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MT4でインジケーター、チャート設定、テンプレートを同期・共有する方法

更新日時:2018年10月22日 06:10

MT4を使用する方で、複数の証券会社の口座を持っているという方も沢山いらっしゃるのではないかと思います。


複数の証券会社で口座を開設すると、必然的にMT4も複数インストールという事になり、インジケーター類やチャート設定の管理が煩雑になってしまい、『あれ?このインジケーターはどの証券会社のMT4にインストールしたっけ?』と言った事や『あれ?この前引いたラインがいないぞ・・・?』と言った事になりがちです。


インストールした全てのMT4で同じチャート設定でトレードをしたいと思うのが人情ではないでしょうか?


今回は、複数MT4をインストールしている場合でも、インジケーターやチャート設定・テンプレートを同期・共有する方法を解説していきます。


MT4を別々に管理する必要がなくなりますので、複数のMT4を使っている方は、是非ご参考下さい。


必要ソフトのインストール


今回行う方法には、『EXPLZH』というソフトが必要になります。


『EXPLZH』無料の圧縮ソフトです。


以下のサイトからダウンロードして、インストールを済ませておきましょう。

『EXPLZH』の配布元サイトです。


窓の社

MT4のフォルダ構造を知ろう


MT4がインストールされているフォルダの構造を見ていきましょう。


MT4インストールフォルダSS


MT4のインスト-ルフォルダの中身は全て一緒で、どのブローカーのMT4も同じ内容のフォルダで構成されています。


インジケーターは『Indicators』というフォルダに入れるわけですが、これは『MQL4』というフォルダの中にあります。


MT4を複数インストールしていて、全てのMT4に新しいインジケーターを導入する場合には、全ての『Indicators』フォルダに入れなければいけませんが、毎回その作業をするのは面倒ですので、どのMT4を使っても全てのMT4に変更を反映させたい訳です。


1つのフォルダを複数のMT4で共有して使う事でそれを解決しようという事で、考え方としてはクラウドの仕組みと同じような感じと考えて頂いてよいかもしれません。


シンボリックリンクによる共有


『Indicators』フォルダだけを共有すればインジケーターの共有は可能ですが、ここではその上の『MQL4』フォルダから共有する事にします。


仮にA・B・Cと3つのMT4がインストールされているとした場合、『A』のMT4の『MQL4』フォルダを『B』・『C』でも使うようにしていきます。


前準備として、『B』及び『C』の『MQL4』フォルダを削除します。この際、削除するのが不安という場合にはフォルダ名を変えてそのまま残しておくか、どこか別の場所にバックアップするなりしておきます。


次に『A』のMT4の『MQL4』フォルダを『右クリックしながらドラッグ』して、『B』のMT4のフォルダ(先ほど『MQL4』フォルダを削除したフォルダ)へ移動させます。


右クリックを離すとメニューが表示されるので『シンボリックリンクをここに作成』を選択します。


『C』のMT4についても同じ操作を繰り返し行います。


これで、『A』『B』『C』全ての『MQL4』フォルダは『A』の『MQL4』フォルダが使用される(共有される)事になります。


その他の共有しておくと便利なフォルダ


インジケーターを例に説明をしてきましたが、その他にも共有しておくと便利なフォルダがあります。


『profiles』フォルダ・・・現在開いているチャートやラインの情報。


『templates』フォルダ・・・チャート設定のテンプレートが保存されているフォルダ。


上記のフォルダについても同期しておくと便利です。


ユーザーさん個々の考え方で、同期させたくないものもあると思いますので、各自必要なものを適宜同期していくと良いと思います。


リンク元のフォルダをドロップボックスなどに置けば、自宅以外のPCでも同じ環境でトレードする事も出来ますので、各自色々工夫して環境構築に役立ててみて下さい。

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