FXで何やっても勝てなくて、やったコト

トランプ大統領始動。TPPから正式離脱。米製造業大手に対し規制緩和・減税。

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トランプ大統領は、TPP(環太平洋連携協定)からの正式離脱に関する大統領令に署名しました。

これについては、大統領選挙戦の時からの公約であったので、驚くに値しないと思うのですが、就任早々、保護貿易主義的な姿勢を示したという事になろうかと思います。

また、米製造業大手首脳と会談し、規制緩和や法人税減税を確約する一方、製造拠点を海外に移転した場合にはその代償を支払わせると警告したそうです。

これについても、選挙戦時から発言していた事であり、公約通りですが、同じく選挙戦時の公約であった『米国へと入ってくる製品には多額の国境税を課す』と言う公約も実現できるかどうか?に注目が集まります。

トランプ大統領が何処を最終目的にしているのかは分かりませんが、ドル安誘導を行い、更に『米国へと入ってくる製品には多額の国境税を課す』という政策を実現させるのだとすれば、例えば日本やドイツ製の車等は米市場での苦戦は必至で、日本の製造業は冬の時代に突入と言う事になってしまう可能性も有ります。ただ、そうなれば、報復関税を取る国も出てくるかも知れずアメリカの製品が海外でバカ売れと言う単純な図式でもありません。

どの国の製品であろうとも、消費者から見れば『良いものは良い』わけで、『良いものを安く買いたい』のは消費者の本能だと思います。政策によって、自国の製品を後押しする事は悪というわけではありませんが、競争の中に身を置いてこそ技術力や開発能力の進歩もあるわけで、トランプ大統領の政策がアメリカの製造業の未来にとって良いのか悪いのかは何とも言えません。

確実に言える事は、トランプ大統領がこういった政策を貫徹するのであれば、米製造業の経営陣は経営努力なしに海外のライバルを出し抜けるので笑いが止まらないという事は言えようかと思います。

ドル/円

ドル円1時間足20170124

上の画像はドル/円1時間足チャートです。

【ドル/円の値動き】

始値:114.272

高値:114.416

安値:112.677

終値:112.687

-158.5pips(高値から安値:173.9pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

112.605

チャート画像青い点線の水平線

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近安値。

113.232~113.490

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯だったが、1月23日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

113.339~113.746

チャート画像ピンク点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

114.594~115.247

チャート画像ピンク点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

115.490

チャート画像ピンク点線の水平線

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近高値。

1月23日のドル円相場は、下落の流れでの推移となりました。113.00のラウンドナンバーをあっさり下方にブレイク、112代ミドルで引けています。

1月24日寄り付きの段階では、中期トレンド(オレンジ色の波)はトレンドレスの状態にあります。画像の尺の問題で左端が少し切れてしまっていますが、中期トレンドがダブルトップのような形状になりつつあり、丁度ネックライン付近での値動きになっています。

昨日の記事でも書いたのですが、『112.605』のラインは中期トレンドがダブルトップになる場合のネックラインとなりますので、ここを破ってしまうと損切りを巻き込んで大きな値動きに繋がる可能性を秘めたラインでもありますので、注意が必要です。

買いも入り易いレベルとも言えますので、『112.605』のラインを背に買うという手もナシではないと言えます。ただ、ここで買う人が増えれば増えるだけ『112.605』のラインの下に更に損切りの注文がタマってくるという事でもあり、破った場合の勢いも強くなってきますので、逆張りをする人は早目に逃げる事を意識しておく必要があります。

細かく見て行くと『113.339~113.746の抵抗帯』 VS 『112.605のサポートライン』 という様相を呈しており、どちらに軍配が上がるかを見極めてポジションを取って行くという事で良いかと思います。

ユーロ/円

ユーロ円1時間足20170124

上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。

【ユーロ/円の値動き】

始値:122.305

高値:122.477

安値:121.121

終値:121.289

-101.6pips(高値から安値:135.6pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

120.583

チャート画像青い点線の水平線。

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近安値。

121.650~121.999

チャート画像ピンクの点線のボックス。

短期下落トレンドの抵抗帯。

121.820~121.980

チャート画像緑の点線のボックス。

短期上昇トレンドの支持帯。1月23日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

122.352~122.623

チャート画像ピンクの点線のボックス。

短期下落トレンドの抵抗帯。

122.842

チャート画像ピンク点線の水平線。

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近高値。

1月23日のユーロ円相場は下落の流れでの推移となりました。

1月24日寄り付きの段階では、中期トレンド(オレンジ色の波)はトレンドレスの状態にあります。

1月24日の寄り付きのレベルは、売るにしろ買うにしろ中途半端なレベルにあり、手が出しにくいレベルでのスタートとなっています。中途半端な所で入ってつまらない負け方をしないように注意して臨みたい所です。

ユーロ/ドル

ユーロドル1時間足20170124

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。

【ユーロ/ドルの値動き】

始値:1.07004

高値:1.07683

安値:1.06935

終値:1.07642

+63.8pips(高値から安値:74.8pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

1.05725~1.06028

チャート画像青い点線のボックス

1月11日~1月12日にかけての短期上昇トレンドの支持帯。少し古い支持帯だが、破られていない支持帯でもある。

1.05898

チャート画像青い点線の水平線

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近安値。

1.05844~1.06265

チャート画像青い点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

1.07146

チャート画像緑色の水平線

中期トレンド(オレンジ色の波)の旧高値。サポレジ転換の可能性アリ。

1.07250~1.07475

チャート画像青い点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

1月23日のユーロ円相場は、上昇の流れでの推移となりました。

1月24日寄り付きの段階では中期トレンド(オレンジ色の波)は安値・高値共に切り上げのダウ理論的に言う上昇トレンドの形状にあります。

基本的には押し目買いのタイミングを測って行くという事で良いかと思います。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

時間不明 【南アフリカ】 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利

18:00 【ユーロ】 1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)

18:00 【ユーロ】 1月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)

24:00 【米国】 1月リッチモンド連銀製造業指数

24:00 【米国】 12月中古住宅販売件数(年率換算件数)

24:00 【米国】 12月中古住宅販売件数(前月比)

本日は、注目度の高い経済指標の発表はありません。

トランプ政権絡みの突発的な発言や政策絡みの発言等に引き続き警戒が必要です。