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ドル円は3連騰108円台へ突入

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先週末のドル円は上昇、日経平均株価についても少し上げて引けています。

ドル円は3連騰となり、108円台での値動きとなっています。

ドル円の値動き(2021年3月5日)

始値:107.895

高値:108.637

安値:107.813

終値:108.380

+48.5pips(高値から安値:82.4円)

ドル円日足の環境認識(2021年3月8日)

ドル円日足チャート2021年3月8日

長期的な目線では赤い楕円で囲んだ片波の中での値動きとなっています。上下にヒゲはありますが、終値ベースでは「111.278」~「102.263」の値動きという事になります。

オレンジのトレンドラインに沿って下落してきましたが、2021年1月末にオレンジのトレンドラインを上方にブレイク後、安値・高値切り上げの波形(緑の楕円の部分)となってきており、この上昇に対して引いたトレンドラインが紫のトレンドラインとなります。

2021年3月8日寄り付きの段階では、緑の楕円で囲った部分の上昇トレンドの形状(安値・高値切り上げの形状)は継続しています。

また、先週末の値動きによって「111.278」~「102.263」の下落に対する61.8%戻しラインを上抜けてきています。

ドル円の1時間足分析(2021年3月08日)

ドル円1時間足2021年03月08日

2021年3月8日寄り付き時点のドル円は紫のトレンドラインの上での値動きとなっており、日足のサポートライン「107.908」の上あたりでもみ合いとなっています。

買い目線の人の思考

基本的には日足の緑の楕円の部分が上昇トレンドの形状となっている事を根拠に買い場を探しているという事になろうかと思います。

買い目線でいる人達が行動を起こしてきそうなポイントとしては・・・

  1. 1時間足レベルのレンジ「108.241」~「108.529」を上抜けする事があればブレイクアウト狙いの買い

  2. 日足のサポートライン「107.908」付近まで下落してくることがあれば買い

  3. 紫のトレンドライン付近まで下落してくるような事があれば買い

・・・といったタイミングが考えられます。

1については、小型のレンジをブレイクしてくるような事があれば買ってみよう・・・という事になります。

レンジの上辺「108.529」の上には1時間足レベルのレジスタンスラインはいくつか存在していますが、日足レベルのレジスタンスラインはラウンドナンバーを除けば「109.568」までないという状態になっています。

2については、元々日足のレジスタンスラインであった「107.908」がサポレジ転換してくれることを期待しての買い・・・という事になります。

現状の水準からすると少し距離があるので、そういう局面が訪れるかどうか?仮に訪れるとしていつになるのか?という問題はあるとしても、一回り長い時間足(1時間足から見た時の日足)のサポートラインでの買いを行う場合には、サポートラインに近づいていく過程の値動きの波をしっかりと見ておいて波反転などを狙っていくと良いと思います。

3については、トレンドラインに接近してくるようなタイミングがあれば、買ってみるという事になります。

そのタイミングが訪れるか?訪れた場合には、タイミングによって2のサポートラインと重なるようなタイミングもありますので、そう言ったタイミングがあればそれらを根拠に買ってくる方々が増えてくる可能性があります。

売り目線の人の思考

直近の日足のトレンド(日足チャート緑の楕円の部分)、1時間足共に上昇トレンドの形状を維持している事からやや逆張り気味に入りたい人達という事になろうかと思います。

売り目線でいる人達が行動を起こしてきそうなポイントとしては・・・

  1. 1時間足レベルのレンジ「108.241」~「108.529」を下抜けする事があればブレイクアウト狙いの売り

  2. 日足のサポートライン「107.908」を下方にブレイクするような事があれば売り

  3. 紫のトレンドラインを下方にブレイクするような事があれば売り

・・・といったタイミングでの売りが考えられます。

1については、小型のレンジを下方にブレイクしてくるような事があれば売ってみよう・・・というタイミングとなります。

売り全般に対して言えますが、日足・1時間足共に上昇トレンドの形状が崩れていないので、難易度としては難しいという事になります。売りをやる場合には「さっと入ってさっと出る」ことを心掛けましょう。

2については、日足のサポートライン「107.908」を下方にブレイクするような事があれば、損切りや下の方から買ってきた人の利食いが出る事も期待しての売りという事になります。

3については、トレンドラインを崩した事でトレンドに変化が生まれるのではないか?という事に期待しての売りという事になります。

起こるタイミングにによっては、2と近いタイミングで起こる可能性もあります。

買い・売りどちらにおいても上記それぞれのタイミングでエントリーした人が損切りしてくるタイミングもエントリーのタイミングとなり得ますので、例えば「自分は買い目線でいるけど売りのタイミングがきた」といった事が起こった場合には、その後の値動きをじっくりと見て売ってる人が損切りしてくるようなタイミングや利食ってくるタイミングで買っていくという事もあり得ますので、そう言った視点を持ちながら相場を見て行くと良いかと思います。