重要度の高いフラクタルだけを表示するMT5インジケーター「utterfractals」
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重要度の高いフラクタルだけを検出してくれるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「utterfractals」は、値動きの構造を考慮したフラクタルを表示するインジケーターで次のような方に向いています。
重要度の高いフラクタルだけを確認したい方
フラクタルをよく使用する方
波動分析を取り入れている方
以上のような方のためにこの記事では、「utterfractals」について解説します。
utterfractalsの概要
「utterfractals」を起動すると、チャート上に矢印が表示されます、
インジケーターによって検出されたピークには緑色の上向きの矢印、ボトムには下向きのピンクの矢印が表示されます。
「utterfractals」では、フラクタルによって検出されたピークやボトムをそのまま表示しているわけではありません。
通常、フラクタルでは左右の数本のローソク足の高値や安値と比較してピーク・ボトムを検出しています。
「utterfractals」では、フラクタルが1箇所ピークやボトムを検出すると、左右のローソク足では両隣のバーのみを考慮してピーク・ボトムを判定します。
そのため、通常のフラクタルと比較すると、表示されるマーカーの数が少なくなる傾向にあります。
utterfractalsを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
utterfractalsのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
utterfractalsのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
History observation depth in bars |
表示範囲 初期値:1000 フラクタルを表示する範囲を設定します。 |
Upper fractal symbol code |
ピークに表示するマーカー 初期値:217 ピークに表示するマーカーの種類を設定します。 |
Lower fractal symbol code |
ボトムに表示するマーカー 初期値:218 ボトムに表示するマーカーの種類を設定します。 |
「History observation depth in bars」は、フラクタルを表示する範囲を設定するための項目です。
1,000に設定した場合、直近のローソク足から1,000本前のローソク足の範囲までフラクタルが表示されます。
「Upper fractal symbol code」は、フラクタルで検出したピークに表示するマーカーの種類を設定するための項目です。
マーカーの種類を番号で指定します。
「Lower fractal symbol code」は、フラクタルで検出したボトムに表示するマーカーの種類を設定するための項目です。
「Upper fractal symbol code」と同様に、番号でマーカーを指定します。
まとめ
「utterfractals」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
通常のフラクタルとは異なり、値動きとの関連性が薄いと考えられるフラクタルは表示されない
ビーク・ボトムを検出した左右のバーでは、両隣のバーだけを考慮してピークを検出
「utterfractals」は、重要度の高いフラクタルだけを確認したい方に向いているインジケーターです。
フラクタルをよく使用する方は、一度試してみるとよいでしょう。