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カーニー総裁がブレグジットへの懸念を表明『金融政策は歩くべきであり、走るべきではない』

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昨日の金融市場は、日経平均株価は下落、米国株は上昇、米国債利回り低下、為替はユーロ売りとなっています。

報道では米中間の通商問題が意識されたという事になっていますが、実際の値動きとしては円が買われるのではなくユーロが売られており、個人的にはカーニー総裁が英国の欧州連合(EU)離脱に関連するリスクへの懸念を表明、金融政策は『歩くべきであり、走るべきではない』との認識を示した事が意識されたのではないかと思われます。

ドル円

ドル円日足チャート2018年08月03日
ドル円1時間足チャート2018年08月03日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ドル円の値動き

始値:111.703

高値:111.730

安値:111.304

終値:111.635

-6.8pips(高値から安値:42.6pips)

ドル円の解説

【日足】

8月2日のドル円の日足の形状は、下ヒゲが長めの小陰線となりました。

黄色の水平線は『108.746』~『112.852』迄の上昇に対して、フィボナッチリトレースメントをあてたもので、50.0%戻しライン付近から反発した格好になっていますが、ここ2日ほどは上がり切らずかと言って下げずといった状況になっています。

【1時間足】

俯瞰すれば、ダブルボトムを形成してネックラインを上方にブレイク、ブレイクした動きに対して押しが入ったといった格好の値動きとなっています。

紫の水平線は『113.078』~『110.668』迄の下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。

値動きを順番に見て行こうと思いますが、青い波のダブルボトムのネックラインをブレイクした値動きは、紫のフィボナッチリトレースメント61.8%戻し付近で頭を押さえられて反落しています。

ちなみに61.8%戻しラインの付近には『112.203』というレジスタンスラインが存在していますが、これは以前に青い波の上昇を崩した際のラス押し安値ラインという事になります。

昨日・一昨日と下落傾向の値動きとなしましたが、黄色の水平線は『110.668』~『112.128』迄の上昇に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。

50.0%戻しライン付近から反発した格好になっていますが、その上のオレンジの水平線は青の波のダブルトップのネックラインで、ネックラインピッタリでは止まりませんでしたが、ネックライン付近から買いが入って反発したと見て良いかと思います。

昨日トレードをするのであれば、ネックライン付近の反発を分足で買うというトレードが考えられたかと思います。

ユーロ円

ユーロ円日足チャート2018年08月03日
ユーロ円1時間足チャート2018年08月03日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ユーロ円の値動き

始値:130.252

高値:130.275

安値:129.235

終値:129.312

-94.0pips(高値から安値:104.0pips)

ユーロ円の解説

【日足】

8月2日のユーロ円の日足の形状は、大陰線となりました。

黄色の水平線は『127.355』~『131.604』迄の上昇に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。

昨日は大陰線になったとは言えども、直近安値ライン『129.278』ではサポートされており、本日に関しては『129.278』を破るかどうかを見ていくという事になりそうです。

【1時間足】

黄色の水平線は『131.901』~『129.159』迄の下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。

61.8%戻しラインをまたぐ形でダブルトップを形成、ネックラインを下方にブレイク、下落に勢いがついたという格好になっています。

日足のパートでも述べたように次は直近安値を崩せるかどうか?という事になろうかと思われます。

ユーロドル

ユーロドル日足チャート2018年08月03日
ユーロドル1時間足チャート2018年08月03日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。

ユーロドルの値動き

始値:1.16590

高値:1.16669

安値:1.15811

終値:1.15834

-75.6pips(高値から安値:85.8pips)

ユーロドルの解説

【日足】

8月2日のユーロドルの日足の形状は、大陰線となりました。

『1.15377』~『1.17971』のレンジの中での値動きが継続しており、下限ラインに近しいレベルでの値動きとなってきています。

【1時間足】

昨日は大きく下げたとはいえ、日足のレンジ中での値動きが継続しておりますので、引き続き無暗に手を出さないという事で良いかと思います。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

08:50【日本】日銀・金融政策決定会合議事要旨

10:30【オーストラリア】6月小売売上高(前月比)

10:45【中国】7月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)

16:15【スイス】7月消費者物価指数(CPI)(前月比)

17:00【ユーロ】7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)

17:30【英国】7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)

18:00【ユーロ】6月小売売上高(前月比)

18:00【ユーロ】6月小売売上高(前年同月比)

21:30【米国】7月平均時給(前月比)

21:30【米国】6月貿易収支

21:30【米国】7月平均時給(前年比)

21:30【米国】7月非農業部門雇用者数変化(前月比)

21:30【米国】7月失業率

21:30【カナダ】6月貿易収支

22:45【米国】7月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)

22:45【米国】7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)

23:00【米国】7月ISM非製造業景況指数(総合)