ティックチャートに2本のトレンドラインを表示するMT4インジケーター「Ticker_FATL_SATL」
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ティックチャート上に、トレンドラインを表示できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Ticker_FATL_SATL」は、上記の機能を備えたインジケーターで次のような方に向いています。
ティックチャートを使用している方
スキャルピングを行っている方
短期的な値動きの方向を分析したい方
以上のような方のためにこの記事では、「Ticker_FATL_SATL」について解説します。
Ticker_FATL_SATLの概要
「Ticker_FATL_SATL」は、ティックチャート上にFATL(Fast Adaptive Trend Line)という価格への反応が速いトレンドラインと、SATL(Slow Adaptive Trend Line)という遅行型のトレンドラインを表示するインジケーターです。
インジケーターを起動すると、サブウィンドウ上にグレーのラインで価格を表示し、FATLが赤色のライン、SATLが青色のラインで表示されます。
FATLは38期間前から直近のティックそれぞれに固有の値を乗算して合計したもので、SATLは64期間中のティックそれぞれに固有の値を乗算した値を合計して算出されます。
使い方は移動平均線に類似していますが、FATLとSATLは平均ではなくローパスフィルターをもとにしたもので、ノイズも単純移動平均線より少ないと言われています。
FATLは短期的なトレンド、SATLは長期的なトレンドを示しており、FATLがSATLより上で推移している場合は、上昇トレンド発生の可能性を示唆しています。
反対にFATLがSATLより下で推移している場合は、下降トレンド発生の可能性を示唆しています。
Ticker_FATL_SATLを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Ticker_FATL_SATLのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Ticker_FATL_SATLのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
CountBars |
初期値:1000 インジケーターを表示する範囲を設定します。 |
「CountBars」は、インジケータを表示する期間を設定するための項目で、50に設定した場合、バー50本分の範囲にのみインジケーターを表示します。
まとめ
「Ticker_FATL_SATL」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
ティックチャート上にFATL(Fast Adaptive Trend Line)とSATL(Slow Adaptive Trend Line)を表示する。
FATLは短期的なトレンド、SATLは長期的なトレンドを示している。
FATLがSATLより上で推移している場合は上昇トレンド、FATLがSATLより下で推移している場合は、下降トレンドが発生している可能性がある。
「Ticker_FATL_SATL」は、ティックチャート上のトレンドを分析したい方に、向いているインジケーターです。
スキャルピングで取引している方にとっては、ちょうど良いインジケーターなのではないでしょうか。