2月米雇用は23.5万人増、今週のFOMCでの利上げ可能性高いか?
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2月の米雇用統計は、2月非農業部門雇用者数が23.5万人増(予想:17.5万人増)、失業率は4.7%(予想:4.7%)という結果となりました。
イエレンFRB議長は、3月14~15日開催のFOMC(連邦公開市場委員会)での利上げを示唆しており、この結果は利上げへの追い風となりそうです。
ただ、為替市場では、ドル高にはなりませんでした。
これは、米雇用統計の結果よりもECB(欧州中央銀行)内で資産買い入れ終了前の利上げ議論が浮上したとのニュースが材料視されたもので、ユーロ買いの動きが強かった事に起因していると考えられます。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:114.953
高値:115.496
安値:114.648
終値:114.767
-18.6pips(高値から安値:84.8pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
111.699
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
111.746~112.487
チャート画像青の実線のボックス
中期トレンドの支持帯。
111.884
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
112.772~113.740
チャート画像緑の実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月1日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
113.515~113.897
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
113.654~114.060
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
113.674~114.606
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
114.307~114.671
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
114.596~114.870
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
114.851
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの高値。
3月10日のドル円相場は、一時115.496を付ける場面もありましたが、115代をキープすることは出来ずに反落、114代後半で引けています。
中期トレンド(オレンジ色の波)は、ダウ理論的に言う高値・安値切り上げの上昇トレンドの形状にあります。
『114.851』のレジスタンスラインを明確に情報にブレイクしていますが、115代ミドルで跳ね返されています。
115代ミドルと言うレベルは、1月19日に付けた高値付近のレベルであり、その辺りが意識されたという事かと思います。
チャートを見ると『113.674~114.606』の中期トレンドの支持帯の上辺・下辺近辺に重なるような形で短期トレンドの支持帯が存在しており、意識されやすいレベルになってくるのではないかと思われます。
『113.674~114.606』の中期トレンドの支持帯の上辺・下辺近辺を中心にマークして行くという事で良いかと思われます。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:121.570
高値:122.820
安値:121.500
終値:122.501
+93.1pips(高値から安値:132.0pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
118.284
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
118.728~119.421
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
119.605~119.846
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
119.841~120.191
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
120.017~120.408
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
120.082~121.102
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
120.444~120.054
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
121.227~122.429
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
3月12日のユーロ円相場は、上昇の流れでの推移となりました。122代に乗せて引ける形となっています。
中期トレンド(オレンジ色の波)は、ダウ理論的に言う高値・安値切り上げの上昇トレンドの形状にあります。
中期下落トレンドの抵抗帯であった『121.227~122.429』を破って引けており、1月27日から始まった下落トレンドの全戻しも視野に入って来てます。
チャートを見ると121の前半から下には断続的に支持帯が存在していますが、『120.082~121.102』の支持帯の上辺・下辺近辺に支持帯が重なるようにして存在しており、『120.082~121.102』の支持帯を軸に見て行くという事になりそうです。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.05753
高値:1.06983
安値:1.05716
終値:1.06738
+98.5pips(高値から安値:126.7pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.04984
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
1.05043~1.05241
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.05417~1.05255
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.05297~1.05297
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.06053~1.06244
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月10日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.06425~1.06545
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月10日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.06718~1.07012
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.07120~1.07498
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
3月10日のユーロドル相場は、上昇の流れでの推移となりました。1.07代に迫ろうかという勢いでしたが、1.07手前で反落、1.06代後半で引けています。
中期トレンド(オレンジ色の波)は、ダウ理論的に言う高値・安値切り上げの上昇トレンドの形状になってきています。
短期・中期のサポレジが散在していますが、その内のいくつかはサポレジ転換の可能性のあるもの(緑の点線のシリーズ)であり、サポレジとしての力を維持しているかはどうかは不透明な部分もあり、その中で注目されるラインを見出していかなければならない状況にあります。
まずは、トリプルボトムのネックラインとなった『1.05297』を中心に見て行くという事になりそうです。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50 【日本】 1月機械受注(前月比)
08:50 【日本】 2月国内企業物価指数(前月比)
08:50 【日本】 2月国内企業物価指数(前年同月比)
13:30 【日本】 1月第三次産業活動指数(前月比)
22:30 【ユーロ】 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
23:00 【米国】 2月米労働市場情勢指数(LMCI)
本日は注目度の高い経済指標の発表はありませんが、ドラギ総裁の発言に注目です。また、明日からFOMCが予定されています。