レンジのブレイクが発生しそうな水準を表示するMT4インジケーター「SDX-ZoneBreakout2」
更新日時:2020年04月05日 10:12レンジのブレイクアウトを捉えるためには、チャート上に形成されたレンジを探す必要があります。
「SDX-ZoneBreakout2」は、特定の時間帯の値動きをもとにレンジを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
デイトレードやスキャルピングがメインの方
EUR/USDやGBP/USDをよく取引する方
レンジのブレイクアウトでエントリーしたい方
この記事ではそういった方のために、「SDX-ZoneBreakout2」について解説します。
SDX-ZoneBreakout2の概要
「SDX-ZoneBreakout2」を起動すると、4時から8時までの値動きにもとづくレンジが表示されます。
価格がレンジをブレイクしたポイントには、黄色いマーカーが表示されます。
値動き検出する時間帯は、初期設定の状態ではGMT+2に設定されていますが、パラメーターから変更可能です。
表示されるレンジについては、4時から8時のレンジをベースにしているものの、そのままの値幅で表示しているわけではなく、若干広めに表示されます。
インジケーターの開発者によるとこのインジケーターは、EUR/USDとGBP/USD向けになっているとのことですので留意しておきましょう。
また、動意の薄い相場ではダマしが多くなるため注意が必要です。
SDX-ZoneBreakout2を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
SDX-ZoneBreakout2のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
SDX-ZoneBreakout2のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「SDX-ZoneBreakout2」のパラメーターは、アラームに関する項目とタイムゾーンを設定する項目、レンジの幅を調整するための項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
DoEntryAlerts |
アラートの有効/無効 初期値:false trueに設定するとアラートが有効になります。 |
TimeZoneOfData |
タイムゾーン 初期値:2 グリニッジ標準時を基準にレンジを検出するタイムゾーン設定します。 |
PipsForEntry |
エントリー水準の値幅 初期値:5 検出したレンジにここで設定した値幅を加えて、インジケーターを表示します。 |
「DoEntryAlerts」はアラートの有効/無効にするための項目で、初期設定ではアラートが無効になっていますので、必要な場合はtrueに変更しましょう。
「TimeZoneOfData」はインジケーターに適用するタイムゾーンを設定するための項目で、1に設定した場合はGMT+1、2に設定した場合はGMT+2というように、GMTを基準に設定します。
「PipsForEntry」は、レンジの幅を調整するための項目で、大きな値に設定するほどレンジの幅も広くなります。
まとめ
「SDX-ZoneBreakout2」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
4時間の値動きにもとづいてレンジを表示する。
レンジがブレイクされたポイントには黄色いマーカーを表示する。
EUR/USDとGBP/USD向けのインジケーター。
アラート機能も使用できる。
「SDX-ZoneBreakout2」は、ブレイクアウトを狙った取引ができそうな水準を、分析したい方に向いているインジケーターです。
インジケーターの性質上、日足より長い時間足では使用できませんので、デイトレードやスキャルピングなどの短期取引向けのインジケーターといえます。
EUR/USDとGBP/USD用となっていますので、これらの通貨ペアをよく取引する方は、一度試してみてはいかがでしょうか。