FXで何やっても勝てなくて、やったコト

迫る米中首脳会談。中国の苦悩を知らずに北朝鮮は飛翔体を発射

更新日時:

4月4日の為替市場は全体に小動きとなりました。

ひとつには、米中首脳会談を控えて様子見に入ってきているという事もあるように思われます。今回の米中首脳会談の注目のテーマは主に以下の2つとなります。

1. 貿易

2. 北朝鮮

貿易については、トランプ大統領はツィッターで『中国の貿易慣行が米国の雇用を損なっている点を踏まえると、習氏との会談は「非常に困難」になる』と述べる等、歩み寄るというよりは対決姿勢と言う感じであり、トランプ大統領は大統領になる前から貿易問題については声高に論じてきている事である為、イキナリ方針転換して仲良く握手・・・と言う事にはなり難いようにも思われます。

もう一つの重要問題である北朝鮮問題については、ティラーソン国務長官が『北朝鮮に対する「戦略的忍耐」はすでに終わり、同国の核開発の野望に歯止めをかけるために「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」』と発言、トランプ大統領も中国が協力しないなら、アメリカ独力でも解決するというような事を発言しており、この問題についてもアメリカから中国への圧力が予想されます。

中国が北朝鮮を庇い過ぎれば、朝鮮戦争が勃発する可能性すらあり、非常に難しい問題と言えますが、中国の苦悩を知ってか知らずか、北朝鮮は本日、飛翔体を発射しており中国の苦悩はさらに深まりそうです。

ドル/円

ドル円1時間足チャート2017年04月05日

上の画像はドル/円1時間足チャートです。

【ドル/円の値動き】

始値:110.884

高値:110.925

安値:110.261

終値:110.736

-14.8pips(高値から安値:66.4pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

110.165

チャート画像青の点線

中期下落トレンドの直近安値。

110.244~110.757

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯

110.824~111.275

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、4月3日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

111.038~111.390

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、4月3日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

111.254~111.516

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯

111.746~112.487

チャート画像緑の実線のボックス

中期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

112.372~112.822

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

113.001~113.449

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

113.515~113.897

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

113.654~114.060

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

113.674~114.606

チャート画像緑の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

114.307~114.671

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

114.505~115.158

チャート画像ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。

114.584~114.830

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

115.420

チャート画像ピンクの点線

中期トレンドの直近高値。

4月4日のドル円相場は、寄り付きから下落の流れでの推移となりましたが、NY時間~引けにかけて反発、ほぼイッテコイ的な値動きとなりました。

チャートを見ますと『110.244~110.757』の支持帯の下限『110.244』付近(チャート画像白い円の部分)からの反発となっていますが、その下には『110.165』のサポートラインも存在し、逆張り気味に買ってくる参加者が足掛かりとし易いレベルと言えます。

自分自身が下目線で相場を見ていたとしても、上目線で相場を見ていたとしても、どの辺りで買ってくる参加者がいそうか?どの辺りで売ってくる参加者がいそうか?と言う視点を持つ事は投資をしていく上で非常に重要なわけですが、チャート画像白い円の辺りで買ってくる参加者と言うのは、中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)がダブルボトムになるのではないか?と言う読みや期待で買いを入れているわけであり、その事を洞察出来ているからこそ逆張り気味に入ってくるわけで、読みが当たった場合の利益も最大となるタイミングでの仕掛けと言う事が出来ます。

私は逆張りを否定するような考えを持っていないので、こういった所で仕掛けて行くようなエントリーを悪いエントリーとは思いませんが、こういった所で仕掛ける為にはサポートライン・レジスタンスラインが何処に存在するのかが見えている必要性があり、その為には継続的な分析が不可欠です。

逆張りで失敗する原因の多くは、サポートライン・レジスタンスラインが見えていない事がほとんどですが、それはチャートの分析不足に起因している可能性が高いと言えます。

テクニカル分析のシグナルに振り回されるのではなく、時間を掛けて『値動き』そのものを追って行く目を養うという事が非常に重要です。

ユーロ/円

ユーロ円1時間足チャート2017年04月05日

上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。

【ユーロ/円の値動き】

始値:118.302

高値:118.355

安値:117.417

終値:118.173

-12.9pips(高値から安値:93.8pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

118.284

チャート画像緑の点線

中期トレンドの直近安値でしたが、4月3日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

118.685~118.985

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

118.728~119.421

チャート画像緑の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯でしたが、4月3日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

119.160~119.766

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

119.533~120.354

チャート画像ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。

120.017~120.408

チャート画像緑の点線のボックス

短期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

120.082~121.102

チャート画像緑の実線のボックス

中期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

120.444~120.054

チャート画像緑の点線のボックス

短期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

120.745~121.693

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

121.243~122.224

チャート画像ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。

121.327~121.812

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月17日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

122.234~122.499

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

122.865

チャート画像ピンクの点線

中期トレンドの直近高値。

4月4日のユーロ円相場は、寄り付きから下落の流れでの推移となりましたがNY時間~引けにかけて反発、『V字』のような値動きとなり、ほぼイッテコイとなって引けています。

中期トレンド(オレンジ色の線で描いた波)は、高値・安値切り下げの状態にあり、ダウ理論的に言う下落トレンドの形状にあります。

短期トレンド(青い線で描いた波)についても、下落トレンドが切り替わったと言えない状態にある為、買いについては時期尚早な段階にあると言えます。

ユーロ/ドル

ユーロドル1時間足チャート2017年04月05日

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。

【ユーロ/ドルの値動き】

始値:1.06677

高値:1.06763

安値:1.06350

終値:1.06719

-4.2pips(高値から安値:41.3pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

1.04984

チャート画像青の点線

中期トレンドの直近安値。

1.05043~1.05241

チャート画像緑の点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

1.05417~1.05255

チャート画像緑の点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

1.05297~1.06243

チャート画像青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

1.05739~1.05929

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

1.06030~1.07115

チャート画像青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

1.07085~1.07368

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月30日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

1.07273~1.07804

チャート画像緑の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月30日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

1.07451~1.07709

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

1.07610~1.08163

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月29日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

1.08515~1.08674

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

1.08933

チャート画像ピンクの点線

中期トレンドの直近高値。

4月4日のユーロ円相場は、終値では-4.2pips、高値~安値では41.3pipsと小動きとなりました。

ここ数日の値動きをチャートでみると(チャート画像白い楕円の部分)非常に波が画き難いような値動きとなっていますが、ひとつ言える事は、これまで高値を切り上げなかったものが、昨日については高値を切り上げています。

1.06030~1.07115』の支持帯の中で方向感なく漂っているという状況に変わりないので、無理にやらなくても良い相場かというように思えます。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

17:00 【ユーロ】 3月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)

17:30 【英国】 3月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)

20:00 【米国】 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

21:15 【米国】 3月ADP雇用統計(前月比)

23:00 【米国】 3月ISM非製造業景況指数(総合)

27:00 【米国】 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨