NYダウ史上最高値更新も、ドル買いと言うより円売り優勢
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昨日は、NYダウが23100ドル代に上昇、史上最高値を更新しましたが、ドル買いと言うよりは円売りが優勢の相場展開となりました。
そんな状況の中で、ダドリーNY連銀総裁は『インフレの上昇力が弱いのは謎』『FRBは2017年、3回の利上げの道筋に乗って動いている』などと発言しています。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:112.184
高値:113.043
安値:112.126
終値:112.917
+73.3pips(高値から安値:91.7pips)
ドル/円のレジスタンスライン
113.077
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
112.865
青の点線のライン
112.833
緑の極太のライン
112.727
緑の点線のライン
112.440
緑の点線のライン
112.162
青の点線のライン
112.116
青の点線のライン
112.058
青の点線のライン
112.033
緑の点線のライン
111.815
緑の点線のライン
111.719
青の極太のライン
111.674
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
日足レベルでは明確なトレンドはない状態にあり、引き続きピンクのラインで描いた下落の方波の中での値動きになっていますが、昨日の上昇によって直近高値ライン『112.833』を微妙にではありますが上抜いて(チャート画像白い楕円の部分)来ています。
9月8日から始まった上昇(『108.823』~『112.833』※ヒゲは切って考えています)に対して、フィボナッチリトレースメントをあてたものが黄色のラインになります。
23.6%戻し近辺・・・111.719
38.2%戻し近辺・・・110.734
50.0%戻し近辺・・・110.240
上記のような分布になっており、23.6%戻しと重なるレベルにあるサポートライン『111.719』近辺から反発、直近高値をブレイクした格好になっています。
上げ切らずに反落してきてしまうとダブルトップになる可能性もあり、注意が必要です。
【1時間足】
『日足の波形≒1時間足の中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)』という考えに立脚するのであれば、このような形で中期(オレンジのラインで描いた波)・短期(ブルーのラインで描いた波)の波形を描く事が出来ます。
ここで注意しなければならないのは、日足の波形と1時間足の中期トレンドの波形の『形状』は似た形であっても、高値・安値のラインは同じではないという点にあります。
噛み砕いて言えば、日足ではヒゲになっている部分に1時間足のサポレジが存在する場合もあり、そういった所からトレードを仕掛けてくる参加者もおり、それが見えていないとヒゲで刈られてしまって『何でそうなるのか理解出来ない』と言う精神状態になってしまいます。
基本的には大きな時間足のサポレジ近辺での値動きを見て仕掛けを考えて行くのが大前提ですが、その周りにある小さい時間足のサポレジの存在やサポレジ間の距離等をよくよく見て行けば、必ず合理性のあるエントリーポイントや条件というモノが見つかりますので、予想と違う値動きになってしまって負けてしまったような時には、そういって観点から原因を探っていくと良いかと思います。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:131.993
高値:133.269
安値:131.895
終値:133.092
109.9pips(高値から安値:137.4pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
133.465
ピンクの点線のライン
133.355
ピンクの極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
132.889
緑の点線のライン
132.338
緑の点線のライン
132.131
緑の点線のライン
131.958
青の極太のライン
131.804
緑の極太のライン
131.744
青の点線のライン
131.717
緑の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円の日足の形状は上昇トレンドの状態にあり、9月8日~21日の上昇(オレンジラインで描いた波)に対して押しと思しき下落(ピンクのラインで描いた波)が入り、『131.804』のラインを2度試しに来ましたが、破れずに反発してきた格好になっています。
『133.355』を上抜く事があれば、ダブルボトム形成・ネックラインブレイクと言う事になります。
ユーロ円はこれまでの上昇の過程でも何度かダブルボトムを形成(チャート画像白い楕円の部分)しており、今回もそうなるかを見て行くという事になろうかと思います。
【1時間足】
昨日寄り付きの時点においては、白い網掛けのレンジの中での値動きとなっており、欧州時間OP前後に同レンジを上方にブレイクしています。
その後、プルバックは入っているもののレンジの上限のラインであった『132.131』には届かず(赤い楕円の部分)に上昇して行っている為、ここを買えなかったという方も多かったのではないかと思います。ただ、このレンジブレイクでの買いは『波形』と言う観点からすると時期尚早とも言え、ここを買う場合はあくまでも打診買いと言うレベルのエントリーと言う自覚が必要かと思います。
ユーロ円の短期波形は、赤いラインで描いたダブルボトムと見ることが出来、ネックラインをブレイクした白い楕円の辺りで買えれば、十分に合格点と言えるトレードになったのではないかと思います。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.17656
高値:1.18045
安値:1.17295
終値:1.17863
+20.7pips(高値から安値:75.0pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.18838
赤の極太のライン
1.18774
ピンクの点線のライン
1.18655
ピンクの点線のライン
1.18617
赤の極太のライン
1.18097
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.17860
青の点線のライン
1.17720
緑の点線のライン
1.17576
緑の極太のライン
1.17413
青の点線のライン
1.17388
青の点線のライン
1.17302
青の点線のライン
1.17262
青の点線のライン
1.17093
青の極太のライン
1.17068
緑の点線のライン
1.16880
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
白い楕円で囲ったダブルボトムの上に赤の楕円で囲った三尊が乗っかっている形になっており、三尊のネックライン近辺で上値を抑えられ、ダブルボトムのネックラインを割り込んでいるものの、その少し下にある『1.17576』のサポートラインが機能して反発した格好になっています。
大雑把に見れば、白い楕円で囲った『1.17576~1.18617』のレンジになっていると見ることが出来ようかと思います。
【1時間足】
日足のパートで述べたように『1.17576~1.18617』のレンジの中での値動きと言う認識の中で、買うのであれば『1.17576』のラインに出来るだけ近いところで買いたいという状況にありました。
そういった状況下で、白いラインで描いたダブルボトムを形成、ネックラインをブレイクしています。
セオリー通りと言う感じですが、ネックラインブレイクした所(白い楕円の部分)で買って行くという事で良かったかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
08:50 【日本】 9月貿易統計(通関ベース)
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
09:30 【オーストラリア】 9月失業率
09:30 【オーストラリア】 9月新規雇用者数
11:00 【中国】 9月鉱工業生産(前年同月比)
11:00 【中国】 7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
11:00 【中国】 9月小売売上高(前年同月比)
13:30 【日本】 8月全産業活動指数(前月比)
15:00 【スイス】 9月貿易収支
17:30 【英国】 9月小売売上高指数(前月比)
21:30 【米国】 前週分新規失業保険申請件数
21:30 【米国】 10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
23:00 【米国】 9月景気先行指標総合指数(前月比)