FXで何やっても勝てなくて、やったコト

FXの環境認識のやり方:日足→4時間足→1時間足で売買方針を決める手順

更新日時:2026年02月11日 04:35

投資における環境認識って、そもそも「何をどうすればいいか分からない」という方もいると思います。

僕はかなりシンプルにやっています。

やることは、日足→4時間足→1時間足で波を描いて、今日の行動指針を「買う」「売る」「何もしない」の三択から決めるだけです。

この記事では、この三択を毎日ブレずに決めるために、僕が毎日やっている「FX 環境認識のやり方(手順)」を記事用に整理して解説します。

  1. FX環境認識の基本:戦略を決める(エントリーは戦術)
    1. この記事の範囲:環境認識(方針決め)だけに絞る
    2. 結論:環境認識は「買う/売る/何もしない」
  2. FX環境認識の前提:トレンド/トレンドレス/壁(サポレジ)を最短で整理
  3. FX環境認識で波を描く理由:ダウ理論を"視覚化"する
    1. 波を描くと迷いが減る理由(トレンドが見える)
  4. FX環境認識の手順:日足→4時間足→1時間足(マルチタイムフレーム)
    1. なぜ日足→4時間足→1時間足なのか(役割分担)
    2. 毎日やるほど危ない:環境認識の"作業化"
  5. 日足で決める環境認識:買う/売る/何もしないの基準
  6. 見送る環境認識:鮮度(時間×壁までの距離)で判断する
    1. 鮮度の見方:時間と壁までの余白
    2. 距離の結論:RRが取れないなら見送る
  7. 環境認識の最終確認:根拠ある利確線・損切り線→リスクリワード
    1. pips固定はしない:根拠ラインでTP/SLを決める
    2. リスクリワードの判断:揃わないなら見送る
  8. 環境認識がブレる原因:予断を捨てて毎日更新する
    1. 予断リセットの手順:波を更新→結論を出す
  9. 環境認識チェックリスト:5項目で「買う/売る/何もしない」を決める
    1. チェックリスト5つ:日足/4H/1H+鮮度+RR
    2. IF-THEN表:買う/売る/何もしないの決め方
    3. 3行メモの書き方:環境認識を作業化しないテンプレ
  10. FX環境認識のよくある失敗:症状→原因→対処
  11. FX環境認識のFAQ:日足/4H/1H・鮮度・見送りの質問
  12. 環境認識の注意点:指標・選挙など大型イベントで崩れる例外
  13. まとめ:FX環境認識のやり方(動画+関連記事)

FX環境認識の基本:戦略を決める(エントリーは戦術)

環境認識とは、投資行動を取る前に「戦略」を決める作業です。

一方で、エントリーは戦術です。戦術が良くても戦略がズレていたら勝ちにくい。逆に戦略が大きくズレていなければ、戦術が多少拙くても勝てることがあります。

投資の環境認識

この記事の範囲:環境認識(方針決め)だけに絞る

この記事は「環境認識(方針決め)」に絞ります。エントリーの形(パターン集)には踏み込みません。

結論:環境認識は「買う/売る/何もしない」

日足→4時間足→1時間足で波を描いて、今日の行動指針を「買う」「売る」「何もしない」の三択から決めます。

FX環境認識の前提:トレンド/トレンドレス/壁(サポレジ)を最短で整理

最低限知っておくべき事
  • 上昇トレンド:安値・高値が切り上がっている

  • 下落トレンド:高値・安値が切り下がっている

  • トレンドレス:どっちでもない(方向が出ていない)

  • 壁:サポート/レジスタンス(反応しやすい可能性がある場所)

※前提の最小手順は別記事にまとめています:FX初心者必見:水平線・波の描き方(最小手順)

「波の描き方」「壁(サポレジ)の引き方」の最小手順は別記事で解説している前提で、ここでは深掘りしません。

FX環境認識で波を描く理由:ダウ理論を"視覚化"する

僕が波を描く理由は、相場を"視覚化"したいからです。

波を描かないと、トレンドがあるのか?あるなら上昇なのか?下落なのか?トレンドがないならレンジなのか?が、ぼやけてきます。

波を描くと、文字通り相場の形が見えてきます。

波を描く理由

波を描くと迷いが減る理由(トレンドが見える)

波が視覚化されると、買うのか?売るのか?何もしないのか?の三択が決まります。波を描かないのは、地図を持たずに航海するのと同じです。

波の描き方で迷う場合は、型を3つに整理したこちらも参考にどうぞ:チャートに波を書く3つの方法

FX環境認識の手順:日足→4時間足→1時間足(マルチタイムフレーム)

  • 1. 日足の波を描く

  • 2. 4時間足の波を描く

  • 3. 1時間足の波を描く

この3枚のチャートの波の形を見て、それぞれの時間足の波が、上向きなのか、下向きなのか、トレンドレスなのかを視覚化します。

3つの時間足を評価

なぜ日足→4時間足→1時間足なのか(役割分担)

  • 日足:今日の基本方針(買い/売り/見送り)の土台

  • 4時間足:日足に対して逆行しているのか、合致しているのかを整理

  • 1時間足:エントリータイミングを取るのに使います

毎日やるほど危ない:環境認識の"作業化"

毎日やっても労力は大したことない一方で、慣れて"作業"になりやすい。ここが落とし穴です。

日足で決める環境認識:買う/売る/何もしないの基準

  • 日足が上昇トレンドなら:基本方針は「買い」

  • 日足が下落トレンドなら:基本方針は「売り」

  • 日足がトレンドレスなら:「何もしない」

迷うなら見送る。見送るのも立派な判断です。

この「目線の決め方」をもう少し深掘りしたい方はこちら:ダウ理論で目線を決める:もう迷わない考え方

見送る環境認識:鮮度(時間×壁までの距離)で判断する

  • 条件1:日足がトレンドレス

  • 条件2:日足にトレンドがあっても、時間が経ちすぎている(鮮度が落ちている)

鮮度の見方は2つ。まず時間(トレンドが始まってどれくらい経ってるか)。次に距離(次の壁までどれくらい余白があるか)です。

鮮度チェック

鮮度の見方:時間と壁までの余白

  • 時間:トレンド発生から時間が経つほど、崩れる可能性が上がる

  • 距離:次の壁が近いほど、伸びしろが少ない可能性がある

距離の結論:RRが取れないなら見送る

距離を突き詰めると、「根拠ある利確/損切を置いた結果、RRが取れないなら見送る」に収束します。

環境認識の最終確認:根拠ある利確線・損切り線→リスクリワード

"壁が近いなら見送る"と言っても、pips数で機械的に決めているわけではありません。

僕が見るのは、利確の線と損切りの線を、どっちも"根拠があるライン"に置けるかどうかです。

pipsで機械的に判断はしない

pips固定はしない:根拠ラインでTP/SLを決める

  • 利確:目標になる壁(根拠のある利確ライン)

  • 損切:この形が崩れたら撤退する線(根拠のある損切ライン)

リスクリワードの判断:揃わないなら見送る

根拠ラインで置いた結果としてRRが確保できるならGO。揃わないなら見送る。これが基準です。

環境認識がブレる原因:予断を捨てて毎日更新する

日足以上のトレンドはそうそう変わらないので、毎日やっていると「どうせ変わってないだろ」と適当にやってしまうことがあります。

だから僕は、いったんリセットします。

予断を捨てる

予断リセットの手順:波を更新→結論を出す

  • 昨日の結論をいったん捨てる

  • 現在までの値動きを反映して、波を追加・更新する

  • 切り上げ/切り下げ/トレンドレスを再評価し、必要なら目線を決め直す

環境認識チェックリスト:5項目で「買う/売る/何もしない」を決める

環境認識チェックリスト

チェックリスト5つ:日足/4H/1H+鮮度+RR

  • 1) 日足:切り上げ?切り下げ?トレンドレス?

  • 2) 4時間足:逆行してる?合致してる?

  • 3) 1時間足:形が整ってる?

  • 4) 次の壁まで距離はある?(鮮度:時間×距離)

  • 5) 根拠ある利確線・損切り線が置けて、RRが確保できる?

これで最後に「買う/売る/何もしない」。揃わないなら見送る。迷うなら見送る。

IF-THEN表:買う/売る/何もしないの決め方

判定 YES NO
日足に方向がある? 上昇→買い / 下落→売り トレンドレス→何もしない
鮮度がある?(時間×距離) 次へ 何もしない(見送り)
根拠ラインでTP/SLを置けてRRが取れる? 方針OK(準備完了) 何もしない(見送り)

3行メモの書き方:環境認識を作業化しないテンプレ

毎日やるからこそ、短くメモして「作業化」を防ぎます。

日足:___(上昇/下落/トレンドレス) 次の壁:___ 鮮度:___
4H :___(逆行/合致/曖昧)      注目:___
1H :___(整ってる/未完成)     RR:___(取れる/取れない)

FX環境認識のよくある失敗:症状→原因→対処

  • 症状:環境認識が作業になって雑になる → 原因:慣れ → 対処:3行メモで言語化

  • 症状:昨日の結論に引っ張られる → 原因:予断 → 対処:いったん捨てて波を更新

  • 症状:壁が近いのに触ってしまう → 原因:入る理由探し → 対処:根拠ライン→RRで取れないなら見送る

  • 症状:迷っているのに入る → 原因:見送る基準が弱い → 対処:揃わないなら見送るを徹底

FX環境認識のFAQ:日足/4H/1H・鮮度・見送りの質問

Q. FX環境認識は毎日やる必要がありますか?(初心者向け)

A. 毎日やるべきです。ただし作業化しやすいので、3行メモで雑にならないようにします。

Q. 日足がトレンドレスのときは本当に何もしない?

A. 僕は基本的に見送ります。迷いが増える局面で無理にやらない方が守りになります。

Q. 4時間足と1時間足がバラバラのときは見送るべき?

A. ボクのトレードは、日足のトレンドと4時間足のトレンドが一旦逆行→再度合致でエントリーが基本です。1時間足の役割はエントリーに至る最後のタイミングを取るために使います。1時間足を使ったエントリーのタイミングは4時間足のトレンドの方向との合致以外にもレンジブレイクやダマシの利用など、タイミングを取る方法は沢山あるため、必ずしも見送りではありません。

Q. 鮮度(距離)はpipsで決める?RRで決める?

A. pipsで機械的に決めず、根拠ラインで利確/損切を置いた結果としてRRが取れるかで判断します。

Q. 予断リセット(目線の固定化)が難しいです

A. だからこそ毎回いったん捨てて波を更新します。昨日の正解が今日の敵になることがあります。

環境認識の注意点:指標・選挙など大型イベントで崩れる例外

選挙・要人発言などの大型イベントでは前提が一気に崩れることがあります。環境認識を更新し直し、迷うなら見送ります。

まとめ:FX環境認識のやり方(動画+関連記事)

  • 環境認識は戦略を決める作業

  • 日足→4時間足→1時間足で波を描き、三択を出す

  • 鮮度(時間×距離)と、根拠ライン→RRで見送る判断をする

  • 毎日やるからこそ予断を捨てて更新する

  • 最後はチェック5つ。揃わないなら見送る

この記事の内容はYouTubeでも図解つきで解説しています(復習用)。

環境認識の実例(毎日更新)

背景の理論(必要な人だけ)

【執筆者】くろろん(FX投資家 / YouTuber)

2013年からFX開始。インジケーターを全部外し、ダウ理論・サポレジで判断基準を解説しています。当サイトはXMを含むアフィリエイトを利用する場合があります。投資判断は自己責任で、取引には元本割れ等のリスクがあります。