ボラティリティの変化に対応可能なチャネルを表示するMT4インジケーター「STARC_Bands1」
更新日時:2020年11月14日 11:56ボラティリティの変化に対応できるチャネルがあればと考えたことはないでしょうか。
「STARC_Bands1」は、移動平均線とATRをベースにしたチャネルで、次のような方に向いています。
ボラティリティの変化に対応可能なチャンネルを探している方
チャンネルを用いた手法で取引している方
上記のような方のためにこの記事では、「STARC_Bands1」について詳しく解説します。
STARC_Bands1の概要
インジケーターを起動すると、チャート上に赤色のラインでチャネルが表示されます。
白いラインはチャネルの基準となる移動平均線です。
「STARC_Bands1」は以下の方法で算出されます。
MiddleLine=「MA_Period」期間指数平滑移動平均
UpperLine=MiddleLine+(「KATR」×ATR)
LowerLine=MiddleLine-(「KATR」×ATR)
ATRを使用することで、ボラティリティの変化に対応できるようになっています。
チャートの背景色を白に設定している場合、背景と同化して移動平均線が見えなくなるので留意しておきましょう。
STARC_Bands1を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
STARC_Bands1のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
STARC_Bands1のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
MA_Period |
移動平均線の算出期間 初期値:6 チャネルの反応速度が変化します。 |
ATR_Period |
ATRの算出期間 初期値:15 ATRの算出期間を設定します。 |
KATR |
ATR係数 初期値:2 チャネルの幅が変化します。 |
Shift |
シフト 初期値:1 インジケーターのオフセットを設定します。 |
UpperColor |
アッパーラインの色 初期値:Red アッパーラインの表示色を設定します。 |
MiddleColor |
ミドルラインの色 初期値:White ミドルラインの表示色を設定します。 |
LowerColor |
ロワーラインの色 初期値:Red ロワーラインの表示色を設定します。 |
「MA_Period」はチャネルの基準となる移動平均線の算出期間を設定するための項目で、設定した値に応じて値動きに対するチャネルの反応速度が変化します。
「ATR_Period」はATRの算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定すると長期的なボラティリティがインジケーターに反映されます。
「KATR」はATRに乗算する係数を設定するための項目です。
大きな値に設定するほど表示されるチャネルの幅が広くなります。
まとめ
「STARC_Bands1」の特徴をまとめると以下のようになります。
ATRと係数でチャネルの幅を調整している。
相場のボラティリティの変化に対応可能なチャネルを表示する。
「STARC_Bands1」は、相馬のボラティリティが変化しても、機能し続けるチャネルを探している方に向いているインジケーターです。
実際の取引で使用する前に、どの程度がうまく機能するのか確認した上で使用した方が良いでしょう。