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欧米イベント連発の日。様子見推奨か?~2016年10月19日の為替相場解説~

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ドル/円の解説

ドル円1時間足20161020-01

ドル/円の環境認識

緑のラインで引いた三角持合いを下方にブレイクしてきました。

9月22日以来、ドル円の中期トレンド(オレンジ色のラインで引いたトレンド)は高値を切り下げる事はあっても、安値は切り下げないという状態であったのですが、久方ぶりに安値を切り下げる形になり、中期トレンドが下降トレンドに切り替わっています。

中期トレンドとしては高値を更新出来ない流れが続いていたので、上がらないから下がったという事になるのだと思いますが、現時点では長期トレンド(ピンク色のライン)の方波に対する押しと見る事も出来ます。

チャート画像に引いた黄色のラインは、長期トレンド(ピンク色のライン)の方波に対して、フィボナッチリトレースメントをあてたものになります。

長期的視点に立てば、まだ下押しの余地はありそうな感じがします。

ドル/円の値動きの考察

ドル円1時間足20161020-02

緑のラインで引いた三角持合いを下方にブレイクしてきた形でしたので、ショートをして行くという事で良かった相場となりますが、極端な話、白い楕円で囲った部分であれば何処で入っても良かったという事も出来ます。

個人的におススメなのは、短期トレンドの前回安値のライン(赤で引いたライン)をブレイクして、戻ってきたタイミング(赤い丸のタイミング)でのショートが比較的入り易かったのではないかと思います。

本日は、日本時間のAM10:00~『第3回米大統領候補テレビ討論会』、そして20:45~『ECB政策金利&声明発表』、21:30~『ドラギECB総裁の記者会見』とイベントが続きますので、ポジションを持っている方はイベント前には手仕舞うようにしましょう。私も、つい先ほど手仕舞いました。

今日はイベントが続きますので、トレードはお休みという事で良いかと思います。

ユーロ/円の解説

ユーロ円1時間足20161020-01

ユーロ/円の環境認識

10月11日から守ってきた『114.074』のサポートラインを下方にブレイクしてきました。

俯瞰して見れば、中期のトレンド(オレンジ色のラインで引いたトレンド)は『114.074』のサポートラインが強固であった為、安値こそ切り下げない状態が続いていましたが、高値は切り下げてきており、売りの圧力が強かった事が見て取れます。

チャート画像に黄色いのラインで引いたラインは長期トレンドの方波(ピンク色のライン)に対して、フィボナッチリトレースメントをあてたものになります。

こうしてみると61.8%戻しのラインを下抜けており、深めの押しが入ったと見る事が出来ます。全戻しという事も無いとは言えないような情勢になってきているかと思います。

ユーロ/円の値動きの考察

ユーロ円1時間足20161020-02

『114.074』のサポートラインを下方にブレイクして、下落トレンド進行中と言った情勢になっていますが、昨日の記事で解説したエントリーポイント『EP1』で入れていないような場合には、『114.074』のサポートラインを下方にブレイクして、戻ってきたタイミングの『EP2』でのショートが考えられました。

ドル円の項でも書いたのですが、本日は、日本時間のAM10:00~『第3回米大統領候補テレビ討論会』、そして20:45~『ECB政策金利&声明発表』、21:30~『ドラギECB総裁の記者会見』とイベントが続きますので、ポジションを持っている方はイベント前には手仕舞うようにしましょう。

ユーロ/ドルの解説

ユーロドル1時間足20161020-01

ユーロ/ドルの環境認識

『安値A』から『安値B』にかけて、安値を切り上げたものの白い楕円の部分において、再度、高値・安値共に切り下げる流れに回帰しています。

現時点では、エリオット波動理論的に言うと『X波』が出て、再度下落トレンドを形成したという形になりつつあると言えますが、波のサイズは小さくなってきています。本日は、欧米のイベントが重なる日となりますが、イベント通過でどうなって行くかに注目したいと思います。

ユーロ/ドルの値動きの考察

ユーロドル1時間足20161020-02

私は、一昨日、『EP1』の辺りでショートのポジションを持ったのですが、『EX1』の辺りで撤退しています。持っていれば、もう少し利益が乗ったという事になりますが、『安値1』→『安値2』と中期トレンドの安値が切り上がってしまった事が撤退の大きな理由です。

白い楕円で囲った部分の中期の波がエリオット波動理論で言う『X波』であったと考えれば、その後の下落の流れを説明できるわけですが、現在進行形の中では、ひとつの可能性としてその事が頭にありながらも、そう考える事が出来ずに微益撤退をした・・・という事になるのかなと思います。

ただ、後悔してるか?と言えば、別に後悔してなかったりもします。

『EP1』でショートのポジションを持ったという現実の中で、最悪のパターンは、『安値1』を始点とした上昇トレンドが始まってしまう事で、『安値1』→『安値2』と安値を切り上げているという事実がありますので、『安値1』を始点とした上昇トレンドが始まるという可能性も考えられました。

白い楕円で囲った部分が『X波』で再度下落トレンドへ回帰して行くと可能性と『安値1』を始点とした上昇トレンドが始まるという可能性があったわけですが、その2つの可能性とリスクを考えて撤退という選択肢を取ったというだけの話で、結果が最悪の方向へ進まなかった為にセカンドベスト的選択だったという結果になったという事なのかなと思っています。

3度目になりますが、本日は、日本時間のAM10:00~『第3回米大統領候補テレビ討論会』、そして20:45~『ECB政策金利&声明発表』、21:30~『ドラギECB総裁の記者会見』とイベントが続きますので、ポジションを持っている方はイベント前には手仕舞うようにしましょう。