イエレン議長発言、既定路線通り年内追加利上げの公算高いか
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イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長は昨日の講演で、『インフレ動向には不確実性が存在するものの、(インフレ目標である)2%に戻るまで金融政策を据え置く事は賢明でない』と指摘、段階的な利上げの継続が必要との見解を示しました。
既定路線と言えば既定路線なわけですが、相当の事がない限り、年内に追加利上げが行われる公算が高いという事かと思われます。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:111.720
高値:112.466
安値:111.489
終値:112.215
+49.5pips(高値から安値:125.1pips)
ドル/円のレジスタンスライン
112.798
ピンクの実線のライン
112.643
ピンクの点線のライン
112.566
ピンクの点線のライン
112.448
ピンクの極太のライン
112.275
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
112.126
青の点線のライン
111.751
緑の点線のライン
111.719
青の極太のライン
111.674
青の点線のライン
111.524
青の点線のライン
111.221
青の点線のライン
111.025
青の点線のライン
110.799
青の点線のライン
110.734
緑の極太のライン
111.700
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円は赤いラインで描いた『逆N』の下落トレンドの形状を崩してから、『押し目無き上昇』が続いてきましたが、今週前半の2日続落によって『押しかな?浅いかな?』と言った感じの下落が見られましたが、昨日は上昇しました。
直近高値『112.448』(※ヒゲは切っています)をブレイクして行くほどの勢いはなく、昨日に関してはヒゲでワンタッチというレベルに留まっています。
黄色のラインは、9月8日~9月21日にかけての上昇に対して、フィボナッチリトレースメントをアテたものになりますが、今週前半の下落は23.6%戻しにも達しておらず、押しと捉えるとしてもごく浅い押しと言えようかと思います。
昨日の上昇によって、チャート画像白い楕円の部分がダブルトップになり得る可能性が出てきました。
直近高値『112.448』を超えられずに『111.719』を下抜くような事があれば、ダブルトップ完成と言う事になりますので、当面は『112.448』を上抜くか?『111.719』を下抜くか?を見て行くという事になろうかと思われます。
日足の形状としては、トレンドレスの状態にあり、売り目線の人はピンクの方波に対する戻り売り、買い目線の人は9月8日~9月21日にかけての上昇に対しての押し目買いをしたいという事で、どちらもありと言えるチャートになっています。
どちらもありと言う状態は、トレードは難しいという事になってしまうわけですが、今の段階でどちらの見方が正しいかを考える事にあまり意味はなく、時間が経った時に結果論としてどちらが正しかったという事に過ぎませんので、ドル円に関しては引き続きトレードをするなら短期売買と言うスタンスで良いかと思います。
【1時間足】
短期トレンドの波をどう描くか?と言う事に多少の議論はあるとしても、概ね赤のラインのようにかけるのではないかと思います。
日足のパートで解説したようにドル円はやるなら短期売買と言った状態にありますので、長期保有のポジションを持つにはそぐわない状態にありますが、『EP1』でのロングはアリだったかと思います。
赤いラインで描いた短期トレンドがダブルボトムとなり、ネックラインを抜けた辺りで買う形になりますが、この場合の損切りは直近安値ライン(111.524)の少し下辺り、利食いは日足の直近高値『112.448』近辺と言う事で良いかと思います。
リスクリワード面でもバランスのとれたエントリーポイントと言えますが、注意点としては、日足のパートで解説したように日足がダブルトップになる可能性があり、『112.448』から上には売りを考えている勢力が存在していると考えられる為、欲張らずに利食っておくという事が肝要です。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:132.349
高値:132.586
安値:131.737
終値:132.318
-3.1pips(高値から安値:84.9pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
134.327
ピンクの点線のライン
134.251
ピンクの極太のライン
134.129
ピンクの点線のライン
133.333
赤の点線のライン
133.261
ピンクの点線のライン
133.131
赤の点線のライン
132.847
赤の点線のライン
132.725
赤の点線のライン
132.460
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
132.215
緑の点線のライン
132.025
青の点線のライン
131.804
緑の極太のライン
131.768
青の点線のライン
131.717
緑の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円の日足の形状は、上昇トレンドの状態にあり、9月8日から『押し目無き上昇』が継続してきましたが、今週に入ってから3日続落した事で、まとまった押しが入った形となっています。
黄色のラインは9月8日~9月21日にかけての上昇に対して、フィボナッチリトレースメントをあてたものになりますが、昨日に関しては50.%戻しラインと61.8%戻しラインの中間にあるサポートライン『131.804』にヒゲでワンタッチした格好になっています。
日足は上昇トレンドの状態にあり、現段階では押し目買いを狙って行くという方針で良いかと思います。
【1時間足】
日足のパートで解説した通り、現在は『131.804』近辺での値動きとなっています。
押し目買いを狙って行くという事で、短期トレンドの折り返しを見て行くという状態にありますが、短期トレンド波形を捉えていく上で、いくつかの波の描き方があろうかと思われます。
ひとつは緑のラインで描いたような波形で、その場合、白い楕円で囲った高値がラス戻り高値ラインと言う事になります。昨日に関しては、同ラインを上方にブレイクするか?と言った局面もありましたが、結果的にはレジスタンスされた格好になった為、エントリーチャンスは訪れませんでした。
もうひとつはピンクのラインで描いた波形のように一本の方波として捉えるという見方で、これは緑の波形で描いた『戻り』の部分が値幅的に小さい為、戻りとしては認識しないという見方になります。
現時点においては、上記いずれかの見方になってくるのかな?と思いますが、緑の方の波として考えて、ラス戻り高値ブレイクで買いを考える場合には、ピンクの波のように考えてる人もいるという事で、何処かから戻り売りが入ってもおかしくはないという認識を持ちながら、相場を眺めておかなければなりません。
その場合、売りを考えている人がショートを考える候補となり得るレジスタンスがいくつかありますので、リスクリワードのバランスが取れない場合はエントリーを見送る等の対処も必要になってきます。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.18471
高値:1.18607
安値:1.17567
終値:1.17908
-56.3pips(高値から安値:104.0pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.20387
ピンクの点線のライン
1.20312
ピンクの極太のライン
1.20205
ピンクの点線のライン
1.20134
ピンクの点線のライン
1.19946
ピンクの点線のライン
1.19926
ピンクの極太のライン
1.19709
ピンクの点線のライン
1.19618
赤の点線のライン
1.19325
ピンクの点線のライン
1.18976
赤の点線のライン
1.18838
赤の極太のライン
1.18617
赤の極太のライン
1.18396
赤の点線のライン
1.18083
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.17654
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
ユーロドルは日三尊のネックライン(『1.18617』)を明確に下抜けています。
次の目標は、『1.17216』のライン(白い楕円で囲ったライン)になりますが、ここを破ると日足レベルではラウンドナンバー以外ではまともなサポートラインが無い為、注目されてくるラインとなりそうです。
【1時間足】
昨日の寄り付きの時点で、日足の三尊のネックラインを下抜いている状態にありましたので、昨日に関しては売り場を探すというスタンスで構えておくという事で良かったかと思います。
逆張り気味に入るなら『EP1』でのショート、波形で入るなら『EP2』でのショートと言う事になりますが、『EP2』の方はブレイク時の勢いが強かった上にプルバックも浅かったので、飛び乗りで入る以外では入りにくい感じだったかと思います。
昨日に関してはエントリーを見送っておいて、1時間足レベルの短期トレンドが一旦上向きになり、再度下向きになった所を捉えて行くという事でも良いかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
17:00 【ユーロ】 8月マネーサプライM3(前年同月比)
20:00 【米国】 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
21:30 【米国】 8月耐久財受注(前月比)
21:30 【米国】 8月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
23:00 【米国】 8月住宅販売保留指数(前月比)