弱い米経済指標やトランプ大統領の外交機密漏えいでドル安~ユーロドルは半年ぶりの高値水準へ~
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5月16日の為替相場は、ドルが売られる展開となりました。
特に対ユーロでその傾向が顕著で、ユーロドルは1.10代を付けました。約半年ぶりの高値と言う事になります。
米経済指標が弱い結果となった事や、トランプ大統領がロシアに外交機密を漏らしたと伝えられた事などが材料となったようです。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:113.774
高値:113.779
安値:112.923
終値:113.100
-67.4pips(高値から安値:85.6pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
111.242~111.567
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
111.569~111.833
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
111.960~112.229
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
112.105
チャート画像緑の点線
中期下落トレンドの旧レジスタンスライン。サポレジ転換の可能性アリ。
112.207~112.968
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
112.348~112.595
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.471~112.741
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
112.508~112.939
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
113.253~113.667
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
113.325~113.641
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.593~113.844
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
113.674~114.606
チャート画像緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.719~114.058
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
114.335
チャート画像ピンクの点線
中期上昇トレンドの高値
5月16日のドル円相場は、NY時間から反落、一時『112.923』を付ける場面もありました。
昨日の記事で書いたように『113.593~113.844』の抵抗帯と『113.325~113.641』の支持帯がぶつかり合っている状態にありましたが、『113.593~113.844』の抵抗帯からの売り勢力の力が勝り、『113.325~113.641』の支持帯を破っています。
抵抗帯と支持帯がぶつかり合っている場合、どちらの力が勝るかは結果が出て見ないと分かりませんので、どちらにしても結果が出てから、エントリータイミングを探して行けば良いという事になりますが、昨日のケースでは、チャート画像白い楕円の辺りでのショートが考えられました。
このポイントは、『113.325~113.641』の支持帯を明確に下方にブレイクして、その事によって新たに形成された抵抗帯『113.253~113.667』の下辺に当たったタイミングでのエントリーで、セオリー通りと言えばセオリー通りのエントリーとなりますが、セオリー通りなだけに比較的エントリーし易いエントリーポイントであったように思われます。
懸念材料としては、中期トレンドの支持帯『112.207~112.968』が控えており、そこから買いが入る可能性が懸念された所でしたが、この記事を書いている今現在の段階では『112.207~112.968』の支持帯の上辺を崩しています。
ただ、それは結果論になるので、『112.207~112.968』の支持帯の上辺付近からの買いに注意しながら、逃げる用意をしておくという事も重要な姿勢になります。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:124.856
高値:125.805
安値:124.580
終値:125.355
+49.9pips(高値から安値:122.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
119.016~120.751
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
120.689~121.919
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
121.063~121.474
チャート画像緑の点線のボックス
4月26日~4月27日にかけて形成されていたレンジ。
121.346~121.940
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.234~122.499
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
122.250~122.565
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.865
チャート画像緑の点線
中期下落トレンドの旧レジスタンスライン。サポレジ転換の可能性アリ。
122.978~123.602
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
123.577~123.844
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
124.457
チャート画像緑の点線
中期上昇トレンドの高値ライン。
124.633~124.873
チャート画像緑の点線のボックス
5月16日に形成されていたレンジ。
5月16日のユーロ円相場は、寄り付き~欧州時間にかけて揉み合いが続きましたが、欧州時間以降に反発、一時『125.805』を付け、126代を窺う勢いを示しましたが、NY時間以降は反落傾向となって引けています。
一昨日の流れを引き継いで、上昇して行った相場と言う事になりますが、エントリーポイントを探すという事になると少し難しかった感じもします。
買って行くとした場合の足掛かりとなり得るものとしては、『124.633~124.873』に波形とは言えないまでも小型のブロックを形成しており、ここを足掛かりに買うという事は考えられました。
ただ、ブレイク時の勢いが強かったので、買う場合には飛び乗り気味に入る形になりがちなので、昨日については見送ってしまっても良かったかと思います。
『124.633~124.873』の下限付近で逆張りをするという事も出来なくはないような感じですが、それはある種の理想論なので、出来た人はファインプレー、出来なかった人も気にする事はないというレベルのお話かと思います。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.09741
高値:1.10964
安値:1.09725
終値:1.10818
+107.7pips(高値から安値:123.9pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.08373~1.09190
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.08513~1.08941
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.08513~1.10192
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.08541
チャート画像青の点線
短期トレンドの高値。
1.09563~1.09840
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.09641~1.09935
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.10192
チャート画像ピンクの点線
中期上昇トレンドの高値ライン。
5月16日のユーロドル相場は、ほぼ終日にわたって上昇の流れでの推移となりました。1.10に乗せを達成、1.10代後半で引けています。
一方的な上昇の仕方であった為に買う足掛かりが掴みにくく、飛び乗りしかなかった感じの相場展開でしたが、逆に言えば、どこで買っても勝てたという相場であったという事も出来ようかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
07:45 【ニュージーランド】 1-3月期四半期卸売物価指数(PPI)(前期比)
08:50 【日本】 3月機械受注(前月比)
13:30 【日本】 3月鉱工業生産・確報値(前月比)
17:30 【英国】 4月失業率
17:30 【英国】 3月失業率(ILO方式)
17:30 【英国】 4月失業保険申請件数
18:00 【ユーロ】 3月建設支出(前年同月比)
18:00 【ユーロ】 4月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
18:00 【ユーロ】 3月建設支出(前月比)
20:00 【米国】 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
20:00 【南アフリカ】 3月小売売上高(前年同月比)
21:30 【カナダ】 3月製造業出荷(前月比)