特定の時間帯に形成されたレンジのブレイクをマーカーで表示するMT4インジケーター「SDX-ZoneBreakout」
更新日時:2020年04月03日 04:52本格的なブレイクアウトが起こると、価格はしばらく同じ方向に動き続けるため、うまくブレイクアウトを捉えることができれば、大きな利益を上げることができます。
「SDX-ZoneBreakout」は、ブレイクアウトが発生する可能性のある水準を表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
デイトレードやスキャルピングなどの短期取引を行っている方
レンジのブレイクアウトを捉えたい方
EUR/USDやGBP/USDを取引している方
この記事ではそういった方のため、「SDX-ZoneBreakout」について解説していきます。
SDX-ZoneBreakoutの概要
「SDX-ZoneBreakout」を起動すると、4時間の間に形成されたレンジを検出して、カーキ色のラインで表示します。
また、価格がレンジをブレイクすると、ブレイクした箇所に黄色のマーカーを表示します。
このインジケーターは検出したレンジを、そのまま表示しているわけではなく、ノイズでシグナルが出ないように少し広めに表示しています。
どの程度広げて表示するのかは、パラメーターで調整可能です。
インジケーターの開発者によると、「SDX-ZoneBreakout」は、海外のネット掲示板に書き込まれた「Simple Combined Breakout System for EUR/USD and GBP/USD」という記事をもとにしているとのことですが、このページは削除されてしまったようです。
また、EUR/USDとGBP/USDのための手法となっていますので、使用する際は留意しておきましょう。
SDX-ZoneBreakoutを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
SDX-ZoneBreakoutのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
SDX-ZoneBreakoutのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
DoEntryAlerts |
アラートの有効/無効 初期値:false trueに設定するとアラートが有効になります。 |
TimeZoneOfData |
タイムゾーン 初期値:2 グリニッジ標準を基準に、レンジを検出するタイムゾーン設定します。 |
PipsForEntry |
エントリー水準の値幅 初期値:5 検出したレンジにここで設定した値幅を加えて、インジケーターを表示します。 |
「TimeZoneOfData」は、タイムゾーンを設定するための項目で、1に設定した場合はGMT+1、2に設定した場合はGMT+2のタイムゾーンが適用されます。
「PipsForEntry」は検出したレンジを、どの程度広げて表示するのかを設定するための項目で、値を大きくするほど表示するレンジの幅が広くなります。
まとめ
「SDX-ZoneBreakout」について解説しましたが、以下に要点をまとめておきます。
設定した時間帯に検出したレンジを表示する。
検出したレンジを価格がブレイクすると黄色いマーカーが表示される。
EUR/USDとGBP/USD用のインジケーター。
「SDX-ZoneBreakout」は、日足より短い時間足の短期的なレンジのブレイクを、捉えたい方に向いているインジケーターです。
EUR/USD・GBP/USD用となっているため、インジケーターを使用できる通貨ペアが限られてしまいますが、どちらも取引が盛んな通貨ペアですので、インストールしておけば活用できる場面があるかもしれません。