マルチタイムフレーム分析対応のパラボリックSARを表示するMT4インジケーター「Parabolic_trendchaser」
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マルチタイムフレーム分析に対応できるパラボリックSAR系のインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Parabolic_trendchaser」は、上記の機能を備えたインジケーターで次のような方に向いています。
マルチタイムフレーム分析を取り入れている方
パラボリックSARをよく使用する方
インジケーターのシグナルを見逃した経験がある方
この記事では「Parabolic_trendchaser」について詳しく解説します。
Parabolic_trendchaserの概要
「Parabolic_trendchaser」を起動すると2種類のドットが表示されます。
上昇トレンドでは青色のドットが表示され、下降トレンドでは赤色のドットが表示されます。
トレンドの方向によって色が変わるため、MT4標準のパラボリックSARと比較して視認性が向上している点も特徴です。
また、アラート機能もついているので、転換のシグナルを見逃す可能性も下げられるでしょう。
インジケーターに適用する時間枠は、パラメーターで指定できます。
Parabolic_trendchaserを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Parabolic_trendchaserのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Parabolic_trendchaserのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
AlertsEnabled |
アラートの有効・無効 初期値:false trueに変更するとアラートが有効になります。 |
Step |
加速因子 初期値:0.06 パラボリックSARが加速する間隔を設定します。 |
Maximum |
極大値 初期値:0.2 パラボリックSARの最大値を設定します。 |
Precision |
精度 初期値:7 小数点以下の桁数を設定します。 |
TimeFrame |
時間枠 初期値:0 インジケーターを算出する時間枠を設定します。l |
「AlertsEnabled」は、アラートの有効・無効を設定するための項目です。
デフォルトの状態ではfalseに設定されており、アラートは無効になっていますが、trueに変更するとアラートが有効になります。
「Step」と「Maximum」は、パラボリックSARを加速させるペースを設定するための項目です。
大きな値に設定すると加速のペースが速くなり、小さな値に設定すると遅くなります。
「Precision」は、「Parabolic_trendchaser」の算出結果の小数点以下の桁数を設定するための項目です。
桁数を増やすほど、より高い精度でパラボリックSARを算出します。
「TimeFrame」は、インジケーターに適用する時間枠を設定するための項目です。
0に設定した場合は、チャートの時間枠が適用されます。
「TimeFrame」は分単位で設定する必要があり、5分足を適用する場合は5、1時間足の場合は60、日足の場合は1440を入力します。
もちろん、週足や月足を適用することもできます。
まとめ
「Parabolic_trendchaser」の特徴をまとめると以下のようになります。
アラート機能つきのパラボリックSAR
任意の時間枠を適用できる
「Parabolic_trendchaser」は、マルチタイムフレーム分析対応のパラボリックSARを探している方に向いているインジケーターです。
チャートの設定とは異なる時間枠で算出したパラボリックSARを表示したい方は利用するとよいでしょう。