2つの通貨ペアの買値や売値、スプレッドなどを一覧で表示するMT4インジケーター「SayaView」

更新日時：2020年03月06日 1:29

サヤ取りとは、2つの銘柄の価格差の変化を利用して利益を上げる手法で、サヤ取りで取引するためには常に2つの銘柄の価格差を把握しておく必要があります。

「SayaView」は、チャートに表示している通貨ペアと、指定した通貨ペアの価格を一覧表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. サヤ取りを行っている方

2. 2種類の通貨ペアの価格を比較したい方

上記のような方のためにこの記事では、「SayaView」について解説します。

1. SayaViewの概要
2. SayaViewを表示する方法
3. SayaViewのパラメーター解説
4. まとめ

SayaViewの概要

「SayaView」を起動するとチャートの左上に、現在表示中の通貨ペアのレートと比較する通貨ペアのレートがそれぞれ表示されます。

レートはbidとaskの両方が表示されるほか、スプレッドも表示されます。

また、レート情報の下部には、レートを配信しているサーバーが設置されている地域の時刻と、MT4を表示しているデバイスが存在している地域の時刻が表示されます。

初期設定の状態では表示されませんが、比較対象の通貨ペアの高値、安値、始値、終値を表示することもできます。

通貨ペアのレートを簡単に比較できるため、「SayaView」はMT4でサヤ取りの分析を行いたい方にとっては、試してみる価値のあるインジケーターと言えそうです。

SayaViewを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

SayaViewのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「SetCurrency」は、比較する通貨ペアを設定するための項目ですが、チャートに表示している通貨ペアと同じ通貨ペア名を入力すると、インジケーターが正常に動作しませんので留意しておきましょう。

インジケーターの不具合か筆者の環境によるものかは不明ですが、初期設定では「View_Bid」は非表示の設定になっているものの、チャートにbidのレートが表示されてしまいます。

まとめ

「SayaView」を使用する際のポイントを以下にまとめておきます。

1. 2つの通貨ペアのレートをチャート上に一覧で表示する。

2. askとbidのほか、高値、安値、始値、終値のレートも表示できる。

「SayaView」は、2つの通貨ペアのレートの変化を観察して、サヤ取りしたい方に向いているインジケーターです。

このインジケーターのみでエントリーのタイミングを分析するのは難しいため、ほかのインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。