トランプ大統領に対する弾劾裁判の可能性浮上でドル円は一時110円台へ
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5月17日の為替市場では、ロシアのアメリカ大統領選関与疑惑を巡りトランプ大統領に対する弾劾裁判の可能性が持ち上がったことなどを受けて、ドル安の展開となりました。
トランプ大統領は、解任したコミー前連邦捜査局(FBI)長官の在任中、フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)とロシアとの関係を巡る捜査を打ち切るよう求めていたと報じられていました。
この事によって、トランプ大統領は捜査を妨害しようとしたとの疑いが浮上しており、大統領罷免などの可能性まで取り沙汰され始めています。
就任前から、話題を提供し続けているトランプ大統領ですが、結局、こういった事が続き過ぎれば、政権として政策を実行出来ず、何の成果も上がらないという事になってしまうわけで、その事自体がアメリカひいてはドルにとってのリスクと言う事になってしまうという事になりますので、それが投資家のリスク回避行動に繋がっているという事になりますが、『マトモな政権』として政策を実行できるのはいつの日になるのでしょう。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:113.100
高値:113.123
安値:110.785
終値:110.826
227.4pips(高値から安値:233.8pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
109.623~110.581
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
111.034~111.699
チャート画像緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
111.242~111.567
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
111.569~111.833
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
111.960~112.229
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.207~112.968
チャート画像緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.471~112.741
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.508~112.939
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.147~113.816
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯
113.253~113.667
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
113.325~113.641
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.593~113.844
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
113.674~114.606
チャート画像緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.719~114.058
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
114.335
チャート画像ピンクの点線
中期上昇トレンドの高値
5月17日のドル円相場は、ほぼ終日にわたって下落の流れでの推移となりました。200pips以上下落し、110代でクローズしています。
昨日の記事で解説したエントリーポイントで売れた人は、非常に大きく勝てたという事になりますが、昨日については下落の勢いが強かったので、逆に入り難く、入るとしても飛び乗り気味に売るしかなかった展開であったかと思います。
何層もあった短期・中期の支持帯を破って行った格好でしたが、その中で一番注目しておかなければならなかった支持帯は、『112.207~112.968』の支持帯と言う事になります。
この支持帯は何なのか?と言うと4月17日~5月10日にかけての中期上昇トレンドのラス押し安値を含む抵抗帯で、この支持帯の下辺『112.207』を破る事で、中期下落トレンドが終わるという事になります。
そういう観点から見れば、『113.147~113.816の抵抗帯』 VS 『112.207~112.968の支持帯』 と言う構図であったと見ることも出来、『113.147~113.816の抵抗帯』からの売り勢力の力が勝ったという事も出来ます。
『112.207』を破った事で、これまで買っていた層も中期上昇トレンドが終焉したと見て、利食いを入れた事で下落の勢いが更に加速したという説明になるわけですが、短期のトレンドであれ、中期のトレンドであれ、ラス押し安値やラス戻り高値に対して、特に注目しておくとこれまで買っていた層が売り勢力に転換するタイミングが何処なのかという事が分かり、勢いが加速するポイントを掴めますので、注意して見ておくと良いかと思います。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:125.357
高値:125.393
安値:123.634
終値:123.666
-169.1pips(高値から安値:175.9pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
119.016~120.751
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
120.689~121.919
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
121.063~121.474
チャート画像緑の点線のボックス
4月26日~4月27日にかけて形成されていたレンジ。
121.346~121.940
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.234~122.499
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
122.250~122.565
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.865
チャート画像緑の点線
中期下落トレンドの旧レジスタンスライン。サポレジ転換の可能性アリ。
122.978~123.602
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
123.577~123.844
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
5月17日のユーロ円相場は、ほぼ終日にわたって下落の流れでの推移となりました。123代ミドルで引けています。
俯瞰すれば、5月15日~5月16日にかけての上昇がイッテコイになって戻ってきた格好ですが、ほとんどフリーフォールのような感じで落ちてきたような値動きでした。
上がる時に支持帯を作りながら上がったわけではないので、落ちてくる時に支える部分が無かったという事になるわけですが、白い楕円で囲った場所は波として認識出来なくもないというレベルで、左を見ると上がる時に揉んでいるレベルでもあります。
昨日に関しては、このレベルを上がった時のラス押し安値と見る事が出来れば、ブレイクした所を売れたという話で、そう見れなかった場合には足掛かりが掴みにくかった相場だったという事になろうかと思います。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.10817
高値:1.11614
安値:1.10801
終値:1.11579
+76.2pips(高値から安値:81.3pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.08373~1.09190
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.08513~1.08941
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.08513~1.10192
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.08541
チャート画像青の点線
短期トレンドの高値。
1.09563~1.09840
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.09641~1.09935
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.10192
チャート画像ピンクの点線
中期上昇トレンドの高値ライン。
1.10846~1.11122
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
5月17日のユーロドル相場は、上昇の流れでの推移となりました。1.11代で引けています。
これで5連騰となりますが、昨日については、5月11日から始まった上昇の流れの中で、初めて押しと言える押しが入りました。
白い楕円の部分等は押し目買いをし易いポイントであったかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
08:50 【日本】 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
08:50 【日本】 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(年率換算)
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
10:30 【オーストラリア】 4月新規雇用者数
10:30 【オーストラリア】 4月失業率
17:30 【英国】 4月小売売上高指数(前月比)
21:30 【米国】 5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30 【米国】 前週分新規失業保険申請件数
21:30 【カナダ】 3月対カナダ証券投資額
23:00 【米国】 4月景気先行指標総合指数(前月比)
26:00 【ユーロ】 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言