北朝鮮リスク後退&月末・期末のフローで円安
更新日時:
3月28日、トランプ米大統領はTwitterで『中国の習近平国家主席から昨夜、金正恩委員長との会談が非常に順調に進み、金正恩委員長は私との会談を心待ちにしているというメッセージを受け取った』事を明らかにしました。
これを受けて、北朝鮮リスクが後退したとの見方から円売りが活発化、月末・期末のフローとも重なったことで、クロス円は大きく上昇する格好となりました。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:105.322
高値:107.004
安値:105.318
終値:106.839
+151.7pips(高値から安値:168.6pips)
ドル/円のレジスタンスライン
106.966
ピンクの点線のライン
106.815
ピンクの極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
106.672
緑の点線のライン
106.590
緑の点線のライン
106.521
緑の極太のライン
106.058
緑の点線のライン
105.893
緑の点線のライン
105.778
緑の点線のライン
105.644
緑の点線のライン
105.457
青の点線のライン
105.321
青の点線のライン
105.179
緑の点線のライン
104.994
青の点線のライン
104.950
青の点線のライン
104.867
青の点線のライン
104.639
青の極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
3月28日のドル円の日足の形状は、大陽線となりました。
日足の波は、白い波の下落トレンドを崩し、オレンジの波についてもラス戻り高値の上抜けにチャレンジしている状態となっています。
【1時間足】
3月28日のドル円は大きく上昇、緑の下落の片波(緑の楕円で囲った片波)の高値ラインをブレイクしており、緑の波の下落トレンドを崩しています。
赤い楕円で囲った部分の波の見方が昨日の相場のキーとなりました。昨日の動画の中で述べたのですが、この部分の波というのは白い波のようにとらえることもでき、この場合にはラス押し安値を下抜いており、トレンドに変化が生じていると見る事が出来ますが、青い一本の波としてとらえることもできました。
青い一本の波としてとらえる場合は、白い波のラス押し安値を下抜いた値動きは押しに過ぎないということになります。
結果的には青い一本の波と見ることが正解だったということになりますが、大事なのは事前に・・・
1. 白い波のような見方があり、この場合ラス押し安値を下抜いておりトレンドに変化が生じている。
2. 青い波のような見方があり、この場合押しが入ったにすぎない
・・・という2つの見方があるということを把握しておいた上で、いつの時点でどちらの見方が正しいかに気付けたか?ということになります。
白い波と考えている人はラス押し安値を下抜いた(右の山が高いダブルトップのネックラインを下抜いたと見ることもできます)値動きに対しての戻り売りを検討していたはずです。
しかし、その後の値動きによってピンクの波が安値・高値切り上げの状態になって(ピンクの楕円の部分)います。
この時点では、青い波の直近の高値を上抜いてはいないものの、『おかしいな?』ということは感じていたはずです。その後さらに上昇し、オレンジの水平線を上抜けした時点(オレンジの楕円の部分)で、『白の波のような見方は間違いだった』ということに気付くと同時に『青の波が正しかった』ということに気付くという感じで思考が流れて行ったのではないかと思います。
『間違いを認めたところ』・『新たな気付きがあったところ』というのは、行動を起こすポイントと成り得る場所であるので、これまで説明したような感じで他のトレーダーさんの思考が流れて行ったのではないか?ということに思い至れば、オレンジの楕円のあたりでエントリーをすることも考えられたかと思います。
ただ、このエントリーは大きな波に沿ったエントリーではないので、エントリーするのであれば、そのことを頭に入れて短期売買としてさっと出るということが前提となります。その場合の利食い目標は日足のレジスタンスラインであった『106.521』・『106.815』と言った辺りが有力な利食いポイントであったかと思います。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:130.616
高値:131.697
安値:130.562
終値:131.458
+84.2pips(高値から安値:113.5pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
131.903
ピンクの極太のライン
131.710
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
131.072
青の点線のライン
130.716
青の点線のライン
130.611
青の点線のライン
130.104
緑の点線のライン
129.854
緑の点線のライン
129.754
青の点線のライン
129.274
青の極太のライン
129.163
青の点線のライン
129.101
緑の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
3月28日のユーロ円の日足の形状は、実体がしっかりした感じの陽線となりました。
日足の波はオレンジの波は高値・安値切り下げの状態にありますが、白い波については方向性に変化が生じています。
【1時間足】
3月28日のユーロ円は、押しを付けながら上昇を続けた1日となりました。
しかしながら、直近高値ライン『131.710』、日足のレジスタンスライン『131.903』といったラインは越えられておらず、赤い楕円で囲った部分がダブルトップになる可能性もある形状となっています。
日足の重要なレジスタンスラインに近いレベルにあるということもあり、波の折り返しが起こるかどうか?に要注目です。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.24009
高値:1.24208
安値:1.22994
終値:1.23065
-94.4pips(高値から安値:121.4pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.24706
赤の点線のライン
1.24644
ピンクの点線のライン
1.24420
赤の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.23954
青の点線のライン
1.23904
緑の極太のライン
1.23859
青の点線のライン
1.23810
緑の点線のライン
1.23745
緑の点線のライン
1.23610
青の点線のライン
1.23482
青の点線のライン
1.23440
緑の点線のライン
1.23377
緑の極太のライン
1.23205
青の点線のライン
1.23181
緑の点線のライン
1.23008
青の点線のライン
1.22884
緑の点線のライン
1.22613
青の点線のライン
1.22426
青の極太のライン
1.22401
青の点線のライン
1.22351
緑の点線のライン
ユーロ/ドルの解説
【日足】
3月28日のユーロドルの日足の形状は、大陰線となりました。
オレンジの波は安値・高値切り上げの形状を維持していますが、『1.25070』のレジスタンスラインには届かずに反落してきています。
基本的には『1.21830』~『1.25070』のレンジの中での値動きですので、波に乗っていくというトレードはやりにくい状況かと思います。
【1時間足】
3月28日のユーロドル相場は、寄り付き~東京時間のお昼頃にかけて戻す場面もありましたが、その後は大きく下落しました。
黄色の水平線は、直近の緑の波の片波に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
61.8%戻しラインを下抜いており、かなり大きく戻したと言えようかと思いますが、青の波のラス押し安値ラインのあたりで一旦は止まっています。ここを破ると全戻しも視野に入ってくるということになろうかと思われますが、日足のレンジの中での値動きとなっていますので、高値掴みや突っ込み売りと言ったことに注意が必要です。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
06:45【ニュージーランド】2月住宅建設許可件数(前月比)
08:50【日本】2月百貨店・スーパー販売額(既存店)(前年同月比)
08:50【日本】2月小売業販売額(前年同月比)
08:50【日本】前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
08:50【日本】前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
15:00【南アフリカ】2月マネーサプライM3(前年同月比)
16:00【スイス】3月KOF景気先行指数
17:30【英国】2月マネーサプライM4(前月比)
17:30【英国】10-12月期四半期経常収支
17:30【英国】2月マネーサプライM4(前年同月比)
17:30【英国】10-12月期四半期国内総生産(GDP、確定値)(前期比)
17:30【英国】2月消費者信用残高
17:30【英国】10-12月期四半期国内総生産(GDP、確定値)(前年同期比)
21:00【南アフリカ】2月貿易収支
21:30【米国】前週分新規失業保険申請件数
21:30【米国】2月個人消費支出(PCE)(前月比)
21:30【米国】2月個人所得(前月比)
21:30【米国】2月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30【カナダ】1月月次国内総生産(GDP)(前月比)
21:30【カナダ】2月鉱工業製品価格(前月比)
21:30【カナダ】2月原料価格指数(前月比)
22:45【米国】3月シカゴ購買部協会景気指数
23:00【米国】3月ミシガン大学消費者態度指数・確報値