ティックチャートに中央価格を表示するMT4インジケーター「Tick_Chart_+_Median」
更新日時：
チャート上にティック表示できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Tick_Chart_+_Median」は、サブウィンドウにティックチャートを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
ティックチャートをよく使用する形
短期取引を行っている方
この記事では上記のような方のために、「Tick_Chart_+_Median」について解説します。
Tick_Chart_+_Medianの概要
「Tick_Chart_+_Median」は一般的なティックチャートと異なり、BidとAskの価格に加え、中央価格(Median)も表示します。
「Tick_Chart_+_Median」の各ラインは以下の方法で算出されます。
Bid＝Bidの価格＋「width」×小数点以下の桁数
Ask＝Askの価格－「width」×小数点以下の桁数
Median＝(Bid＋Ask)/2
「Tick_Chart_+_Median」ではBid価格を青色のライン、Ask価格を赤色のラインで表示し、中央価格をグレーのラインで表示します。
ティックチャートはレートが更新されるたびに、チャートの描写が更新されるため、チャートのグリッドに表示されている時間と、「Tick_Chart_+_Median」上の経過時間は一致しない点に留意しておきましょう。
Tick_Chart_+_Medianを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Tick_Chart_+_Medianのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加（インストール）の手順を説明ページを作ってみました。追加（インストール）手順が分からないという方はご参考下さい。
Tick_Chart_+_Medianのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
| 入力項目 | 入力内容 |
period |
期間 初期値：2000 ティックチャートを表示する期間を設定します。 |
width |
振り幅 初期値：50 レートの表示位置を調整するための乗数を設定します。 |
「period」は、ティックチャートの表示期間を設定するための項目です。
直近のティックだけ確認できれば良いという場合は、小さな値に変更しましょう。
「width」は、価格の表示位置を調整するための項目で、大きな値に設定するほどBidとAskが離れた位置に表示されます。
まとめ
「Tick_Chart_+_Median」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
ティックチャート上に、Bid・Ask・中央価格(Median)を表示する。
Bidを青いライン、Askを赤いライン、中央価格をグレーのラインで表示する。
インジケーターを起動した直後はレートが表示されない。
「Tick_Chart_+_Median」は、ティック単位の中央価格を確認したい方に向いているインジケーターです。
スキャルピングなどの短期取引を行なっている方であれば、活用できる場面があるのではないでしょうか。