ATRを用いて加重した2つのCCIをベースにしたトレンドフォロー系のオシレーターを表示するMT4インジケーター「Weighted_WCCI」
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通常のCCIは、1本のラインで構成されるオシレーターですが、この記事でご紹介する「Weighted_WCCI」は2種類のCCIを同時に表示するインジケーターです。
「Weighted_WCCI」次のような方に向いています。
サイクルにもとに買われ過ぎ/売られ過ぎを分析したい方
トレンドの有無を分析したい方
以上のような方のためにこの記事では、「Weighted_WCCI」について解説します。
Weighted_WCCIの概要
インジケーターを起動するとサブウィンドウ上に、CCIとヒストグラムが表示され、CCIが水色の太いライン、TCCIが緑色の細いライン、ヒストグラムが緑色で表示されます。
「Weighted_WCCI」は、以下の方法で算出されます。
Kw=weight×7期間ATR/49期間ATR
CCI=「CCIp」期間CCI×Kw
TCCI=「TCCIp」期間CCI×Kw
「weight」が0の場合は、「CCIp」期間CCIと「TCCIp」期間CCIがそのまま表示されます。
買われ過ぎ/売られ過ぎを観察するといった使い方も、もちろんできますが、MACDのようにトレンドの観察にも使用できる点が、通常のCCIとは異なっています。
インジケーターの値が100を超えている場合は上昇トレンド、-100を下回っている場合は下降トレンドが発生した可能性を示唆しています。
Weighted_WCCIを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Weighted_WCCIのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Weighted_WCCIのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
TCCIp |
TCCI算出期間 初期値:30 TCCIの反応速度が変化します。 |
CCIp |
CCI算出期間 初期値:13 CCIの反応速度が変化します。 |
overbslevel |
買われ過ぎ/売られ過ぎ水準 初期値:200.0 買われ過ぎ/売られ過ぎ水準を判断する水準を設定します。 |
triglevel |
トレンド水準 初期値:100.0 トレンドが発生したと判断する水準を設定します。 |
alert_level |
アラート水準 初期値:200.0 アラート有効にする閾値を設定します。 |
weight |
加重乗数 初期値:0.0 Kwの被乗数を設定します。 |
maxbars |
インジケーターを表示する最大期間 初期値:500 インジケーターをチャート上に表示する期間を設定します。 |
「overbslevel」は、買われ過ぎ/売られ過ぎを判断する水準を設定するための項目です。
初期設定では買われ過ぎが200、売られ過ぎ水準が-200に表示されます。
「triglevel」はトレンドの有無を判断する水準を設定するための項目です。
100に設定した場合、サブウィンドウの100と-100の水準に水平なラインが表示されます。
「Weighted_WCCI」というインジケーター名ではありますが、初期設定の「weight」は0に設定されており、加重していない状態のCCIが表示されますので、必要な場合はパラメーターを変更しましょう。
まとめ
「Weighted_WCCI」の特徴をまとめると以下のようになります。
2つのCCIをサブウィンドウ上に表示する。
CCIが水色の太いライン、TCCIが緑色の細いラインで表示される。
100・-100を超えている場合はトレンドが発生した可能性を示唆している。
「Weighted_WCCI」は、相場のサイクルをもとにトレンドの有無を分析したい方に向いているインジケーターです。
実際の取引で使用する前に、どの程度うまく機能するのか、十分にテストすることをおすすめします。