英総選挙、与党保守党のリード縮まる。与党の逆転敗北はあるのか?
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先週末5月26日の為替市場は、第1・四半期の米国内総生産(GDP)が上方改定されたことでドルが上昇した一方で、英国総選挙において、メイ首相が率いる与党・保守党のリードが縮まったことを受けて、ポンドは対ドルで1月半ば以来の大幅安となっています。
英国の総選挙まで2週間を切っていますが、予断を許さない状況になっており、ポンドを取引しているトレーダーの方は、選挙絡みの突発的な材料に警戒する必要性があります。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:111.814
高値:111.845
安値:110.871
終値:111.305
-50.9pips(高値から安値:97.4pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
109.623~110.581
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
110.318
青の点線のライン
中期トレンドの安値
110.705~111.322
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
110.896~111.561
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
111.960~112.229
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.034
ピンクの点線
中期トレンドの高値
112.207~112.968
緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.471~112.741
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.508~112.939
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.147~113.816
ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯
113.253~113.667
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
113.325~113.641
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.593~113.844
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
113.674~114.606
緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.719~114.058
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
114.335
ピンクの点線
中期上昇トレンドの高値
5月26日のドル円相場は、寄り付き~NY時間OP前後にかけて下落、111を割り込み一時『110.871』を付けましたが、引けにかけて戻し111代を回復して引けています。
先週末の記事で、ドル円は紫のラインの三角持合いにあるという事を書きましたが、おさらいをしておくと上側のトレンドラインは、5月10日から始まった中期下落トレンドに対して引いたトレンドラインで、下側のトレンドラインは、5月18日から始まった短期上昇トレンドに対して引いたトレンドラインです。
この2つのトレンドラインによって形成される三角持合いをブレイクしたというのが5月26日の値動きだったという事になるわけですが、この三角持合いを下方にブレイクしたタイミングでのショート(チャート画像EP1の部分)が考えられたかと思います。
このブログでは、『主要なトレンドに対し、一回り小さなトレンドが一旦逆行し、小さなトレンドの方向性が再度主要なトレンドの方向性と合致したタイミングで仕掛ける事を押し目買い・戻り売りと言う』と言う事をクドイほどに書いていますが、先週末の場合は、上の定義に当てはまる局面が来たという事が言えます。
『EP1』でのエントリーは、主要なトレンド(中期トレンド:オレンジのラインで描いた波)に対して、逆行している一回り小さなトレンド(短期トレンド:ブルーのラインで描いた波)に引いたトレンドラインを崩したタイミングでのエントリーであり、私がエントリーする際に良く使うテクニックではありますが、短期トレンドが高値・安値切り下げの形となったのは『EP2』の時点と言う事になりますので、『EP2』でのショートと言う事であっても良かったかと思います。
週末であったという事を鑑みれば、短期上昇トレンドのラス押し安値ラインの『110.896』の辺り(白い楕円の付近)で利食っても良かったように思います。
現在のドル円の状況は、『110.896~111.561の支持帯』 VS 『111.471~111.873の抵抗帯』 と言う状況にあり、支持帯の上辺と抵抗帯の下辺が接する状態にあります。
当面は、この攻防の決着を待つという事で良いかと思います。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:125.353
高値:125.411
安値:124.157
終値:124.422
-93.1pips(高値から安値:125.4pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
119.016~120.751
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
120.689~121.919
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
121.063~121.474
緑の点線のボックス
4月26日~4月27日にかけて形成されていたレンジ。
121.346~121.940
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.234~122.499
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
122.250~122.565
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.668
青の点線
中期トレンドの安値
122.978~123.602
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
123.421~123.841
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
123.606~123.910
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
124.255~124.861
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
124.615~125.142
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
125.729
ピンクの点線
中期トレンドの高値
5月26日のユーロ円相場は、引け間際には揉み合いになったもののほぼ終日にわたって下げ続ける展開となりました。123代には突っ込みませんでしたが、124代前半で引けています。
エントリーをするのであれば、EP1からのショートが考えられましたが、ここでショートをする為には、白い四角の支持帯を把握できている必要性があり、これを把握出来ていれば、この支持帯を破ったタイミングでのショートが可能であったという事になりますが、私は『ここに支持帯を描こうと思えば描けるな・・・』と言うレベルでの認識であり、支持帯として重視してはいなかった為、エントリーすることは出来ませんでした。
中期トレンドの前回高値『125.643』を少しだけ上抜いた(白い楕円の部分)ものの、抜けきれずに反落してきた格好になっていますが、俯瞰すれば中期トレンドがダブルトップのなりかけになっていると見ることも出来ます。
現在の状況は『122.688~125.729』の方波の中での値動きと見る事が出来ます。短期上昇トレンドのラス押し安値を破っており、短期トレンドの方向性に変化が生じている・・・と言いたい所ではあるのですが、それはチャート画像左側の大きな楕円の部分の波をどう捉えるか?によって、見解が変わってくる部分であり、『自分の見方とは違う』見方をしてくる人もいるという事を意識しながら、波を捉えて行く必要性があります。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.12091
高値:1.12339
安値:1.11598
終値:1.11782
-30.9pips(高値から安値:74.1pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.08373~1.09190
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.08513~1.08941
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.08513~1.10192
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.08541
青の点線
短期トレンドの高値。
1.09563~1.09840
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.09641~1.09935
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.10846~1.11122
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.10885~1.11639
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.11080~1.11291
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11672~1.12098
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.11877~1.12232
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
1.12576
ピンクの点線
中期トレンドの高値
5月26日のユーロドル相場は、東京時間OP前後~欧州時間OP前後にかけて上昇しましたが、その後は一転して反落、1.11代で引けています。
この所のユーロドルは、波が収縮している状況にあり、紫のラインで引いた三角持合いの状況にあったと見る事が出来ますが、この三角持合いを下方にブレイクしています。
ただ、先週末に関しては、中期トレンドの支持帯である『1.10885~1.11639』の上辺で止まっており、まずはこのラインを崩せるかどうかに注目して行く事になりそうです。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
17:00 【ユーロ】 4月マネーサプライM3(前年同月比)