標準偏差にもとづく2つのチャネルを表示するMT4インジケーター「StandardDeviationChannel」
更新日時:2020年11月14日 11:52MT4にはチャネルラインを引くためのツールが標準で実装されていますが、手動で行くのは面倒だと感じたことはないでしょうか。
「StandardDeviationChannel」は、チャネルラインを自動的に表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
チャンネルを用いた手法で取引している方
チャンネルラインを手動で引くのは面倒だと感じている方
この記事では上記のような方のために、「StandardDeviationChannel」について解説します。
StandardDeviationChannelの概要
インジケーターを起動すると、水色のラインでチャネルが表示されます。
実線はチャネルライン、点線はチャネルの中間水準を示すラインです。
「StandardDeviationChannel」は、標準偏差にもとづいてチャンネルの幅を決定しています。
内側のチャネルラインは偏差1、外側のチャネルラインは偏差2のラインです。
それぞれの偏差はパラメーターから変更できるので、チャネルの幅を調整したい場合は偏差の値を変更しましょう。
StandardDeviationChannelを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
StandardDeviationChannelのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
StandardDeviationChannelのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
InputStarBar |
開始バー 初期値:0 インジケーターの算出期間を開始する場を設定します。 |
InputCalcBars |
算出期間 初期値:120 インジケーターの算出期間を設定します。 |
f1 |
インナーチャネルの偏差 初期値:1.0 インナーチャネルの幅を設定します。 |
f2 |
アウターチャネルの偏差 初期値:2.0 アウターチャネルの幅を設定します。 |
「InputStarBar」は、インジケーターの算出を開始する場を設定するための項目で、0に設定した場合は直近のバーから計算を実行します。
「InputCalcBars」はインジケーターの算出期間を設定するための項目です。
120に設定した場合は、ローソク足120本分の期間の値動きにもとづいてインジケーターを算出します。
「f1」と「f2」はチャネルの幅を設定するための項目で、大きな値に設定すること幅が広くなります。
まとめ
「StandardDeviationChannel」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
チャネルを自動的に表示する。
標準偏差にもとづいてチャネルの幅は決定される。
「StandardDeviationChannel」は、手動でチャネルを弾いている方に向いているインジケーターです。
チャネルを手動で表示するのは面倒だと感じている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。