値動きの方向と相対的なボリュームを基にしたオシレーターを表示するMT5インジケータ-「VZO」
更新日時:2019年03月22日 06:46
同じ方向に同じで値幅で価格が動いた二つの場面を比較する時、ボリューム以外の条件が全て同じであれば、値動きにボリュームが伴っている方が、テクニカル的には力強い値動きであると考えられています。
そのためボリュームを考慮した数多くのインジケーターが開発されており、「VZO」もその中の一つで、値動きの方向と相対的なボリュームをもとにしたオシレーターです。
「VZO」は以下の方法によって算出されます。
VPは値動きに対応したボリュームを示す値で、直近の終値と前の終値を比較し、増加している場合にはボリュームは正の値になり、減少している場合のボリュームは負の値になります。
AvgVol=ボリュームの指数平滑移動平均
AvgVP=VPの指数平滑移動平均
VZO=(AvgVP/AvgVP)×100
VZOを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでVZOが表示されました。
VZOのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
Period |
インジケーターの算出期間 |
Extreme overbought |
極度の買われ過ぎ水準 |
Overbought |
買われ過ぎ水準 |
Oversold |
売られ過ぎ水準 |
Extreme oversold |
極度の売られ過ぎ水準 |
初期設定ではインジケーターの算出期間は6、極度の買われ過ぎ/売られ過ぎ水準がそれぞれ60と-60、買われ過ぎ/売られ過ぎ水準は40と-40に設定され、サブウィンドウ上に青緑色のラインとして表示されます。
インジケーターの値が20と-20の内側で推移している場合、相場が動意薄である可能性を示しており、40~60で推移している場合は強気相場である可能性を示し、-40~-60で推移している場合は弱気相場である可能性を示しています。
また、インジケーターの値が60を超えている場合は強気相場が終わる可能性を示しており、反対に-60を下回っている場合は弱気相場が終わる可能性を示しています。
ノイズが多いインジケーターなので、相場の反転を捉えたい場合は他のオシレーターと組み合わせて使用することをおすすめします。
この記事をシェアする
関連記事
- 2021年01月06日 07:48 投資と投機の比率をヒストグラムとして表示するMT5インジケータ-「InvestorsVsSpeculatorsDelta」
- 2020年06月17日 12:37 価格の変化とボリュームを考慮したオシレーターを表示するMT5インジケーター「ad」
- 2020年06月16日 01:11 ボリュームの変化に応じてバーの色が変化するMT5インジケーターを表示する「colorbars」
- 2020年06月13日 10:03 移動平均線の変化とボリュームをもとに買いと売りの力関係を表示するMT5インジケーター「force_index」
- 2020年06月12日 11:06 ボリュームと価格をもとにトレンドの加速を予測するMT5インジケーターを表示する「marketfacilitationindex」
- 2020年06月08日 09:37 ボリュームをもとにトレンドを分析するMT5インジケーターを表示する「obv」
- 2020年06月06日 02:29 終値の変化率とボリュームをもとにトレンドを分析するMT5インジケーターを表示する「pvt」
- 2020年03月07日 03:07 値動きの方向とボリュームをローソク足で表示するMT5インジケーター「k_iupdown」
- 2019年11月14日 03:05 ボリュームが変化する速度を表示するMT5インジケーター「vroc」
- 2019年03月14日 05:26 正規化したイントラデイ・インセンシティを表示するMT5インジケータ-「Normalized_Intraday_Intensity_Oscillator」