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ダイバージェンスで相場の転換を分析するオシレーターを表示するMT5インジケーター「wpr_hist」

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wpr_histスクリーンショット

値動きの転換を、早い段階で分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「wpr_hist」は、値動きの転換を分析するためのオシレーターで、次のような方に向いています。

  1. 値動きの転換を早い段階で捉えたい方

  2. 逆張り系の手法を使用している方

以上のような方のためにこの記事では、「wpr_hist」について解説します。

  1. wpr_histの概要
  2. wpr_histを表示する方法
  3. wpr_histのパラメーター解説
  4. まとめ

wpr_histの概要

「wpr_hist」を起動すると、サブウィンドウ上に水色・茶色・緑色のヒストグラムが表示されます。

インジケーターの値が40を超えた後に減少した場合は、茶色のヒストグラムが表示され、-40を下回った後に増加した場合は緑色のヒストグラムが表示されます。

「wpr_hist」は、ウィリアムズ%Rがベースになっており、算出方法も通常のウィリアムズ%Rと基本的には同じですが、ウィリアムズ%Rの値に応じて50を加算して算出されます。

そのため、通常のウィリアムズ%Rが50を軸に0~-100%で表示されるのに対し、「wpr_hist」は0を軸に-55~55で表示されます。

ウィリアムズ%Rをベースにしているため、値動きの反応が速く短期的な値動きの転換の分析に向いていますが、その分ノイズも多いため注意が必要です。

インジケーターの値が40を超えている場合は買われ過ぎの状態で、値動きが下方に反転する可能性を示しています。

一方、-40を下回っている場合は売られ過ぎの状態で、値動きが上方に反転する可能性を示しています。

「wpr_hist」をダイバージェンスを見つけるのに適しているとされ、ダイバージェンスをシグナルとして使用した方が精度は高いようです。

wpr_histを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

wpr_histのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

wpr_hist

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

wpr_histのパラメーター解説

wpr_histパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「wpr_hist」のパラメーターは、インジケーターの算出期間を設定する項目のみのシンプルな構成になっています。

入力項目 入力内容

InpWPRPeriod

期間

初期値:30

ウィリアムズ%Rの算出期間を設定します。

「InpWPRPeriod」は、ウィリアムズ%Rの算出期間を設定するための項目で、小さな値に設定すると値動きに対する反応が俊敏になりますがノイズも多くなります。

反対に大きな値に設定した場合、ノイズが少なくなりますが値動きへの反応は緩慢になります。

まとめ

「wpr_hist」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

  1. インジケーターの値が40を超えている場合は買われ過ぎの状態で、値動きが下方に転換する可能性を示している。

  2. インジケーターの値が-40を下回っている場合は売られ過ぎの状態で、値動きが上方に転換する可能性を示している。

  3. ダイバージェンスをシグナルとして使用するとうまく機能しやすい。

「wpr_hist」は、短期的な値動きの転換を分析したい方に向いているインジケーターです。

買われ過ぎ水準や売られ過ぎ水準への到達を、シグナルとして使用するとダマしが多くなるため、ダイバージェンスをシグナルとして使用するようにしましょう。

早い段階で値動きの転換を捉えられるインジケーターを探している方は、一度試してみていはいかがでしょうか。