FXで何やっても勝てなくて、やったコト

パウエル議長証言はやや楽観的な内容。年4回の利上げの可能性残す

更新日時:

7月17日の金融市場は、日・米株高、米長期利回り低下、金は下落となりました。

パウエルFRB議長が上院証言で、今後数年にわたり労働市場が堅調を維持し、インフレ率もFRBの目標である2%近辺で推移するとの見通しを示し、トランプ政権の通商政策を巡り不透明性が漂っているとの認識を示しつつも、貿易戦争が世界の景気回復を頓挫させるリスクが存在するかどうかを想定することは困難との見解を示しています。

貿易戦争についてパウエル議長が特段大きな懸念を示さなかったため、市場では年4回の利上げの可能性を残したとの見方が支配的となっています。

ドル/円

ドル円日足チャート2018年07月18日
ドル円1時間足チャート2018年07月18日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ドル/円の値動き

始値:112.265

高値:112.918

安値:112.216

終値:112.852

+58.7pips(高値から安値:70.2pips)

ドル/円の解説

【日足】

7月17日のドル円の日足の形状は、実体がしっかりした感じの陽線となりました。

『108.746』のサポートラインと『111.032』・『111.283』のレジスタンスラインに挟まれた青紫のボックスを上方にブレイクした勢いをかって、上昇中といった格好になっており、113円台に散在しているレジスタンスラインを窺おうかという情勢になってきております。

当面は113円台序盤から断続的に存在しているレジスタンスライン付近で売りが入るかどうかを見ていくという事になろうかと思います。

【1時間足】

この所のドル円の値動きは、安値・高値切り上げの上昇トレンドの形状を維持しながら上昇が継続しています。

波が折り返してくるまでは特筆すべき事はないような感じですが、若干気になる点として押しが浅い感じがします。

上昇トレンドが継続しているうちはあまり問題にはなりませんが、どこかから売りが入って反落してきた際にこういった浅い押しのラス押し安値に注目するトレーダーさんと押しが浅過ぎるとして押しとは見ないトレーダーさんに分かれる事もあり、反落してくるような事があった際にはそういった事を考慮しながら相場を見る必要性があります。

ユーロ/円

ユーロ円日足チャート2018年07月18日
ユーロ円1時間足チャート2018年07月18日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ユーロ/円の値動き

始値:131.427

高値:131.974

安値:131.427

終値:131.604

+17.7pips(高値から安値:54.7pips)

ユーロ/円の解説

【日足】

7月17日のユーロ円の日足の形状は、やや上ヒゲの長い小陽線となりました。

白い波のラス戻り高値ライン『130.925』を上抜いて上昇を継続しており、次はオレンジの波のラス戻り高値である『133.096』が当面の目標という事になろうかと思われます。

『133.096』は『137.176』~『125.412』までの下落に対して61.8%戻し(132.682)の少し上に位置しており、この近辺までの上昇がみられた場合には注目されてくる可能性があります。

【1時間足】

浅めの押しが入って上昇という展開が継続しています。

ドル円のパートでも同じような事を書いたのですが、押しが浅い場合というのは反落してきてトレンド転換を見極めるような状況になった際に見方が分かれる事が多く、ダマシにあう可能性も高くなるという困った側面を持っているのですが、ダマシにあう可能性が高いという事は、その分だけ自分以外のトレーダーさんの損切りも入るという事で、チャンスの裏返しという事も出来ます。

押しが浅めの場合に他のトレーダーさんの損切りを利用するようなトレードを身に着けると勝率もググっと上がってきますので、こういった際には特に注意して自分以外のトレーダーさんがどこに損切りを置くかをよくよく考えるようにしましょう。

ユーロ/ドル

ユーロドル日足チャート2018年07月18日
ユーロドル1時間足チャート2018年07月18日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。

ユーロ/ドルの値動き

始値:1.17087

高値:1.17439

安値:1.16487

終値:1.16587

-50.0pips(高値から安値:95.2pips)

ユーロ/ドルの解説

【日足】

7月17日のユーロドルの日足の形状は、やや上ヒゲの長い陰線となりました。

オレンジの波の直近高値ライン付近から反落してきていますが、落ち切らずという格好になっています。

【1時間足】

7月17日のユーロドルは欧州時間までは上昇傾向での推移となりましたが、欧州時間以降は下落する格好となりました。

現在は日足のレンジ中での値動きなので、ガマンという事で良いかと思います。

参考ページ:ドル円・ユーロ円・ユーロドルのサポレジを毎日更新!

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

17:00【南アフリカ】6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)

17:00【南アフリカ】6月消費者物価指数(CPI)(前月比)

17:30【英国】6月小売物価指数(RPI)(前月比)

17:30【英国】6月小売物価指数(RPI)(前年同月比)

17:30【英国】6月消費者物価指数(CPI)(前月比)

17:30【英国】6月卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)(前年同月比)

17:30【英国】6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)

18:00【ユーロ】5月建設支出(前月比)

18:00【ユーロ】5月建設支出(前年同月比)

18:00【ユーロ】6月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)

20:00【米国】MBA住宅ローン申請指数(前週比)

20:00【南アフリカ】5月小売売上高(前年同月比)

21:30【米国】6月住宅着工件数(前月比)

21:30【米国】6月建設許可件数(年率換算件数)

21:30【米国】6月建設許可件数(前月比)

21:30【米国】6月住宅着工件数(年率換算件数)

23:00【米国】パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

27:00【米国】米地区連銀経済報告(ベージュブック)