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トレンド・もち合い相場を判定するオシレーターを表示するMT5インジケーター「iVAR」

更新日時:2021年11月22日 04:56

iVARスクリーンショット


現在の相場がトレンドなのか、もち合い相場なのか判断に迷った経験はないでしょうか。


「iVAR」は、トレンドの有無を表示するオシレーターで、次のような方に向いています。


  1. 現在の相場がトレンドなのかもち合い相場なのか判断に迷った経験がある方

  2. 使用している手法がうまく機能する環境にあるかどうかを確認したい方


上記のような方のためにこの記事では、「iVAR」について解説します。


  1. iVARの概要
  2. iVARを表示する方法
  3. iVARのパラメーター解説
  4. まとめ

iVARの概要


「iVAR」を起動すると、0.5を軸とするオシレーターが表示されます。


このインジケーターは、相場の状況を判断するために考案されたインジケーターです。


「iVAR」は、フラクタル分析にもとづいてトレンドの有無を表示しています。


通常フラクタルの分析にはハースト指数が用いられますが、「iVAR」では変化指数を使用します。


そのため、ハースト指数を使用した場合と比較して、少ない情報量でフラクタルの分析が可能です。


インジケーターの値が0.5未満の場合は、トレンドが発生している可能性を示しています。


反対に0.5を上回っている場合は、もち合い相場に入った可能性を示しています。


また、インジケーターの値が周囲と比較して極端に低下している場合、トレンドの終わりが近づいていることを示唆しています。


極端にインジケーターの値が高まっている場合は、トレンドが始まる可能性を示唆するシグナルです。


インジケーターの値が0.5付近で推移している場合、相場の状況が定まっていない状態です。


iVARを表示する方法


まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

iVARのダウンロード先は以下となります。


※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。


iVAR


MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。


MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法


iVARのパラメーター解説


iVARパラメーター画像


インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。


「iVAR」のパラメーターは、1項目のみのシンプルな構成になっています。


入力項目 入力内容

период индикатора

対数


初期値:5


対数をとる値を設定します。


「период индикатора」は、対数をとる値を設定するための項目です。


デフォルトの値より大きく設定すると、長期的な値動きがインジケーターに反映されます。


反対に小さな値に設定すると、短期的な値動きが反映されます。


極端に小さな値に設定すると、インジケーターの値が頻繁に0.5と交差して分析が難しくなるので注意しましょう。


まとめ


「iVAR」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。


  1. インジケーターの値が0.5未満の場合はトレンドが発生した可能性を示している

  2. インジケーターの値が0.5を超えている場合は持ち合い相場になっている可能性を示している

  3. インジケーターの値が極端に低い場合はトレンドが終わる可能性を示唆している

  4. インジケーターの値が極端に高い場合はトレンドが始まる可能性を示唆している


「iVAR」は、現在の相場がトレンドなのかレンジなのかを分析したいに向いているインジケーターです。


自身が使用している手法がうまく機能する環境にあるかどうかを、確認したい場合などに活用できるのではないでしょうか。