トレンドの方向を2色の矢印で表示するMT5インジケーター「bykovtrend」
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価格が向かっている方向を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「bykovtrend」は、ウィリアムズ%Rをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの方向を分析したい方
トレンドフォロー型の手法を使用している方
シグナルがわかりやすいインジケーターを探している方
上記のような方のためにこの記事では、「bykovtrend」について解説します。
bykovtrendの概要
「bykovtrend」を起動すると、2色の矢印がチャート上に表示されます。
「bykovtrend」は、ウィリアムズ%Rが閾値を超えるとシグナルに応じた矢印を表示する仕組みのインジケーターです。
上昇トレンドを検出した場合は、上向きの黄緑色の矢印を表示します。
反対に下降トレンドを検出した場合は、下向きの赤紫色の矢印を表示します。
保ち合い相場では矢印の方向が頻繁に切り替わるため、使用する際は注意しましょう。
パラメーターで矢印を表示する位置を変更できるので、必要な場合は調整しましょう。
また、トレンド相場のプルバックで矢印が表示される場合もあるので、ほかのインジケーターと組み合わせて使用する必要があります。
bykovtrendを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
bykovtrendのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
bykovtrendのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「bykovtrend」のパラメーターは、インジケーターの算出期間を設定するための項目と、閾値を設定するための項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
RISK |
閾値 初期値:3 ウィリアムズ%Rでトレンドを判定する閾値を設定します。 |
SSP |
算出期間 初期値:9 インジケーターの算出期間を設定します。 |
「RISK」は、トレンドを判定する閾値を設定するための項目です。
大きな値に設定するほど、矢印が表示される頻度が低くなります。
「SSP」はインジケーターの算出期間を設定するための項目です。
長い期間に設定するほど、長期的な値動きにもとづいて矢印を表示します。
まとめ
「bykovtrend」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
ウィリアムズ%Rをもとにトレンドの方向を矢印で表示する
上昇トレンドを検出すると上向きの黄緑色の矢印を表示する
下降トレンドを検出すると下向きの赤紫色の矢印を表示する
シグナルを表示する閾値はパラメーターで調整できる
「bykovtrend」は、トレンドの方向を分析したい方に向いているインジケーターです。
ダマしのシグナルもそれなりに表示されるため、「bykovtrend」単体で使用するのは避けた方がよいでしょう。
使用する前にバックテストを実施して、シグナルの精度を確認する必要がありそうです。
シグナルが分かりやすいので、シグナルの解釈で迷うことはないでしょう。