでもあり、戻り売りが入ってくる可能性も考えられます。高値掴みに注意しつつ、短期波形が下降の形状を示現するような事があれば、売りを考えて行くという事で良いように思います。

ユーロドルの解説

ユーロドル1時間足20161003-01

ユーロドルのエントリーポイントについて

先週末金曜日のユーロドル相場は非常に難しい相場であったかと思います。買うにしろ売るにしろ、どこを足掛かりに売買すれば良いか分からないような状態だったかと思います。

ユーロドルの本日の戦略

ユーロドル1時間足20161003-02

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

毎日のように同じ事を書いていますが、方向性がハッキリするまで触らないという事で良いように思います。