メイ首相率いる保守党単独過半数に届かず。連立パートナー探し難航か?
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イギリスの総選挙(下院、定数650)が実施され、出口調査によるとメイ首相率いる与党・保守党の獲得議席は314議席に留まるという結果となりそうだという事で、過半数には届かない見込みとなっています。
これにより、イギリスの政治的混迷が深まり、EU(欧州連合)離脱交渉に遅れが生じる可能性が浮上しています。
イギリスの場合、与党として政権を運営していく為には最低でも過半数となる326議席が必要ですが、保守党が過半数に届かないという事態となれば、次の勝負は与野党共に政権樹立に向けた連立パートナー探しと言う事になります。
メイ首相はいわゆるハードブレグジット路線の人であり、強硬路線に異議を唱える政党も少なくないと言う情勢で、連立相手探しに苦慮する可能性もあります。そうなった場合、政権運営が難しくなる事は必至で、EU離脱交渉を含めた政策を実施できなくなる公算も高まってきます。
英国の政権枠組みに関するニュースに一喜一憂する展開が起こり得ると思われますが、特にポンドで取引をしているトレーダーの方は、警戒が必要です。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:109.812
高値:110.377
安値:109.374
終値:109.974
+16.2pips(高値から安値:100.3pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
108.976~109.408
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
109.156~109.576
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
109.430~109.932
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
109.623~110.581
緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
110.318
緑の点線のライン
中期トレンドの安値
110.339~110.638
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
110.528~110.708
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
110.528~111.640
ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯
111.471~111.873
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
112.034
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月8日のドル円相場は、東京時間お昼前後にかけて下落、一時『109.374』を付ける場面もありましたが、その後は反発、『110.377』まで上昇しましたが110代に乗せて引けることは出来ずに引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、高値・安値切り下げのダウ理論的に言う下落トレンドの状態にあります。
昨日の値動きによって、『109.430~109.932』に支持帯が形成されています。
これによって、『110.399~110.638の短期トレンドの抵抗帯』 VS 『109.430~109.932の短期トレンドの支持帯』 という構図になってきており、当面はどちらが勝るかを見て行くという事で良いかと思います。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:123.600
高値:124.023
安値:123.153
終値:123.339
-26.1pips(高値から安値:87.0pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
122.250~122.565
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.668
青の点線
中期トレンドの安値
122.695
青の点線
中期トレンドの安値
123.252~123.714
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
123.760~124.230
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
124.209~124.557
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
124.402~124.621
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
124.744~125.043
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
125.223
ピンクの点線
中期トレンドの高値
125.729
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月8日のユーロ円相場は、上下に振らされる展開となりました。一時『124.023』を付ける場面もありましたが、そこをピークとして反落、日足ベースで見れば陰線となってクローズしています。
近々1週間ほどの値動きは、『122.695~125.223』の方波の中での値動きとなっています。
昨日はイベント絡みの値動きですので、トレードはお休みと言う事でも良かったかと思いますが、あえてトレードをするのであれば、三角持合いのラインの裏側にぶつかったタイミング(チャート画像白い楕円の部分)でのショートはあり得たかというように思います。
重複となりますが、イベントを受けての値動きですので、基本的には様子見でトレードはお休みと言う事で良かったと思います。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.12556
高値:1.12683
安値:1.11939
終値:1.12134
-42.2pips(高値から安値:74.4pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.10846~1.11122
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.10885~1.11639
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.11080~1.11291
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11153
青の点線のライン
中期トレンドの安値
1.11628~1.11863
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11671~1.11899
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.12051~1.12464
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.12113~1.12669
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.12813
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月8日のユーロドル相場は、乱高下する局面も見られましたが、基本的には下落基調の値動きとなりました。
この所、短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)の波形がグダグダな感じでしたが、ようやく(?)しっかりとした波が出た感じの値動きとなりました。同時に直近の短期トレンドのラス押し安値ラインを破っており、短期トレンドの方向性に変化が生じています。
昨日の場合は、イベント絡みの値動きでしたので、ノートレードで良かったと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50 【日本】 5月マネーストックM2(前年同月比)
10:30 【オーストラリア】 4月住宅ローン件数(前月比)
10:30 【中国】 5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
10:30 【中国】 5月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)
13:30 【日本】 4月第三次産業活動指数(前月比)
17:30 【英国】 4月鉱工業生産指数(前月比)
17:30 【英国】 4月製造業生産指数(前月比)
17:30 【英国】 4月貿易収支
21:30 【カナダ】 1-3月期四半期設備稼働率
21:30 【カナダ】 5月失業率
21:30 【カナダ】 5月新規雇用者数
23:00 【米国】 4月卸売在庫(前月比)