FXで何やっても勝てなくて、やったコト

波に対する方針を決めておけば目線スッキリ。読者さんへの回答を兼ねて書いてみました~2016年10月04日の為替相場解説~

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ドル/円の解説

ドル円1時間足20161005-01

ドル/円の環境認識

やや自画自賛となりますが、『EP1』並びに『EP2』で持ったロングポジションがそこそこ成長してくれたかと思います。

昨日の記事で書いたように『EP3』での買い増しが出来なかったのですが、これについては特に後悔というモノはありません。実は昨日、読者さんから『EP3』のエントリーを見送った理由について、詳しく教えて下さいと言うメールが来ましたので、ご本人様にはブログ記事で回答しますとお返事をさせて頂きました上で、以下に解説をして行きます。

9月22日から始まった上昇の波形をカウントして行くとチャート画像のようなカウントとなります。5波については現在進行中なので、ラインの色を変えてあります。

こうして見るとお分かりかと思うのですが、私がエントリーしたポイントは『EP1』は3波の初動、『EP2』は5波の初動となります。

『EP3』でのエントリーは絶対にダメと言うポイントではないのですが、ここでのエントリーを見送った理由は以下のような理由となります。

1.長期波動(緑色の波形)が5波目(可能性としてはB波の可能性も有った)だった事

エリオット波動理論では、推進波は8波で1サイクルとするのですが、調整波は3波で構成されます。仮にチャート画像1波~3波の値動きが調整波であった場合、チャート画像の『4波』の下落からの切り返しが5波にならずに波形が折り返してきてしまうという可能性も考えられました。

その可能性を考慮した時、『EP3』は直近の高値付近であり、5波が出れば勝ち、出なければ負けと言うポイントであり、あまり優位性が感じられませんでした。

2.ポジションは1つの波に対して1つ

こちらの理由の方が見送った理由としては大きいのですが、私は個人的なルールとして長期波形(オレンジ色の波)の線1本に対してポジションは1つまでと決めています。今回の場合は、上昇の波ですので『3』のラインの中で1つ、『5』のラインの中で1つと言った具合ですが、『5』のラインの中で既に『EP2』においてロングポジションを取っているので、EP3でエントリーすると『5』のラインの中で2つ目のエントリーとなりますので、見送りました。

これはタダのマイルールではあるのですが、個人的にはリスク回避としての決め事として定めたルールでもあります。

3.それぞれの波に対する方針

私は基本的に以下のような考えを持っています。

・『1波を取る為には逆張り』

・『3波は比較的エントリーできるポイントが多い』

・『5波は中途半端なポジションは危険。根元か実際にブレイクしてから』

1番シビアな判断を求められるのは1波という事になりますが、私は1波を狙いに行く事はほぼありません。3波は波形の認識さえ出来ていれば、いい加減な感じのエントリーでも割と勝てるポイントと言えます。

今回の場合は5波だったので、『根元で入るか?』・『ブレイクしてから入るか?』の選択だったわけですが、『EP3』のポイントは『根元』でも『ブレイク』でも無い為、エントリーを見送りました。

概ね以上のような理由となります。環境認識のお話を交えながら、ご質問の回答をさせて頂きましたが、参考になりましたら嬉しいです(*´∀`)

ドル/円の値動きの考察

ドル円1時間足20161005-02

昨日早朝に直近高値『101.721』をブレイクし、終日上げ続けた格好になりました。いわゆる『押し目待ちに押し目無し』と言うような感じの値動きで、やや飛び乗り気味に『SEP1』でロングをしないと入るポイントが無いような感じであったかと思います。

今回の場合は、『101.721』のラインブレイクの後にプルバックが入らなかった感じでしたので、プルバックを待って入る感じのエントリーをする人は入り損ねてしまった公算が高いように思われますが、プルバックを待って入る事が奏功する事もありますので、プルバックが入らなかった場合は仕方ないと割り切るという事で良いかと思います。

ユーロ/円の解説

ユーロ円1時間足20161005-01

ユーロ/円環境認識

昨日の寄り付き時点では、『安値A』~『安値C』にかけて安値を切り上げ、『高値A』~『高値B』にかけて高値を切り上げており、高値・安値共に切り上げる流れにある中で、『114.113』~『114.205』の抵抗帯を破るか?反落してダブルトップのような形状となるのか?と言う状態にありました。

昨日の記事で書いたのですが、『114.113』~『114.205』の抵抗帯をブレイクしたらロング、青い網掛けのレンジを下方ブレイクするような事があればダブルトップ狙いのショートという事で構えておけばよい相場であったかと思います。

ユーロ/円の値動きの考察

ユーロ円1時間足20161005-02

上記のような環境認識の中で、結果的には『114.113』~『114.205』の抵抗帯を上方にブレイクする形となりました。

エントリーポイントとしては、『114.113』~『114.205』の抵抗帯を上方にブレイクして、戻ってきたタイミングの『EP1』でのロングが考えられたかと思います。セオリー通りと言えばセオリー通りのエントリーポイントですので、比較的入り易かったのではないかと思います。

ここでエントリーした場合、100pips以上取れたと思います。非常に簡単で大きく勝てるポイントだったと言えますが、こういうポイントは逃さずに取って行けるようにしたい所です。

ユーロ/ドルの解説

ユーロドル20161005-01

ユーロ/ドルの環境認識

俯瞰すれば、『高値A』~『高値C』にかけて高値を切り下げ、『安値A』~『安値C』にかけて安値を切り下げており、高値・安値共に切り下がっていると見れない事も無い波形ですが、これを波形として捉えてトレードして行くのは無理があるように思えます。

引き続き難しい相場が継続していると言え、環境認識としては『やりようが無い』と認識して、触らないという事で良いように思います。

ユーロ/ドルの値動きの考察

ユーロドル1時間足20161005-02

『1.11597』のラインを若干下抜けてしまっていますが、大雑把に見れば、オレンジ色のラインで引いた方波の中での値動きだったと見る事が出来るかと思います。基本的には方向感のない状態が続いていますので、本日に関しても様子見という事で良いように思います。