米上院でオバマケアの一部撤去法案が否決。トランプ政権に政策実現能力はあるのか?
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先週末金曜日7月28日の為替市場はドル安傾向の一日となりました。
米上院でオバマケアの一部撤去法案が否決される等、トランプ政権の政策実行能力に対する懸念が顕在化しており、第2四半期の米国内総生産(GDP)速報値が年率換算で前期よりも加速しているにも関わらず、ドルを売る動きを止めると言う所にまでは至っていないという状況にあります。
ユーロに関しては金融政策の転換の可能性があり、先高観があるという状況にある為、ドルはどうしても売られやすいという事になるわけですが、いつまでも続くトレンドというモノはありませんので、油断せずにとにかくチャートを見て行くという事で良いかと思います。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:111.223
高値:111.322
安値:110.540
終値:110.676
-54.7pips(高値から安値:78.2pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
110.670~111.377
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
110.699~112.145
ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
110.874~111.626
ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
110.953~111.308
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
111.613~112.342
ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
111.747~112.009
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
111.826~112.843
緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.104~112.590
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.302~112.798
ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
7月28日のドル円相場は、寄り付き~NY時間序盤までは揉み合いの展開でしたが、NY時間に入ると下落の勢いが強まり、111円代を割り込み一時『110.540』迄下落、『110.676』で引けています。
7月24日~7月26日にかけて、少し大きめの上昇の波(チャート画像白い楕円で囲った波)『110.699~112.145』が出現し、この方波の中での値動きとなっていましたが、この方波の下限を破っています。
本日寄り付きの時点においては、中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は高値・安値切り下げのダウ理論的に言う下落トレンドの状態にあります。
基本的には、中期トレンドが下落トレンドの形状にある限り、戻り売りをし続けて行くという事で良いわけですが、永遠に続くトレンドというモノはないので、いつかはこの下落トレンドも終わり、反転する時がきます。そうなった時に戻り売りが失敗して負けてしまうわけですが、それはそれである意味仕方ない事であり一種の必要経費と割り切る事が必要です。
上の方から売ってきて利益が積み上がっているトレーダーさんで一番やってはいけないのは、複利で運用していてトレンド転換点で負けてこれまで積み上げてきた利益を一気に吐き出すという事になりますので、複利で運用する場合にはひとつのトレンドが終わるまでは枚数を増やさず、トレンドが終了してポジションを全て決済してから、次のトレードはどれくらいの枚数でトレードする事が妥当かをよくよく考えた上で枚数を増やすようにしましょう。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:129.845
高値:130.394
安値:129.545
終値:130.047
+20.2pips(高値から安値:84.9pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
127.567~128.647
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
127.965~128.326
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
128.039~128.940
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
128.620~129.629
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
128.863~129.233
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
129.433~129.700
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
129.594~129.959
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
今日はいつもよりも長めの期間の写っているチャート画像を持ってきました。
この所のユーロ円は中期トレンドの波形がグダグダで、どちらかと言うと逆張り有利な展開が続いているように思います。
俯瞰すれば、チャート画像白い楕円で囲った『128.651~130.711』の方波の中での値動きになっていると見る事が出来ます。この方波を脱するまでは、触らないという事で良いように思います。
方波の上辺・下辺で逆張りをするという手も無くはありませんが、その場合には水平線の所でバチンと入るというよりも、上限・下限近辺で短期トレンドが折り返すような事があれば入るというくらいに構えておく方が良いのかなと言うように思います。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.16749
高値:1.17634
安値:1.16705
終値:1.17489
+74.0pips(高値から安値:92.9pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.14399~1.14733
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.14842~1.15800
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.16224~1.16962
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
7月28日のユーロドル相場は、ほぼ終日を通して上昇の流れでの推移となりました。
本日寄り付きの時点においては、中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は高値・安値切り上げのダウ理論的に言う上昇トレンドの状態にあります。
この所のユーロドルは、上がるにしても下がるにしても一方的な感じ値動きが多く、短期トレンドの波形が描きにくい状況が続いています。
短期トレンドの波形が描き肉と言う事は、必然的に支持帯・抵抗帯が中期トレンドのモノだけになり、注目すべき高値・安値が少ないという事になる為、チャートはスッキリしたものになるという良さもあるのですが、エントリーポイントを探す上でのタイミングが取りにくいという問題もあります。
トレンドと言うのは、小さいトレンドから折り返していくものなので、下の方から買っている人も油断せずに短期トレンドの波形に注目して行く必要性があります。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
07:45 【ニュージーランド】 6月住宅建設許可件数(前月比)
08:50 【日本】 6月鉱工業生産・速報値(前月比)
10:00 【ニュージーランド】 7月NBNZ企業信頼感
10:00 【中国】 7月製造業購買担当者景気指数(PMI)
14:00 【日本】 6月新設住宅着工戸数(前年同月比)
15:00 【南アフリカ】 6月マネーサプライM3(前年同月比)
17:30 【英国】 6月消費者信用残高
17:30 【英国】 6月マネーサプライM4(前月比)
17:30 【英国】 6月マネーサプライM4(前年同月比)
18:00 【ユーロ】 6月失業率
18:00 【ユーロ】 7月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
19:00 【日本】 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 【南アフリカ】 6月貿易収支
21:30 【カナダ】 6月鉱工業製品価格(前月比)
21:30 【カナダ】 6月原料価格指数(前月比)
22:45 【米国】 7月シカゴ購買部協会景気指数
23:00 【米国】 6月住宅販売保留指数(前月比)