米経済指標は弱い結果も、6月利上げ期待は継続。本日からFOMC
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5月1日の為替相場は、3月の米個人消費支出(PCE)物価指数はコアベースの前月比が0.1%下落と2001年以来のマイナスを記録、前年比も1.6%上昇と昨年7月以降で最も低い伸びにとどまり、ISM製造業景気指数は昨年12月以来の低水準となったもののFRB(米連邦準備理事会)が6月に利上げする上で妨げにはならないとの見方が広がった事で、ドルは対円で上昇、約1か月ぶりの高値を付けています。
フランスの大統領選挙においては、マクロン氏有利な情勢であり、EU離脱リスクが低下した事、北朝鮮問題が即軍事衝突というような情勢ではなさそうな事等からややリスクが後退したとの見方が市場に広がっていることも一因かというように思えます。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:111.242
高値:111.920
安値:111.199
終値:111.812
+57.0pips(高値から安値:72.1pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
108.362~108.580
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
108.398~109.122
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
108.749~10.279
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月20日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
108.785~109.041
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
108.918~109.082
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月20日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
108.976~109.408
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
109.412~109.820
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
109.623~110.581
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
111.034
チャート画像青の点線
短期トレンドの安値。
111.242~111.567
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
111.699
チャート画像緑の点線
中期トレンドの直近高値でしたが、5月1日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
5月1日のドル円相場は、寄り付きから上昇の流れでの推移となりました。一時『111.920』を付け、112に迫ろうかという勢いでしたが、112代乗せは出来ずに引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値・高値切り上げの状態になっており、ダウ理論的に言う上昇トレンドの形状にあります。
短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)は、方向感の無い状態にありましたが、白い楕円の部分の波形によって安値・高値切り上げの上昇トレンドの形状になっています。
エントリーポイントとしては、『E1』でのロングが考えられました。
このタイミングでのエントリーは、短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)が、安値・高値切り上げの上昇トレンドの形状となり、プルバックが入って直近高値ラインへ戻されてきたタイミングでロングを仕掛けて行くエントリーで、基本通りと言えば基本通りのエントリータイミングとなります。
このタイミングでのエントリーを行う場合、懸念される事柄としては、中期トレンドの直近高値ライン『111.699』迄、あまり距離が無く壁打ちとなってしまう事が挙げられます。
考え方として、『E1』に至るまでの上昇の過程で、一旦、『111.699』を実体で破っている事から、レジスタンスラインとしての力が弱まっていると考えて、買って行くという考え方もあります。
トレードにおけるエントリーは、全てのリスクを排除しきれない中での決断となりますので、リスクをどう見るか?と言う事と常に向き合いながらの決断となります。
今回のケースで言えば、『111.699』で売りを仕掛けてくる勢力がいるかどうか?という点が買って行く場合のリスクであり、そこに対して『問題なく破る』と思うのか、『跳ね返される公算が高い』と考えて見送るのかと言う決断になってくるわけですが、それが分かっていた上で負けてしまうという場合には、ある意味仕方ないのかなと思います。
こういった時に一番よくない負け方は、懸念材料自体が見えていないで負ける事で、そういう負け方をすると負けた原因が分からず、考え方の軸を見失ってしまう事であり、懸念材料が見えていて『こういう負け方をする可能性があるな』と言う事が分かっていて負けるのとは同じ負けでもその内容に天と地ほどの差があります。
日々、サポートライン・レジスタンスラインが何処にあるのか?をアップデートし続けて行く姿勢が非常に重要です。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:121.419
高値:122.076
安値:121.289
終値:121.893
+47.4pips(高値から安値:78.7pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
116.011~116.463
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月19日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
116.517~116.874
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
116.518~117.593
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
117.422~118.756
チャート画像緑の実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
117.490~118.053
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
118.685~118.985
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
119.016~120.751
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
119.253~119.790
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月25日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
121.063~121.474
チャート画像緑の点線のボックス
4月26日~4月27日にかけて形成されていたレンジ。
121.243~122.224
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
121.919
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
5月1日のユーロ円相場は、上昇の流れでの推移となりました。一時『122.076』を付けましたが、少し下げて引けており、121代後半で引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値・高値切り上げの状態になっており、ダウ理論的に言う上昇トレンドの形状にあります。
一方、短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)は、4月28日の値動きによって直近の下落の流れを断ち切ったという状態にありました。
『E1』・『E2』はエントリーが考えられたポイントとなりますが、昨日の記事で、エントリーポイントの解説をさせて頂いていますので、ご興味のある方はご参考下さい。
昨日については、新規のポジションを建てるというタイミングはなく、『E1』や『E2』で買っていた場合、中期トレンドの直近高値ラインである『121.919』の辺りで利食うのか?ホールドし続けるのか?と言う選択肢があったという事になろうかと思います。
どちらが正解と言う事は言えないわけですが、個人的には短期トレンド(青いラインで描いた波)の直近安値を崩すような事があるまではホールドしていても良いかなと言うように思います。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.09095
高値:1.09230
安値:1.08834
終値:1.08974
-12.1pips(高値から安値:39.6pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.05739~1.05929
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.05835~1.06041
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.05926~1.06278
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06040~1.06724
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.06388~1.06626
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06412~1.06797
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月18日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.06700~1.06968
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月18日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.06868~1.07691
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.07451~1.07709
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.08373~1.08700
チャート画像青の点線のボックス
4月24日~25日にかけて形成されていたレンジ。
1.08373~1.09190
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.08541
チャート画像青の点線
短期トレンドの高値。
1.09238~1.09452
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.09485
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
5月1日のユーロドル相場は、方向感の無い値動きとなりました。
短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)は、方向感の無い形状になっており、昨日に関して言えば、『1.09238~1.09452』の抵抗帯と支持帯の上辺『1.09190』が重なるレベルで頭を抑えられた格好になっています。
方向感の見えない状態にありますので、中途半端な所で入ってつまらない負け方をしてしまう事だけは避けなければなりませんので、様子見と言う事で良かった相場かと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
--:-- 【米国】 米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
08:50 【日本】 日銀・金融政策決定会合議事要旨
08:50 【日本】 4月マネタリーベース(前年同月比)
09:20 【日本】 黒田東彦日銀総裁、発言
10:45 【中国】 4月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)
13:30 【オーストラリア】 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
16:30 【スイス】 4月SVME購買部協会景気指数
17:00 【ユーロ】 4月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:30 【英国】 4月製造業購買担当者景気指数(PMI)
18:00 【ユーロ】 3月失業率