買われすぎ・売られ過ぎを判断することができるMT4インジケーター『CCI』
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相場のサイクルを考慮して、取引する方法はないだろうかと考えたことはないでしょうか。
「CCI」は、相場のサイクルに着目したオシレーターの一種で、次のような方に向いています。
相場の転換を捉えたい方
相場のサイクルを考慮して取引したい方
この記事では上記のような方のために、「CCI」について解説していきます。
CCIの概要
CCI (コモディティ・チャネル・インデックス)は、為替変動の一手のサイクルに注目し、買われすぎ・売られ過ぎを判断することができるインジケーターで、RSIと似た特徴を持ちますが、天井と底が無いという点が大きな違いです。
具体的なエントリー方法は割愛させていただきますが、基本的には、+100以上から-100以下になると下降トレンドの始まり、逆に-100以下から+100以上になると上昇トレンドの始まりを示唆するといわれています。
具体的な計算方法は以下の通りです。
中値=(高値+安値+終値)÷3
中値平均=14日間の中値の平均
絶対偏差=(中値-中値平均)の絶対値
CCI=(中値-中値平均)÷(0.015×(14日間の絶対偏差の平均))
終値をもとに算出されるインジケーターが多いですが、「CCI」では中値が用いられるため、比較的ノイズが少なくなっています。
CCIを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
CCIのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
CCIのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「CCI」のパラメーターは、インジケーターの算出期間を設定する項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
CCIPeriod |
CCIの期間 初期値:14 CCIの算出期間を設定します。 |
「CCIPeriod」は、CCIの算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほど長期的なサイクルが反映されます。
値を大きくした場合、短期的な値動きに対する反応が鈍くなりますので留意しておきましょう。
まとめ
「CCI」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
相場のサイクルにもとづいて買われすぎ/売られすぎを判断するためのインジケーター。
+100以上から-100以下になると下降トレンドの始まりを示唆する。
-100以下から+100以上になると上昇トレンドの始まりを示唆する。
「CCI」は、トレンドの転換を分析したい方に向いているインジケーターです。
RSIなどのオシレーターと同様に、買われすぎ/売られすぎ水準へ到達が、シグナルになるという点は共通しているため、同じタイプのインジケーターを使用したことがある方であれば、使い方に戸惑うことも少ないでしょう。
相場のサイクルを考慮して取引したい方は、一度試してみてはいかがでしょうか。