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ドル円は109円台定着を狙う周となるか

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2021年3月12日のドル円は上昇、日経平均株価も上昇して引けています。

ドル円については、ギリギリ109円台を守って引けています。

ドル円の値動き(2021年3月12日)

始値:108.482

高値:109.158

安値:108.461

終値:109.019

+53.7pips(高値から安値:69.7pips)

ドル円日足の環境認識(2021年3月15日)

ドル円日足チャート2021年3月15日

長期的な目線では赤い楕円で囲んだ片波の中での値動きとなっています。上下にヒゲはありますが、終値ベースでは「111.278」~「102.263」の値動きという事になります。

2020年3月~2021年1月にかけて、オレンジのトレンドラインに沿って下落してきましたが、2021年1月末にオレンジのトレンドラインを上方にブレイクした後、安値・高値切り上げの上昇トレンドの波形(緑の楕円の部分)となってきており、この上昇に対して引いたトレンドラインが紫のトレンドラインとなります。

2021年3月15日寄り付きの段階では、緑の楕円で囲った部分の上昇トレンドの形状(安値・高値切り上げの形状)は継続しています。

なお、黄色の水平線は「111.278」~「102.263」の下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものであり、現在は76.4%戻し付近に位置していおり、10ヶ月ほどかけて下がってきた値幅の75%程度を3ヶ月経たずに戻したという事になります。

ドル円の1時間足分析(2021年3月15日)

ドル円1時間足202103月15日

2021年3月15日寄り付き時点のドル円は紫のトレンドラインの上での値動きとなっており、本日の値動きによって直近高値ライン『109.192』を上抜けてきています。

2月下旬から始まった1時間足レベルの上昇は非常に強力で、押しという押しが入らずに上昇してきましたが、ソコソコの値幅が出た初めての調整・・・といった感じになっています。

紫のトレンドラインにタッチしたのも初めてという事になります。

余談ですが、解説の為にそのままにしていますが、紫のトレンドラインは引き直してアップデートする必要があります。

買い目線の人の思考

基本的には日足の緑の楕円の部分が上昇トレンドの形状となっている事を根拠に買い場を探しているという事になろうかと思います。

買い目線でいる人達が行動を起こしてきそうなポイントとしては・・・

  1. 直近高値ライン「109.192」のサポレジ転換を期待しての買い

  2. 直近安値ライン「108.860」付近での買い

  3. 紫のトレンドライン付近での買い

  4. 後述する売りのタイミングがダマシとなったようなタイミング

・・・といったタイミングが考えられます。

1については、ブレイクアウトの基礎的なやり方という事になりますが、レジスタンスラインを上抜けて戻ってきた所を買って行くというタイミングとなります。

このタイミングで出動する場合は、短期足などを使ってタイミングを計るようにして行きましょう。短期足でタイミングを計る中で、そのタイミングが来なかったり、短期足の波の折り返しが起こらなかったような場合には無理にエントリーしないという事も大切です。

2については、直近安値ライン・・・というよりも小型のレンジ(緑の四角)の下限ライン「108.860」で仕掛けるという事になります。

サポレジという観点からすると、緑の小型レンジの上辺で買って行く・・・というのもアリですが、そっちは1の範疇であるかなというように思います。

3については、トレンドライン付近まで下がってくるような事があれば買って行くという事になりますが、時間帯によっては上記2と重なるようなタイミングもあり得ます。

売り目線の人の思考

直近の日足のトレンド(日足チャート緑の楕円の部分)は上昇トレンドの形状にある中で、売りを行う場合には波の形などを根拠に売るという事にはなり難い為、逆張り気味の入り方になりがちな状況となっています。

売り目線でいる人達が行動を起こしてきそうなポイントとしては・・・

  1. 日足のレジスタンスライン「109.568」付近からの売り

  2. 直近高値ライン「109.192」の上方へのブレイクがダマシだったと判断できたタイミングの売り

  3. 「108.860」~「108.769」のサポートラインを下方にブレイクするような事があれば、ブレイクアウト狙いの売り

  4. 紫のトレンドラインを下方にブレイクするような事があれば売り

  5. 上記の買いのタイミングがダマシとなったタイミング

・・・といったタイミングでの売りが考えられます。

1については、タイミングが訪れるかは分かりませんが、日足のレジスタンスライン「109.568」付近まで上昇するような事があれば、これを背にしての売りが考えられます。

2については、直近高値ライン「109.192」の上抜けがダマシだっと・・・という確信が持てれば・・・という事になりますが、1時間足レベルのサポートラインも多く存在している上、ダマシかどうかの判断が難しいという事もあるので、ムリにチャレンジしなくても・・・というタイミングかと思います。

3については、後述する4とセットで考えるべきですが、サポートラインを下抜けて、次のサポートラインまで距離があるタイミングを狙っていくという事になります。

4については、前述の3とセットで考え、これらのサポートラインセットを抜けてくれば次のサポートラインまで距離がある所を狙っていくタイミングでの売りという事になります。

また、売り・買いともにそれぞれのタイミングがダマシとなった場合も仕掛けが検討できる場合もありますので、短期売買をしてる人は特にそれらのダマシになった時にどうするか?という事も考えておくとよいかと思います。