トレードで負ける理由は「主観」だった|相場観の作り方(祈るな、観ろ)
更新日時:2026年02月18日 20:20トレードで負ける理由は、手法やインジケーター以前に「主観が相場観に混入してしまう」ことが原因になっているケースが多いです。
この記事では、主観が混ざる典型パターン(他人任せ/妄想/焦燥感)と、そこから抜け出すための「現象を観測する」考え方を、図解で整理します。
※本記事は教育目的の情報整理です。投資判断はご自身の責任で行ってください。相場は損失が発生する可能性があります。
- 主観が負けを作る
- 相場観の根拠を整理する
- 主観が混ざる3パターン
- 主観が招く悪循環と対処
- 相場には"反対側"がいる
- 現象を冷静に観る=事実を言葉にする
- 相場は期待を考慮しない
- 最後に:祈るな、観ろ
- まとめ:再現性チェック
主観が負けを作る
「上がってくれ」「下がってくれ」と祈った瞬間、あなたはもう相場を見ていません。見ているのは、自分の都合です。
主観が混ざると、相場観の"軸"がぶれます。軸がぶれたまま判断すると、勝っても再現できず、負けが積み上がりやすくなります。
ポイント:問題は"感情があること"ではなく、感情や思い込みを根拠に判断してしまうことです。
相場観の根拠を整理する
まず自分の中で、「上がりそう/下がりそう」の根拠がどこにあるかを分解します。
根拠は大きく3つに分かれます。
チャートの事実(確認できるもの)
意見・ニュース(ストーリーになりやすい)
感情(焦り/取り返し/恐怖)
このうち「チャートの事実」を軸にしないと、判断が不安定になりやすいです。
主観が混ざる3パターン
主観①:権威に乗る(他人任せ)
誰かの発言(権威・インフルエンサー・有名アナリスト等)を「そのまま採用」すると、判断のロジックが自分の中に残りません。
情報収集はOKでも、相場観は自分のロジックで作る必要があります。
参考:ダウ理論で目線を決める
主観②:物語に乗る(ニュース)
ニュースは納得しやすく、「上がるはず/下がるはず」を作りやすい材料です。
ただし相場は、ストーリーどおりに動くとは限りません。むしろ逆に動くこともあります。
主観③:感情フィルター(焦り/取り返し)
「取り返したい」「今入らないと...」が根拠になると、判断がブレやすいです。
感情は誰にでもありますが、感情が"根拠"になると、相場観が歪みます。
参考:ポジポジ病の対策
主観が招く悪循環と対処
負けが引き金になり、焦り→エントリー増→さらに負け...という悪循環に入りやすくなります。
このループは、資産だけでなくメンタルも削ります。
対処:24時間ルール
負け直後は判断が歪みやすいので、いったん"相場から距離"を取ります。
24時間、チャートを開かない
見たくなったら外に出る(気分の切り替え)
スマホに取引ツールを入れない(衝動エントリー防止)
狙い:冷静さを取り戻し、「自分の形」が来るまで待てる状態に戻す。
相場には"反対側"がいる
相場には、常に反対側の立場の人がいます。
あなたが買うなら、売っている誰かがいます。反対側から見れば、あなたが「おかしい」と感じる値動きが"当然"のこともあります。
ここで大事なのは「優しさ」ではありません。判断材料を増やすために、相手の心理=状況を想像する、という話です。
相手が逃げていく兆候 → 追撃の一手
相手が嵩にかかって攻めてくる → 身をかわす(回避)
状況によっては合流して攻めに回る
現象を冷静に観る=事実を言葉にする
"現象を冷静に観る"とは、難しいことではありません。事実のみを言葉にすることです。
たとえば、
「上がるはず」=主観(思い込み/期待)
「陽線が確定した」=現象(確認できる事実)
現象は曲げられない。予想は何度でも修正していい。
相場は期待を考慮しない
ストーリーや個人の思惑や期待がどうであっても、相場はそれを考慮しません。
投資は最後の最後、予想(上がる/下がる)を元に入るしかありません。しかし勝ち負けは、その先の「現実(現象)」で決まります。
だからこそ、現象を観測する姿勢がないと、予想の先にある未来を現実にしにくい、という話になります。
最後に:祈るな、観ろ
あなたがチャートを見ている時、祈ってしまっていませんか?
「上がってくれ」「下がってくれ」と祈った瞬間、あなたはもう相場を見ていません。自分の都合を見ているだけです。
相場は祈りには反応しませんが、正しい行動には結果で答えてくれます。
祈るな、観ろ。この言葉を胸に、明日からのチャートに向き合ってみてください。
まとめ:再現性チェック
最後に、相場観が"主観寄り"になっていないか、再現性の観点でチェックします。
この相場観で勝てていますか?(たまたまではない)
再現性はありますか?(説明できる根拠がある)
同じ状況なら、同じ判断ができますか?
自信がないなら、主観寄りの可能性があります。いったん「現象(事実)」に立ち返るのが安全です。
この記事の内容はYouTubeでも図解つきで解説しています(復習用)。
