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値動きの方向と相対的なボリュームを基にしたオシレーターを表示するMT5インジケータ-「VZO」

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VZOスクリーンショット

ボリュームを考慮してトレンドを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「VZO」は、上記の機能を備えたインジケーターで次のような方に向いています。

  1. ボリュームを考慮してトレンドを分析したい方

  2. トレンドの有無を分析したい方

  3. トレンドが終わる兆候を分析したい方

この記事では、「VZO」について詳しく解説します。

  1. VZOの概要
  2. VZOを表示する方法
  3. VZOのパラメーター解説
  4. まとめ

VZOの概要

同じ方向に同じで値幅で価格が動いた二つの場面を比較する時、ボリューム以外の条件が全て同じであれば、値動きにボリュームが伴っている方が、テクニカル的には力強い値動きであると言われています。

そのためボリュームを考慮した数多くのインジケーターが開発されており、「VZO」もその中の一つで、値動きの方向と相対的なボリュームをもとにしたオシレーターです。

「VZO」は以下の方法によって算出されます。

VPは値動きに対応したボリュームを示す値で、直近の終値と前の終値を比較し、増加している場合にはボリュームは正の値になり、減少している場合のボリュームは負の値になります。

AvgVol=ボリュームの指数平滑移動平均

AvgVP=VPの指数平滑移動平均

VZO=(AvgVP/AvgVP)×100

極度の買われ過ぎ/売られ過ぎ水準がそれぞれ60と-60、買われ過ぎ/売られ過ぎ水準は40と-40に設定され、サブウィンドウ上に青緑色のラインとして表示されます。

インジケーターの値が20と-20の内側で推移している場合、相場が動意薄である可能性を示しており、40~60で推移している場合は強気相場、-40~-60で推移している場合は弱気相場である可能性を示唆しています。

また、インジケーターの値が60を超えている場合は強気相場が終わる可能性を示しており、反対に-60を下回っている場合は弱気相場が終わる可能性を示しています。

VZOを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

VZOのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

VZO

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

VZOのパラメーター解説

VZOパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「VZO」のパラメーターは算出期間を設定するための項目と、買われ過ぎ・売られ過ぎ水準を設定するための項目で構成されています。

入力項目 入力内容

Period

算出期間

初期値:6

移動平均の算出期間を設定します。

Extreme overbought

極度の買われ過ぎ水準

初期値:60

強気相場が終わる可能性を判定する水準を設定します。

Overbought

買われ過ぎ水準

初期値:40

強気相場の発生を判断する水準を設定します。

Oversold

売られ過ぎ水準

初期値:-40

弱気相場の発生を判断する水準を設定します。

Extreme oversold

極度の売られ過ぎ水準

初期値:-60

弱気気相場が終わる可能性を判定する水準を設定します。

「Period」はインジケーターの算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定すると長期的な価格とボリュームがVZOに反映されます。

「Overbought」「Oversold」は、トレンドの有無を判断する水準を設定するための項目で、任意の値に変更できます。

「Extreme overbought」「Extreme oversold」は、極端な買われ過ぎ・売られ過ぎ水準を設定するための項目です。

任意の値に設定できますが、「Overbought」「Oversold」より外側に設定する必要があります。

まとめ

「VZO」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

  1. 値動きの方向と相対的なボリュームをもとに算出される。

  2. 40から60で推移している場合は強気相場、-40から-60で推している場合は弱気相場。

  3. 60や-60を超えた場合はトレンドが終わる可能性を示しています。

「VZO」は、ボリュームを考慮してトレンドの有無を分析したい方に適したインジケーターです。

ノイズが多いインジケーターなので、相場の反転を捉えたい場合は他のオシレーターと組み合わせて使用することをおすすめします。