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FRBの利上げは年内に後何回?FOMC議事録、パウエル議長で手掛かりを探る週になるか?

更新日時:

8月20日の金融市場は、米株は小幅高、日経平均は小幅安、金は続伸、米国債利回りは低下しています。為替はドル安となっています。

米中通商交渉への期待が高まる中、トランプ米大統領がFRB(連邦準備理事会)の利上げペースを批判したことがドルへの圧迫要因となっています。

FRBは7月31日~8月1日のFOMC議事要旨を22日に公表する予定となっており、パウエル議長は米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる経済シンポジウムで24日に講演を行う予定となっています。

FRBが年内にさらに2回の利上げを実施し、合計の利上げ回数が4回になるのか?手掛かりを探るという事になりそうです

ドル円

ドル円日足チャート2018年08月21日
ドル円1時間足チャート2018年08月21日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ドル円の値動き

始値:110.588

高値:110.678

安値:110.012

終値:110.059

-52.9pips(高値から安値:66.6pips)

ドル円の解説

【日足】

8月20日のドル円の日足の形状は、上下共に短いヒゲがあり、実体がしっかりした感じの陰線となりました。

黄色の水平線は『104.639』~『112.852』迄の上昇に対して、フィボナッチリトレースメントをあてたものになります。

『112.852』を当面の高値として下落してきた格好になっており、下方に目を転じれば『109.733』~『108.746』にわたって断続的にサポートラインが存在しています。

『109.733』は38.2%戻しラインとほぼ重なるレベルにあり、『108.746』は50.0%戻しラインとほぼ重なっており、そういった意味でも『109.733』~『108.746』のレベルは抵抗帯として意識されてくる可能性があろうかと思われます。

逆に言えば、この抵抗帯の下には買い方の損切りが入っている可能性があり、破った時にはことのほか勢いがついてしまうという事も想定されます。

【1時間足】

状況を整理しておくと、画像の尺の問題で写っていませんが、緑の波(※日足の波と近い形状)は安値・高値切り上げの状態にあります。

青の波は高値・安値切り下げの状態、白の波も高値・安値切り下げの状態にあります。

日足の波は上向きの形状を崩しておらず、その中で1時間足の波は下向きという状況にあります。

波の方向性をしっかりと見て、混乱しないようにしておくことが必要ですが、あまり近視眼的に見ずに大事な高値・安値を見極めながら損切りが入っていそうなポイントを絞り込んでいくようにしましょう。

ユーロ円

ユーロ円日足チャート2018年08月21日
ユーロ円1時間足チャート2018年08月21日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ユーロ円の値動き

始値:126.480

高値:126.483

安値:126.064

終値:126.352

-12.8pips(高値から安値:41.9pips)

ユーロ円の解説

【日足】

8月20日のユーロ円の日足の形状は、やや下ヒゲが長めの小陰線となりました。

今日はいつもよりも長めの期間が写っているチャートを持ってきました。

黄色の水平線は、『115.194』~『137.176』迄の上昇に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。

日足レベルの当面のサポートラインは、『125.412』並びに『125.357』という事になりますが、50.0%戻しライン付近に位置している事が分かります。

日足のオレンジの波は、高値・安値切り下げの下落トレンドの形状にあり、直近安値ラインの下抜けにチャレンジしている状況にあります。

まずは、直近安値ラインを下抜け、下落トレンドが継続していくのか?あるいはピンクの上昇の片波に対する押し目買いが入るのか?を見ていくという事になろうかと思います。

【1時間足】

青の波がダブルボトムになる可能性が出てきています。

ダブルボトムになったとして、日足の波の反転の兆候と成り得るか?という事を見極めながら、買いを入れていくという事になりますので、買いを考える場合は相場観の自信によって枚数を調整しながら、あまり自信がない場合には打診買い気味に入るなどの工夫が必要になろうかと思われます。

ユーロドル

ユーロドル日足チャート2018年08月21日
ユーロドル1時間足チャート2018年08月21日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。

ユーロドルの値動き

始値:1.14364

高値:1.14840

安値:1.13935

終値:1.14795

+43.1pips(高値から安値:90.5pips)

ユーロドルの解説

【日足】

8月20日のユーロドルの日足の形状は、下ヒゲがやや長い感じの陽線となりました。

『1.15377』~『1.17971』のレンジのレンジを下抜け、『1.13416』のサポートラインから反発、レンジの下限ライン付近に戻ってきた感じになっています。

レンジを下抜けてから、戻ってきた所を売るというのは一種のセオリーでもあるわけですが、売る場合は安易にバチンと売るのではなく、しっかりと時間足で波の折り返しを確認してから売るなどの一手間がトレード成績を向上させる事に繋がりますので、時間足を見ながら判断を降していくようにしましょう。

【1時間足】

日足の旧レンジの下限ライン『1.15509』並びに『1.15377』付近での値動きとなっています。

この付近での売りを考えているといった場合には、1時間足を見ながら波の折り返しを確認して入るようにしていきましょう。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

10:30【オーストラリア】豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表

21:30【カナダ】6月卸売売上高(前月比)