ドルは行き過ぎ感から若干反発も地政学的リスクに警戒
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昨日は、特段大きな材料も出ず、あまり大きな値動きは見られませんでした。
一昨日、トランプ大統領のドル高牽制発言で大きく下げましたが、行き過ぎ感からやや買い戻しが優勢となったという事になろうかと思われます
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:109.023
高値:109.384
安値:108.719
終値:109.091
+6.8pips(高値から安値:66.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
108.749
チャート画像青の点線
直近安値のライン。
109.412~109.820
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
110.165
チャート画像緑の点線
中期下落トレンドの安値のラインでしたが、4月11日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
110.244~110.757
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、4月11日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
110.286
チャート画像緑の点線
中期下落トレンドの直近安値のラインでしたが、4月11日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
111.254~111.516
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
111.468
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの高値。
111.746~112.487
チャート画像緑の実線のボックス
中期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
112.105
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
4月13日のドル円相場は、寄り付き~東京時間OP前後にかけて下落、一時109を割り込み『108.719』を付ける場面もありましたが、その後は反発に転じ、辛うじて109代で引けています。
直近の値動きとしては、『108.749~111.468』の方波の中での値動きとなっています。
4月10日から始まった短期の下落トレンド(チャート画像青のラインで描いた波)が継続していく為には『108.749』を下抜いて行く必要性があり、逆にこの短期下落トレンドを崩す為にはラス戻り高値『109.820』を上抜く必要性があります。
従って、当面は『108.749』~『109.820』をどちらへ抜いて行くか?に注目して行く事になります。
4月10日から始まった下落の流れに沿う形で、売り場を探すのであれば、『109.412~109.820』の抵抗帯を足掛かりにした売りが考えられます。この場合、『109.820』の上にストップロスを設定し、ストップロスに届かない場合でも、終値で『109.820』を上抜けてしまった場合には、逃げておく必要性があります。
『109.412~109.820』の抵抗帯を上抜けてしまった場合には、『110.165~110.286』の旧支持帯群を足掛かりとした売りが考えられます。このレベルは、3月末から2週間程度にわたって機能してきた支持帯群であり、サポレジ転換を期待する形になります。
ただ、この場合は、短期下落トレンドのラス戻り高値『109.820』を上抜いているという事になりますので、短期下落トレンドが終焉している形になっていると推測される為、逆張りでバチンと入るとやや危険な入り方となる公算が高いと言えます。
『110.165~110.286』の旧支持帯群を足掛かりに入って行く場合には、短期トレンドの折り返しを待った方が良いかも知れません。
買いを考える場合には、相場環境からして、どうしても逆張り気味に入らざるを得ない相場環境にあると言えますが、足掛かりとなるサポートラインとしては『108.749』が考えられます。買う場合には、打診買い的に入って枚数少な目、損切りタイト目推奨ですが、『108.749』を下抜けてしまうようであれば、損切りは迅速に行う必要性があります。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
13:30 【日本】 2月鉱工業生産・確報値(前月比)
21:30 【米国】 3月小売売上高(除自動車)(前月比)
21:30 【米国】 3月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
21:30 【米国】 3月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
21:30 【米国】 3月小売売上高(前月比)
21:30 【米国】 3月消費者物価指数(CPI)(前月比)
23:00 【米国】 2月企業在庫(前月比)