値動きが転換しそうなポイントに矢印を表示するMT5インジケーター「stodiv」

更新日時：2022年10月18日 18:22

値動きが転換しそうなポイントを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「stodiv」は、フラクタルとストキャスティクスをもとに、値動きが転換しそうなポイントにマーカーを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. 値動きの転換を捉えたい方

2. 逆張り系の手法を使用している方

この記事では、「stodiv」について詳しく解説します。

1. stodivの概要
2. stodivを表示する方法
3. stodivのパラメーター解説
4. まとめ

stodivの概要

「stodiv」を起動すると、チャート上に矢印が表示されます。

値動きが上に転換しそうなポイントには、上向きの緑色の矢印を表示。

反対に値動きが下に転換しそうなポイントには、下向きの赤紫色の矢印を表示します。

シンプルなインジケーターなので、シグナルの解釈で困るケースは少ないでしょう。

stodivを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

stodivのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「Bars, used to search fractals」は、フラクタルで値動きを検出する期間を設定するための項目です。

30に設定した場合、ローソク足30本分の期間が対象となります。

「Threshold level in points」は、シグナルを表示する閾値を設定するための項目です。

小さな値に設定すると、シグナルが表示される頻度が低くなります。

「KPeriod」「DPeriod」「Slowing」は、ストキャスティクスの％K、%D、スローイングの期間を設定するための項目です。

設定した値に応じて、ストキャスティクスの反応速度が変化します。

「MA_Method」は、ストキャスティクスの算出に用いる移動平均の種類を設定するための項目です。

デフォルトの状態では単純移動平均に設定されていますが、指数平滑移動平均や平滑化移動平均に変更することもできます。

「Price_field」は、適用価格を設定するための項目です。

インジケーターの算出に用いる価格を指定します。

まとめ

「stodiv」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

1. フラクタルとストキャスティクスにもとづいて反転のシグナルを表示する

2. 下方転換のシグナルは赤紫色の矢印で表示

3. 上方転換のシグナルは緑色の矢印で表示

「stodiv」は、値動きが転換しそうなポイントを探したい方に向いているインジケーターです。

トレンド相場では、ダマしのシグナルが頻繁に出るため注意が必要です。