FXでこれをやったらちょっぴり勝てるようになったきっかけ
更新日時:2024年11月23日 02:40FXは退場者8割の厳しい世界です。その厳しい世界で結果を残すために日々研鑚を重ねているのになかなか勝てないという方も沢山おられると思います。
一生懸命考えた事がうまく行かずにテキトーに思いついた事をやってみたらウマく行ってしまったりと言った皮肉な事も起こります。
かくいう私も、一生懸命勉強しましたが、全然勝てるようになりませんでした。
『俺ってホントにFXの才能ないんだな~』と失笑したくなった事も数限りなくあります。
今日は、閑話休題としてそんな私の体験の中から『これやったらちょっぴり勝てるようになった』きっかけ的な事を書いてみようかなって思います。どうか肩の力を抜いて読んで頂ければと思います。
負けるトレーダーがやりがちなNG行動をまとめた記事もありますので、併せて読んでみて下さい。
- インジケーターを全部外した
- サポレジと波を自分でチャートに書く
- サポレジと波を分類するようになった
- サポレジをゾーンで捉えるようになった
- 分足を見ない
- 他人の損切りが何処にあるかを考える
- 負けたら別の事をして頭を冷やす
- まとめ
インジケーターを全部外した
私は『メタトレーダー4(以下MT4)』と言うチャートソフトを使用しているのですが、MT4には沢山のインジケーターがあります。インジケーターにはストキャスティクスやMACD・RSIと言ったメジャーなものから聞いた事ないようなマイナーなものまで実に沢山のインジケーターがあります。
インジケーターには不思議な力があって、インジケーターを追加すると何か勝てるような気がしてきて安心感を覚えたりするのです。
これは完全な錯覚で、実際には全然勝てるようにならないのですが、テクニカル分析を勉強→インジケーター探すのループにハマり込んでいました。このループを何周かした時点で『これじゃ絶対勝てるようにならない』と気付いてインジケーターを全部(厳密には日本時間を表示してくれるやつは使ってます)外しました。
ローソク足しか表示されてないので、最初は戸惑いましたが、すぐに慣れました。インジケーターを外す事のメリットは、とにかく相場を単純に見る事が出来るようになる事です。また、その副産物として、自分で水平線とかの補助線を引くようになり、今までインジケーター任せだった部分を自分で考えるようになります。これについては後述します。
サポレジと波を自分でチャートに書く
サポレジや波を手動で書き入れるようになりました。インジケーターを使っているとこういった部分はインジケ-ター任せなのですが、インジケーターを外した事で、それを自分で考えるようになりました。
『サポレジ』と『波』に加え『オーダー情報』も参考にしています。
オーダー情報については以下の記事をご参考下さい。
インジケーターを使っていると結局、誰かが考えた法則やシグナルに従って投資行動を取る事になっているのですが、自分でチャートにこれらを書きこむ事で『自分で考え自分で決める』と言う投資習慣がつきます。
これの何が良いのかと言うと仮に負けても、どういう思考でエントリーに至ったかが明確なので、トレードを振り返る際になぜ負けたのかの分析がし易いのです。
インジケーター頼みのエントリーは結局のところ、『インジケーターのサインに従ったから負けた』という事になりがちで、負けた事から得られる教訓が少なくなってしまう傾向があるのですが、『自分で考えて自分で決めた』場合、負けたとしてもより深く理由を洞察する事が出来、仮に負けても負けた事から得られる教訓も多く真の意味で負けを糧にして行く事が出来るというメリットがあります。
サポレジと波を分類するようになった
サポレジと波を時間足毎で分類するようにしました。
相場というのは『フラクタル構造』と言って、一種の入れ子構造になっているのですが、それを概念としては知っていても、相場観を立てる上であまり活用できていませんでした。
波をフラクタル構造で捉える為に波やサポレジを『これは日足の波、これは4時間足の波・・・』という風に厳密に分類するようになった事で、大小の波の方向性を利用したトレードが体現できるようになりました。
サポレジをゾーンで捉えるようになった
以前はサポレジを終値のみで捉えていましたが、サポートラインであれば終値~安値、レジスタンスラインであれば終値~高値という感じで直線ではなくゾーンとして捉えるようになりました。
これによって、エントリーを待てるようになりました。
サポレジをゾーンで捉えるためにMT4インジケーターを自作しました。
分足を見ない
私は元々スキャルパー気質とポジポジ病のケがあるのか、分足を見ているとポジりたい衝動に駆られて無駄なエントリーをしてしまう事もありました。そういう事もあり、見る最小の時間足を1時間足にしました。
トレードを長くやっていると『投機筋』の行動というモノが気になってきます。
実際のところはどうかわかりませんが、投機筋の売買単位は最小でも1億円単位で、50億円位のポジションを持つ事は日常茶飯事だというような話も聞きます。1分足とか5分足と言った短い時間足の中での値動きは、こうした投機筋がポジションを取っただけで動いてしまいます。
そういう人達と同じオフィスで働いていれば別ですが、私は自分の部屋でトレードをしているので、そういう投機筋の動きに便乗して勝ち続ける事はほぼ不可能です。
1分足や5分足の値動きは投機筋等の巨額のお金を動かしている人達のバイアスがかかった値動きと言うように思え、相場全体の意思のようなものがチャートに反映されてくるのには1時間程度の時間が必要と考えているというのもあります。
スキャルパーの人には怒られそうですが、そういった理由で分足を全く見なくなりました。
他人の損切りが何処にあるかを考える
よく優位性のあるポイント等と言った言い方をする事があります。優位性のあるポイントと言うのは平たく言えば、『みんなが買うポイント』あるいは『みんなが売るポイント』の事だと思います。
損切りポイントは、『今まで買っていた人が売るポイント』『今まで売っていた人が買うポイント』なので、『みんなが買うポイント』あるいは『みんなが売るポイント』になりやすいのです。そこで仕掛けない手は無いと思い、そういうポイントを考える事に時間を割くようになりました。
逆説的に言うと損切りがウマくなると必然的に他人の損切りポイントを見つける目も養われてくるので、損切りの技術を磨くという事でもあります。
負けたら別の事をして頭を冷やす
以前の私は、負けると『取り返したい』と言う気持ちが強くなってしまって、間髪入れずに再エントリーして大きく負けてしまうという癖がありました。
後から考えると何でエントリーしたんだか分からないようなところで仕掛けて傷口を広げていました。
チャートを見ていると取り返したい気持ちからエントリーしてしまうので、負けた時はAVを鑑賞・・・じゃないじゃない、哲学書などを読んで心を落ち着けてから、再度相場に向かうようにしています。
まとめ
FXで勝てるようになるきっかけを見つける為には、運とか思い付きではなく、自己分析が重要です。
手法面に問題があるのか?負けた時の対応なのか?マインドなのか?
もし、今勝てていないというトレーダーの方は、まずはご自身を見つめ直してみましょう。