FXで何やっても勝てなくて、やったコト

ドラギ総裁、ユーロ高に対する牽制なし&懸念示さず

更新日時:

7月20日の為替市場は、ユーロが買われる展開となりました。

これは、ECBの金融政策発表~ドラギ総裁の会見を受けてのもので、ドラギ総裁が最近のユーロ高に対して牽制したり、懸念を示さなかった事がユーロ買いが強まった理由となっています。

ちなみに政策金利は据え置かれており、資産買入れプログラムの変更についての議論は秋に行うとしており、これから秋に向けて欧州の金融政策に注目が高まって行く事になりそうです。

ドル/円

ドル円1時間足チャート2017年07月21日

上の画像はドル/円1時間足チャートです。

【ドル/円の値動き】

始値:111.953

高値:112.411

安値:111.471

終値:111.894

-5.9pips(高値から安値:94.0pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

110.972~111.717

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

111.427~111.676

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

111.584~111.961

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

111.826~112.843

緑の実線のボックス

中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

112.104~112.590

緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

112.302~112.798

ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。

112.910~113.470

ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。

112.930~113.632

緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

113.361~113.529

ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

113.206~113.399

緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

113.674~114.606

緑の実線のボックス

中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

113.817~113.958

ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

114.307~114.671

緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

114.466

ピンクの点線

中期トレンドの高値。

7月20日のドル円相場は上下に振らされる展開でしたが、終わってみれば寄り付きとほぼ変わらないレベルで引けています。

中期トレンド(オレンジラインで描いた波)は、高値・安値切り下げのダウ理論的に言う下落トレンドの形状にあります。

現在の下落トレンドのひとつ前の上昇トレンドのラス押し安値ライン『111.826』を破っていますが、微妙な感じの破り方になっており、昨日同様終値ベースでは『111.826』の上で引けています。

『111.826』の下には、短期・中期の支持帯や旧支持帯が断続的に存在しており、それらが折り重なるように存在しているレベルでは買いが入り易かったという事になろうかと思われます。

昨日は、ECBの金融政策イベントが予定されており、イベント前には仕掛け難い状態ではありましたが、イベント通過後にエントリーを行うチャンスがありました。

昨日の値動きの中で、中期下落トレンドに対して引いたトレンドラインを上抜け、継いで短期下落トレンド(ブルーのラインで描いた波)のラス戻り高値(『H1』の高値)を崩しており、ECBの金融政策イベント前の段階で短期トレンドの方向性に変化が生じています。

その後、ECBの金融政策イベントがあり、再下落してトレンドラインの裏側に当たったタイミングの『EP1』で打診買いを入れるチャンスがありました。私はここで普段の枚数の半分のロットで打診買いを入れています。

この時点でのエントリーは、かなり逆張りチックなエントリーで仮に中期トレンドが反転して行った場合には底の底から買えたという事になる反面、短期トレンドの波形が反転していない段階での買いなので、割とリスキーな位置での買いと言う事になり、負ける可能性は比較的高めの位置からのエントリーと言う事になります。

ですので、枚数少な目・損切りタイト目であまり大きく負けないように色々な所で調整をしてリスクを抑えた形のエントリーとしていますが、いわゆる『打診買い』の逆張りを行う時は小さめのサイズで入って、実際に反転したら増し玉を入れると言った感じでポジションを管理して行くと投資の楽しさみたいなものを体験出来ると思いますし、読みが外れて負けた時もマイルドな負けで済みますので、エントリーする時は一発で買わずに段階を見て小分けに入って行く事を心掛ける様にすると必然的に損小利大にもなり、収益性がググッと向上すると思います。

ユーロ/円

ユーロ円1時間足チャート2017年07月21日

上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。

【ユーロ/円の値動き】

始値:128.902

高値:130.255

安値:128.771

終値:130.138

+123.6pips(高値から安値:148.4pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

127.567~128.647

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

127.965~128.326

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

128.039~128.940

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

128.620~129.629

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

128.863~129.233

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

129.975~130.327

緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

130.711

緑の点線

中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。

7月20日のユーロ円相場は大きく上昇、130円代に乗せてクローズしています。

俯瞰すれば、中期トレンドがダブルボトムを形成して、ネックラインをブレイク・上昇して行った格好になっていますが、ECBの金融政策イベントを受けての値動きですので、無理に参加しなくとも良かった相場かと思います。

しいて言えば、ネックラインの近辺(白い楕円部分)で買いを入れるのはアリだったかとも思いますが、イベントによる乱高下がある中で買って行くのは度胸も要りますので、重複になりますが、無理に仕掛けずに様子見に徹して、改めてチャンスを窺って行く事で良いかと思います。

ユーロ/ドル

ユーロドル1時間足チャート2017年07月21日

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。

【ユーロ/ドルの値動き】

始値:1.15143

高値:1.16576

安値:1.14785

終値:1.16298

+115.5pips(高値から安値:179.1pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

1.13197

青の点線

中期トレンドの安値。

1.13312~1.13524

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

1.13416~1.13661

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

1.13825~1.14224

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

1.13832~1.14849

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

1.13874~1.14155

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

1.14093~1.14464

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

1.14399~1.14733

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

1.14842~1.15800

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

7月20日のユーロドル相場は、大きく上昇、1.16ドル台に乗せてクローズしています。

非常に大きな値幅の出た1日となりましたが、ECBの金融政策イベントを受けてのモノですので、昨日についてはムリに仕掛けずに様子見と言う事で良かったかと思います。

中期トレンド(オレンジラインで描いた波)は、高値・安値切り上げのダウ理論的に言う上昇トレンドの形状にあります。

先週の値動きが少し微妙な感じで上昇の勢いがやや鈍化した感じがしましたが、ここにきて勢いを取り戻しています。ただ、いつまでも続くトレンドというモノはなく、中期トレンドのレベルで折り返す局面も必ず来ますので、波をしっかりと見てポジションを管理して行く必要性があります。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)

21:30 【カナダ】 5月小売売上高(前月比)

21:30 【カナダ】 5月小売売上高(除自動車)(前月比)

21:30 【カナダ】 6月消費者物価指数(CPI)(前月比)

21:30 【カナダ】 6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)